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公開番号
2025109238
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024002951
出願日
2024-01-12
発明の名称
オイルセパレータ及び冷凍装置
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類
F25B
43/02 20060101AFI20250717BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】遠心分離方式のオイルセパレータにおいて、内部に逆止弁を設けると共に、油分離効率の低下を抑制する。
【解決手段】オイルセパレータ50は、容器51と、圧縮機30の吐出冷媒を容器51の内部に流入させる入口管52と、少なくとも一部が容器51の内部に設けられ、吐出冷媒から油が分離されたガス冷媒を容器51から流出させる出口管53とを備え、容器51の内部において、出口管53の外周面53xは、容器51の内周面51cと対面し、出口管53は、逆止弁54を含み、逆止弁54は、直管部55、及び、直管部55より大径であり、容器51の内部に設けられる拡径部56を含み、直管部55は、拡径部56から下方に延びる下側直管部55bを含み、入口管52は、吐出冷媒を容器51の内部に流出させる開口部52aを有し、出口管53の延伸方向Xにおいて、開口部52aの存在範囲A1及び下側直管部55bの存在範囲A4が重複している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
円筒状の容器(51)と、
圧縮機(30)から吐出された吐出冷媒を前記容器(51)の内部に流入させる入口管(52)と、
少なくとも一部が前記容器(51)の内部に設けられ、前記吐出冷媒から油が分離されたガス冷媒を前記容器(51)から流出させる出口管(53A,53B)と、
を備え、
前記容器(51)の内部において、前記出口管(53A,53B)の外周面(53x)は、前記容器(51)の内周面(51c)と対面し、
前記出口管(53A,53B)は、逆止弁(54)を含み、
前記逆止弁(54)は、直管部(55)、及び、前記直管部(55)より大径であり、前記容器(51)の内部に設けられる拡径部(56)を含み、
前記直管部(55)は、前記拡径部(56)から下方に延びる下側直管部(55b)を含み、
前記入口管(52)は、前記吐出冷媒を前記容器(51)の内部に流出させる開口部(52a)を有し、
前記出口管(53A,53B)の延伸方向(X)において、前記開口部(52a)が存在する範囲(A1)、及び、前記下側直管部(55b)が存在する範囲(A4)は、重複する、オイルセパレータ(50A,50B)。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記容器(51)の内部において、前記開口部(52a)が存在する範囲(A1)、及び、前記拡径部(56)が存在する範囲(A3)は、前記出口管(53B)の延伸方向(X)において重複しない、請求項1記載のオイルセパレータ(50B)。
【請求項3】
前記開口部(52a)の下端、及び、前記下側直管部(55b)の下端は、前記出口管(53A,53B)の延伸方向(X)において45mm以上離間する、請求項1又は請求項2記載のオイルセパレータ(50A,50B)。
【請求項4】
前記開口部(52a)の開口面(52b)は、前記出口管(53A,53B)と対向しない、請求項1又は請求項2記載のオイルセパレータ(50A,50B)。
【請求項5】
前記開口部(52a)の開口面(52b)は、前記容器(51)の内周面(51c)との距離が最も小さい第1端点(P1)、及び、前記容器(51)の内周面(51c)との距離が最も大きい第2端点(P2)を含み、
前記第1端点(P1)を通り、かつ、前記出口管(53A,53B)の軸線(C)と交差する直線(Z)を基準として、
前記出口管(53A,53B)の軸線(C)の方向からみた前記第2端点(P2)は、
前記容器(51)の内部を旋回して流れる前記吐出冷媒の流れ方向(R)について、前記直線(Z)より上流側に位置する、請求項1又は請求項2記載のオイルセパレータ(50A,50B)。
【請求項6】
前記出口管(53A)は、前記拡径部(56)より下方に設けられるフィルタ(57)をさらに備え、
前記フィルタ(57)は、
前記出口管(53A)の延伸方向(X)における長さ(E)が、前記出口管(53)の配管径(D)よりも小さい、請求項1又は請求項2記載のオイルセパレータ(50A)。
【請求項7】
前記フィルタ(57)は、前記逆止弁(54)に設けられる、請求項6記載のオイルセパレータ(50A)。
【請求項8】
前記出口管(53B)は、前記下側直管部(55b)から下方に延びる延長管(59)をさらに備え、
前記フィルタ(57)は、前記延長管(59)に設けられる、請求項6記載のオイルセパレータ(50B)。
【請求項9】
請求項1又は請求項2記載の前記オイルセパレータ(50)を備える、冷凍装置(10)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、オイルセパレータ及び冷凍装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
冷凍装置は、室外機において、圧縮機から吐出された冷媒(吐出冷媒)から油を分離するオイルセパレータを備える。オイルセパレータは、重力分離方式、遠心分離方式等のタイプが存在する(特許文献1参照)。一般的に、オイルセパレータから外部に延びる出口配管は、逆止弁を備える。
【0003】
従来、冷凍装置において、室外機のコンパクト化を図るために、オイルセパレータ周りの配管を簡素化することが検討されている。逆止弁をオイルセパレータの内部に設ける構成は、オイルセパレータ周りの配管の簡素化に有効であると考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-008810号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
遠心分離方式のオイルセパレータは、内部に逆止弁を設けた場合、油分離効率の低下が懸念される。
【0006】
本開示は、遠心分離方式のオイルセパレータにおいて、内部に逆止弁を設けると共に、油分離効率の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本開示のオイルセパレータは、円筒状の容器と、圧縮機から吐出された吐出冷媒を前記容器の内部に流入させる入口管と、少なくとも一部が前記容器の内部に設けられ、前記吐出冷媒から油が分離されたガス冷媒を前記容器から流出させる出口管と、を備える。前記容器の内部において、前記出口管の外周面は、前記容器の内周面と対面する。前記出口管は、逆止弁を含む。前記逆止弁は、直管部、及び、前記直管部より大径であり、前記容器の内部に設けられる拡径部を含む。前記直管部は、前記拡径部から下方に延びる下側直管部を含む。前記入口管は、前記吐出冷媒を前記容器の内部に流出させる開口部を有する。本開示のオイルセパレータは、前記出口管の延伸方向において、前記開口部が存在する範囲、及び、前記下側直管部が存在する範囲は、重複する。
【0008】
上記構成のオイルセパレータは、容器内を流れる冷媒ガスの圧損を低減することができる。これにより、遠心分離方式のオイルセパレータにおいて、内部に逆止弁を設けると共に、油分離効率の低下を抑制することができる。
【0009】
(2)前記(1)の態様のオイルセパレータにおいて、前記容器の内部において、前記開口部が存在する範囲、及び、前記拡径部が存在する範囲は、前記出口管の延伸方向において重複しないと好ましい。
【0010】
上記構成のオイルセパレータは、容器内を流れる冷媒ガスの圧損を低減することができる。これにより、遠心分離方式のオイルセパレータにおいて、内部に逆止弁を設けると共に、油分離効率の低下を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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