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公開番号2025108233
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024002030
出願日2024-01-10
発明の名称異常判定システム、異常判定方法、およびプログラム
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類F24F 11/38 20180101AFI20250715BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】温度センサの設置が容易でありながら、電気機器の異常を判定できる異常判定システムを提供する。
【解決手段】異常判定システム(S)は、電気機器(20)の温度を複数の領域において検出する非接触式の第1温度センサ(31)と、電気機器(20)の周囲温度を検出する第2温度センサ(32)と、電気機器(20)の異常を判定する制御部(C)とを備える。制御部(C)は、第1温度センサ(31)で検出した電気機器(20)の複数の領域の温度から、所定の領域の温度を選定し、選定した所定の領域の温度と、第2温度センサ(32)により検出した電気機器(20)の周囲温度とに基づいて、前記電気機器(20)の異常を判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電気機器(20)の温度を複数の領域において検出する非接触式の第1温度センサ(31)と、
前記電気機器(20)の周囲温度を検出する第2温度センサ(32)と、
前記電気機器(20)の異常を判定する制御部(C)とを備え、
前記制御部(C)は、
前記第1温度センサ(31)で検出した前記電気機器(20)の複数の領域の温度から、所定の領域の温度を選定し、選定した所定の領域の温度と、前記第2温度センサ(32)により検出した前記電気機器(20)の周囲温度とに基づいて、前記電気機器(20)の異常を判定する
異常判定システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記制御部(C)は、前記電気機器(20)としての電動機(20)の異常を判定する
請求項1に記載の異常判定システム。
【請求項3】
前記制御部(C)は、インバータ装置(26)によって回転数が調節される電動機(20)の異常を判定し、
前記制御部(C)は、選定した所定の領域の温度と、前記第2温度センサ(32)で検出した周囲温度と、前記電動機(20)の回転数に関するパラメータとに基づいて、前記電動機(20)の異常を判定する
請求項2に記載の異常判定システム。
【請求項4】
前記制御部(C)は、
選定した所定の領域の温度と、前記第2温度センサ(32)により検出した前記電気機器(20)の周囲温度とに基づいて、電気機器(20)の異常フラグが成立するか否かを判定する第1判定動作と、
前記第1判定動作において、前記電気機器(20)の異常フラグが成立した後に、該電気機器(20)の異常を確定する第2判定動作を行う
請求項1~3のいずれか1つに記載の異常判定システム。
【請求項5】
前記制御部(C)は、前記第2判定動作において、前記電気機器(20)の漏電を検出する漏電センサ(37)の検出値に基づいて該電気機器(20)の異常の確定を判定する
請求項4に記載の異常判定システム。
【請求項6】
前記制御部(C)は、前記第2判定動作において、前記電気機器(20)としてのファンの電動機(20)が設けられる空気通路(P)の流路抵抗を検出する流路抵抗検出部(36)の検出値に基づいて該電気機器(20)の異常の確定を判定する
請求項4に記載の異常判定システム。
【請求項7】
前記制御部(C)は、前記第2判定動作において、前記電気機器(20)としての電動機(20)の回転軸(17a)の軸心位置を検出する軸心位置検出部(38)の検出値に基づいて該電動機(20)の該電気機器(20)の異常の確定を判定する
請求項4に記載の異常判定システム。
【請求項8】
前記制御部(C)は、前記第1判定動作によって前記電気機器としての電動機(20)の異常フラグが成立した後に、該電動機(20)を保護する保護動作を行う
請求項4に記載の異常判定システム。
【請求項9】
非接触式の第1温度センサ(31)で検出した前記電気機器(20)の複数の領域の温度から、所定の領域の温度を選定し、選定した所定の領域の温度と、前記第2温度センサ(32)により検出した前記電気機器(20)の周囲温度とに基づいて、前記電気機器(20)の異常を判定するステップを含む
異常判定方法。
【請求項10】
非接触式の第1温度センサ(31)で検出した前記電気機器(20)の複数の領域の温度から、所定の領域の温度を選定し、選定した所定の領域の温度と、前記第2温度センサ(32)により検出した前記電気機器(20)の周囲温度とに基づいて、前記電気機器(20)の異常を判定するステップをコンピュータに実行させるための
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、異常判定システム、異常判定方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、軸受けの故障を診断する診断装置を開示する。診断装置は、電気機器である電動機を診断の対象とする。診断装置は、回転軸の一端を支持する第1軸受けの温度を検出する第1温度センサと、回転軸の他端を支持する第2軸受けの温度を検出する第2温度センサとを有する。診断装置は、第1温度センサの検出値と、第2温度センサの検出値との差に基づき、軸受けの故障予兆がありと診断する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-231295号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のような異常判定装置では、対象の電気機器(例えば電動機)に温度センサを取り付ける必要がある。このため、電気機器に対する温度センサの取り付け作業が難しくなる。特に、既設の電気機器に温度センサを取り付ける場合、電気機器の設置状態の制約を受けるので、温度センサの取り付け作業が特に難しくなる。
【0005】
本開示は、温度センサの設置が容易でありながら、電気機器の異常を判定できる異常判定システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様は、異常判定システムを対象とする。異常判定システムは、電気機器(20)の温度を複数の領域において検出する非接触式の第1温度センサ(31)と、電気機器(20)の周囲温度を検出する第2温度センサ(32)と、電気機器(20)の異常を判定する制御部(C)とを備える。制御部(C)は、第1温度センサ(31)で検出した電気機器(20)の複数の領域の温度から、所定の領域の温度を選定し、選定した所定の領域の温度と、第2温度センサ(32)により検出した電気機器(20)の周囲温度とに基づいて、電気機器(20)の異常を判定する。
【0007】
第1の態様では、非接触式の第1温度センサ(31)が電気機器(20)の複数の領域の温度を検出する。ここで、単純にこれらの複数の領域の温度をそのまま電気機器(20)の温度の特定に用いる場合、電気機器(20)の表面の温度を正確に検出できない可能性がある。そこで、制御部(C)は、複数の領域の温度から所定の領域の温度を選定する。制御部(C)は、選定した所定の領域の温度と、第2温度センサ(32)によって検出した電気機器(20)の周囲温度とに基づいて、電気機器(20)の異常を判定する。選定した所定の領域の温度は、電気機器(20)の表面の温度に相当するので、この温度と、電気機器(20)の周囲温度を用いることで、電気機器(20)の発熱量の傾向を特定できる。したがって、制御部(C)は、これらの温度に基づいて電気機器(20)の異常を判定できる。
【0008】
第1温度センサ(31)は非接触式であるので、第1温度センサ(31)の取り付けは容易である。
【0009】
第2の態様は、第1の態様において、制御部(C)は、電気機器(20)としての電動機(20)の異常を判定する。なお、ここでいう、電動機(20)は、回転子および固定子と、回転子が固定される回転軸と、回転軸を回転可能に支持する軸受けを含む。
【0010】
第2の態様では、電動機(20)の温度の上昇に伴う異常を判定できる。
(【0011】以降は省略されています)

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