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公開番号2025107495
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-17
出願番号2025082242,2021567678
出願日2025-05-15,2020-12-25
発明の名称受信装置
出願人日本放送協会
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 21/44 20110101AFI20250710BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザが視点位置を変更した場合、視点内挿に必要な映像信号を容易に特定可能とする。
【解決手段】撮影位置に応じてグループ分けされた映像信号を、撮像装置(10)の位置情報と共に送信装置(30b)から受信する受信装置(40b)は、送信装置から、グループのIDが付与された全ての映像信号を同時に受信する通信インターフェース(42)と、映像信号を復号し、且つユーザの視点位置を取得する制御部(43,45,47b,48b,50,52,53)とを備え、制御部は、ID変更を伴わない視点位置変更がある場合、ユーザの視点位置に対応する映像を生成するために必要な複数の映像信号を撮影した撮像装置の位置情報を特定し、位置情報に対応する復号映像を用いて視点内挿を行い、ID変更を伴う視点位置変更がある場合、新たな視点位置に対応する映像群の復号映像のうち、デフォルトの復号映像を取得する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
送信装置により送信された、異なる位置から撮影した複数の映像信号を、該映像信号を撮影した撮像装置の位置情報とともに受信する受信装置であって、
前記映像信号は撮影位置に応じて複数のグループにグループ分けされており、
前記送信装置から、前記グループを識別するためのIDが付与された全ての映像信号を同時に受信する通信インターフェースと、
前記映像信号を復号して復号映像を生成するとともに、ユーザの視点位置を取得する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記IDの変更を伴わない視点位置の変更がある場合には、前記ユーザの視点位置に対応する映像を生成するために必要となる複数の映像信号を撮影した撮像装置の位置情報を特定し、前記位置情報に対応する復号映像を用いて視点内挿を行い、
前記IDの変更を伴う視点位置の変更がある場合には、新たな視点位置に対応する映像群の復号映像のうち、デフォルトの復号映像を取得する、受信装置。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記複数のグループのうちの第1階層のグループは、当該受信装置において撮影位置とは異なる視点からの映像を生成するために用いられる複数の映像信号が属するグループである、請求項1に記載の受信装置。
【請求項3】
前記複数のグループのうちの第2階層のグループは、同一場所内で撮影された映像信号が属する、1以上の前記第1階層のグループである、請求項2に記載の受信装置。
【請求項4】
前記第1階層のグループに属する映像信号は、映像信号間の相関を用いた予測符号化による圧縮がなされている、請求項2又は3に記載の受信装置。
【請求項5】
前記ID及び前記映像信号は、ISO Base Media File Formatのファイルに格納される、請求項1から4のいずれか一項に記載の受信装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、映像信号を受信する受信装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
360度映像の発展系として、ユーザが好きな視点からの360度映像を見ることができる映像システムが検討されている。例えば、非特許文献1では、3DoF+(Degree of Freedom)としてユーザが座った状態で頭を動かした範囲の視点移動を伴う、あるいは6DoFとしてユーザが自由に動いた範囲の視点移動を伴う、「3Dイメージメッセージ」、「イマーシブ6DoFのストリーミング」などのユースケースが挙げられている。
【0003】
一般に、一つのカメラでは一つの視点からの映像が撮影される。複数のカメラで撮影した複数の映像(多視点映像)を用いることで、それらを撮影した位置の中間位置からの映像を生成することができる。これは、視点内挿、中間視点画像生成などと呼ばれる公知の技術である(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、あらかじめ決められた視点の360度映像信号などを格納するファイルフォーマットとして、非特許文献2にはOMAF(Omnidirectional Media Format)が規定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6306952号公報
【非特許文献】
【0006】
3GPP TR 26.928, "3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group SA WG4 Extended Reality in 5G; (Release 16)", ver 0.5.0, 2019-07
ISO/IEC 23090-2: 2019, “Information technology - Coded representation of immersive media - Part 2: Omnidirectional media format”
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
視点内挿では、異なる位置から撮影した複数の映像信号を用いて所望の視点からの映像を生成する。一方、6DoFのようにユーザが自由に動いた視点からの映像を見ることができるサービスのためには、多くの地点を中心に複数の映像を撮影し、視点内挿を行う必要がある。しかし、撮影した映像信号は互いに独立した信号であり、それらを関連付ける情報がない。OMAFでは固定視点の映像信号を格納できるが、視点を自由に動かした場合の複数の映像信号の処理はサポートされていない。そのため、受信端末は、どのような映像信号が存在し、それらの映像信号がどのように関係するかを特定する方法がなく、また、複数の映像信号を受信した場合、それらの映像信号をどのように関連付けるかを特定する方法がなかった。
【0008】
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、ユーザが視点位置を変更した場合に、視点内挿を行うために必要となる映像信号を容易に特定することが可能な受信装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一実施形態に係る受信装置は、送信装置により送信された、異なる位置から撮影した複数の映像信号を、該映像信号を撮影した撮像装置の位置情報とともに受信する受信装置であって、前記映像信号は撮影位置に応じて複数のグループにグループ分けされており、前記送信装置から、前記グループを識別するためのIDが付与された全ての映像信号を同時に受信する通信インターフェースと、前記映像信号を復号して復号映像を生成するとともに、ユーザの視点位置を取得する制御部と、を備え、前記制御部は、前記IDの変更を伴わない視点位置の変更がある場合には、前記ユーザの視点位置に対応する映像を生成するために必要となる複数の映像信号を撮影した撮像装置の位置情報を特定し、前記位置情報に対応する復号映像を用いて視点内挿を行い、前記IDの変更を伴う視点位置の変更がある場合には、新たな視点位置に対応する映像群の復号映像のうち、デフォルトの復号映像を取得する。
【0010】
一実施形態において、前記複数のグループのうちの第1階層のグループは、当該受信装置において撮影位置とは異なる視点からの映像を生成するために用いられる複数の映像信号が属するグループであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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