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公開番号2025106705
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-16
出願番号2024000214
出願日2024-01-04
発明の名称シート搬送装置及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類B65H 9/14 20060101AFI20250709BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】レジローラ対に突き当てられたシートにより形成されるループのループ量を適正化する。
【解決手段】第1搬送経路P1の合流部17に合流する第2搬送経路P2と、第1搬送経路P1におけるレジローラ対13と合流部17との間に位置する第1検知位置S1aにおいてシートSの先端を検知する第1センサS1と、第1検知位置S1aとレジローラ対13との間に位置する第2検知位置S2aにおいてシートSの先端を検知する第2センサS2と、第1センサS1によりシートSの先端が検知されてから第2センサS2によりシートSの先端が検知されるまでの時間である検知時間に基づいて、停止した状態のレジローラ対13に向けて第1プレレジローラ対11又は第2プレレジローラ対12によりシートSを搬送する搬送量を調整してシートSのループ量を調整する制御部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
シートをシート搬送方向に搬送する第1搬送経路と、
前記第1搬送経路に配置され、前記シート搬送方向におけるシートの下流端に当接してシートの斜行を補正した後に、シートを挟持して搬送するレジストレーションローラ対と、
前記第1搬送経路に配置され、シートを前記レジストレーションローラ対に搬送する第1搬送ローラ対と、
前記第1搬送経路において前記レジストレーションローラ対と前記第1搬送ローラ対との間に設けられた合流部に合流する第2搬送経路と、
前記第2搬送経路に配置され、前記合流部から前記第1搬送経路を介して前記レジストレーションローラ対にシートを搬送する第2搬送ローラ対と、
前記第1搬送経路における前記レジストレーションローラ対と前記合流部との間に位置する第1検知位置においてシートの先端を検知する第1センサと、
前記第1検知位置と前記レジストレーションローラ対との間に位置する第2検知位置においてシートの先端を検知する第2センサと、
前記第1センサによりシートの先端が検知されてから前記第2センサによりシートの先端が検知されるまでの時間である検知時間に基づいて、停止した状態の前記レジストレーションローラ対に向けて前記第1搬送ローラ対又は前記第2搬送ローラ対によりシートを搬送する搬送量を調整してシートのループ量を調整する制御部と、を備える、
ことを特徴とするシート搬送装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記制御部は、
第1シートが搬送されたときに前記ループ量が第1ループ量になるように調整し、
前記第1シートと同じ搬送経路を前記第1シートとはシート種が異なる第2シートが搬送されたときに前記ループ量が前記第1ループ量とは異なる第2ループ量になるように調整する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記検知時間と、搬送するシートに関するシート情報と、に基づいて、前記ループ量を調整する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記検知時間に基づいて、停止した状態の前記レジストレーションローラ対に向けて前記第1搬送ローラ対又は前記第2搬送ローラ対によりシートを搬送する搬送速度を一定にしたままシートを搬送する時間であるループ形成時間を調整することによりシートの前記ループ量を調整する、
ことを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。
【請求項5】
前記シート情報は、シートのサイズ、坪量、種類のいずれか1つを含む情報である、
ことを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。
【請求項6】
前記第1搬送経路において前記レジストレーションローラ対と前記合流部との間に配置され、かつ、前記レジストレーションローラ対のニップ線に交差するガイド部材を備え、
停止した状態の前記レジストレーションローラ対に突き当てられたシートは、前記ガイド部材に沿って位置した後、更に搬送されることにより前記ガイド部材から離間する方向にループを形成する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項7】
前記第1搬送ローラ対のニップ線は、前記レジストレーションローラ対のニップ線に対して45度未満の傾斜を有し、
前記第2搬送ローラ対のニップ線は、前記レジストレーションローラ対のニップ線に対して45度を超える傾斜を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項8】
前記レジストレーションローラ対のニップ線は、鉛直方向に対して45度未満の傾斜を有する、
ことを特徴とする請求項7に記載のシート搬送装置。
【請求項9】
装置本体に収容され、シートが収容されるシート収容部と、
前記シート収容部に収容されたシートを前記第1搬送ローラ対に給送する第1給送部と、
前記装置本体に対して開閉自在であり、開いた状態で上面に積載されたシートを支持する手差しトレイと、
前記手差しトレイに支持されたシートを前記第2搬送ローラ対に給送する第2給送部と、を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項10】
請求項1に記載のシート搬送装置と、
前記レジストレーションローラ対により搬送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを搬送するシート搬送装置と、これを備えた画像形成装置と、に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置においては、シートと該シートに形成される画像との位置を合わせるために、搬送されるシートの斜行を補正する斜行補正機構が設けられている。斜行補正機構は、搬送されてくるシートが斜めになっている場合に真っ直ぐに姿勢を補正する機構である。斜行補正機構としては、レジストレーションローラ対と、レジローラ対よりシート搬送方向の上流に配置されたプレレジストレーションローラ対と、を有するものが知られている(特許文献1参照)。尚、レジストレーションローラ対は、以下、レジローラ対と称し、プレレジストレーションローラ対は、以下、プレレジローラ対と称する。
【0003】
この斜行補正機構では、プレレジローラ対により搬送されるシートの先端をレジストレーションセンサで検知した後に停止しているレジローラ対に突き当てて、更に、所定のループ量となるループを形成させてシートの先端部の斜行を補正する。斜行が補正された後のシートは、画像信号と同期したレジローラ対の駆動により、レジローラ対とプレレジローラ対とが同速度で搬送を開始し、画像形成部における二次転写部へ搬送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-127753号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された斜行補正機構では、レジストレーションセンサでシートを検知した後に該シートをプレレジローラ対がレジローラ対に突き当て、所定のループ量のループを形成するときに、以下の課題を発生する可能性がある。
【0006】
プレレジローラ対の所定の回転速度に対する実際に搬送されるシートの実搬送速度は、ばらつくことがあり一定ではない。その理由としては、例えば、シートの剛度やシートの表面性状、またシート搬送方向においてプレレジローラ対より上流側の搬送経路の断面形態に伴うシート搬送抵抗などが挙げられる。そのため、実搬送速度が想定の基準速度よりも低速になる可能性があり、この場合は斜行を補正するのに必要な所定のループ量よりも実際に形成される実ループ量が小さくなり、斜行補正が不十分になる虞がある。その結果、シートが斜めの状態で二次転写部へと搬送されてしまうことになり、シートに対して画像が斜めに形成されて画像形成精度が低下する虞がある。また、実搬送速度が基準速度よりも高速になる可能性がある。この場合は、ループ量が過大になってシートが搬送ガイドに強く当たることにより騒音が発生したり、ループ量が過大になりパス空間を埋め尽くしてシートに作用する負荷が局所的に大きくなって皺が発生する虞がある。
【0007】
本発明は、レジローラ対に突き当てられたシートにより形成されるループのループ量を適正化できるシート搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様は、シートをシート搬送方向に搬送する第1搬送経路と、前記第1搬送経路に配置され、前記シート搬送方向におけるシートの下流端に当接してシートの斜行を補正した後に、シートを挟持して搬送するレジストレーションローラ対と、前記第1搬送経路に配置され、シートを前記レジストレーションローラ対に搬送する第1搬送ローラ対と、前記第1搬送経路において前記レジストレーションローラ対と前記第1搬送ローラ対との間に設けられた合流部に合流する第2搬送経路と、前記第2搬送経路に配置され、前記合流部から前記第1搬送経路を介して前記レジストレーションローラ対にシートを搬送する第2搬送ローラ対と、前記第1搬送経路における前記レジストレーションローラ対と前記合流部との間に位置する第1検知位置においてシートの先端を検知する第1センサと、前記第1検知位置と前記レジストレーションローラ対との間に位置する第2検知位置においてシートの先端を検知する第2センサと、前記第1センサによりシートの先端が検知されてから前記第2センサによりシートの先端が検知されるまでの時間である検知時間に基づいて、停止した状態の前記レジストレーションローラ対に向けて前記第1搬送ローラ対又は前記第2搬送ローラ対によりシートを搬送する搬送量を調整してシートのループ量を調整する制御部と、を備えることを特徴とするシート搬送装置である。
【0009】
本発明の第2の態様は、シートをシート搬送方向に搬送する第1搬送経路と、前記第1搬送経路に配置され、前記シート搬送方向におけるシートの下流端に当接してシートの斜行を補正した後に、シートを挟持して搬送するレジストレーションローラ対と、前記第1搬送経路に配置され、シートを前記レジストレーションローラ対に搬送する第1搬送ローラ対と、前記第1搬送経路において前記レジストレーションローラ対と前記第1搬送ローラ対との間に設けられた合流部に合流する第2搬送経路と、前記第2搬送経路に配置され、前記合流部から前記第1搬送経路を介して前記レジストレーションローラ対にシートを搬送する第2搬送ローラ対と、前記第1搬送経路における前記レジストレーションローラ対と前記合流部との間に位置する検知位置においてシートの先端を検知することでシートの搬送速度を検知する検知部と、前記検知部により検知された搬送速度に基づいて、停止した状態の前記レジストレーションローラ対に向けて前記第1搬送ローラ対又は前記第2搬送ローラ対によりシートを搬送する搬送量を調整してシートのループ量を調整する制御部と、を備えることを特徴とするシート搬送装置である。
【0010】
本発明の第3の態様は、上記のシート搬送装置と、前記レジストレーションローラ対により搬送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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