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公開番号
2025109328
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024003134
出願日
2024-01-12
発明の名称
回転電機の製造方法、及び回転電機
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
H02K
15/085 20060101AFI20250717BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】絶縁紙の位置ずれが発生するおそれを抑制する回転電機の製造方法、及び回転電機を提供する。
【解決手段】本開示に係る回転電機の製造方法は、回転軸方向に沿って貫通するスロット1bを備えるステータコア1と、スロット1bの内周面に配置された絶縁紙3と、絶縁紙3に挿入された第1のコイル21及び第2のコイル22とを備えた回転電機の製造方法である。絶縁紙3は、スロット1bの中心軸Z1へ突出する凸部3aを備える。第1のコイル21の先端において、第1の導線21aが第1の被膜21bから露出し、銅管4に挿入される。第2のコイル22の先端において、第2の導線22aが第2の被膜22bから露出する。当該製造方法は、回転軸方向の一方側から、第1のコイル21と銅管4とを絶縁紙3に挿入する第1の工程ST1と、回転軸方向の他方側から、第2のコイル22を絶縁紙3に挿入する第2の工程ST2とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸方向に沿って貫通するスロットを備えるステータコアと、
前記スロットの内周面に配置された絶縁紙と、
前記絶縁紙に挿入された第1及び第2のコイルと、を備えた回転電機の製造方法であって、
前記絶縁紙は、前記スロットの中心軸へ突出する凸部を備え、
前記第1のコイルは、第1の導線と、前記第1の導線を覆う第1の被膜とを備え、
前記第1のコイルの先端において、前記第1の導線が前記第1の被膜から露出し、銅管に挿入され、
前記第2のコイルは、第2の導線と、前記第2の導線を覆う第2の被膜とを備え、
前記第2のコイルの先端において、前記第2の導線が前記第2の被膜から露出し、
前記回転軸方向の一方側から、前記第1のコイルと前記銅管とを前記絶縁紙に挿入する第1の工程と、
前記第1の工程を実施した後、前記回転軸方向の他方側から、前記第2のコイルを前記絶縁紙に挿入する第2の工程と、を備える、
回転電機の製造方法。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記第1の工程において、
前記第1のコイルと前記銅管とを前記絶縁紙に挿入し、前記銅管を前記凸部に接触させる、
請求項1に記載の回転電機の製造方法。
【請求項3】
前記第2の工程において、
前記第1の工程を実施した後、前記回転軸方向の他方側から、前記第2のコイルを前記絶縁紙に挿入することによって、前記第2の被膜を前記凸部に接触させる、
請求項1又は2に記載の回転電機の製造方法。
【請求項4】
前記第2の工程において、
前記回転軸方向の他方側から、前記第2のコイルを前記絶縁紙に挿入することによって、前記第2の導線を前記銅管に挿入し、前記第1及び前記第2の導線を前記銅管を介して電気的に接続させる、
請求項1又は2に記載の回転電機の製造方法。
【請求項5】
回転軸方向に沿って貫通するスロットを備えるステータコアと、
前記スロットの内周面に配置された絶縁紙と、
前記絶縁紙に挿入された第1及び第2のコイルと、を備えた回転電機であって、
前記絶縁紙は、前記スロットの中心軸へ突出する凸部を備え、
前記第1のコイルは、第1の導線と、前記第1の導線を覆う第1の被膜とを備え、
前記第1のコイルの先端において、前記第1の導線が前記第1の被膜から露出し、銅管に挿入され、
前記第2のコイルは、第2の導線と、前記第2の導線を覆う第2の被膜とを備え、
前記第2のコイルの先端において、前記第2の導線が前記第2の被膜から露出し、前記銅管に挿入され、
前記凸部は前記銅管と接触し、
前記凸部は前記第2の被膜と接触し、
前記第1及び前記第2の導線は、前記銅管を介して、電気的に接続される、
回転電機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、回転電機の製造方法、及び回転電機に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示の回転電機は、固定子鉄心を有する。固定子鉄心は、円環状の外周側鉄心と、外周側鉄心の径方向内側に設けられている内周側鉄心を有する。内周側鉄心は、放射状に配置された複数のティースを有している。固定子の周方向に隣り合うティース間には、それぞれスロットが設けられている。板状の挿入治具でスロット絶縁紙の径方向絶縁部を内周方向に押すことによって、スロット絶縁紙がスロット内に挿入する。スロット絶縁紙において、径方向絶縁部の厚さ方向へ突出した突起部が径方向絶縁部に設けられている。そのため、スロット絶縁紙のスロットへの挿入時に左右の周方向絶縁部が受ける摩擦力に差が生じても、スロット絶縁紙にずれが生じにくく、スロット内へのスロット絶縁紙の挿入位置を安定させ、絶縁品質の向上を図ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-148605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者等は、以下の技術的な課題を発見した。
絶縁紙をスロットに挿入した後、コイルをステータの回転軸方向に沿って移動させて、スロットへ挿入する回転電機がある。このような回転電機では、コイルの挿入時においてコイルと絶縁紙とが接触して、回転軸方向において絶縁紙の位置ずれが発生するおそれがある。
【0005】
本開示は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、絶縁紙の位置ずれが発生するおそれを抑制する回転電機の製造方法、及び回転電機を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る回転電機の製造方法は、
回転軸方向に沿って貫通するスロットを備えるステータコアと、
前記スロットの内周面に配置された絶縁紙と、
前記絶縁紙に挿入された第1及び第2のコイルと、を備えた回転電機の製造方法であって、
前記絶縁紙は、前記スロットの中心軸へ突出する凸部を備え、
前記第1のコイルは、第1の導線と、前記第1の導線を覆う第1の被膜とを備え、
前記第1のコイルの先端において、前記第1の導線が前記第1の被膜から露出し、銅管に挿入され、
前記第2のコイルは、第2の導線と、前記第2の導線を覆う第2の被膜とを備え、
前記第2のコイルの先端において、前記第2の導線が前記第2の被膜から露出し、
前記回転軸方向の一方側から、前記第1のコイルと前記銅管とを前記絶縁紙に挿入する第1の工程と、
前記第1の工程を実施した後、前記回転軸方向の他方側から、前記第2のコイルを前記絶縁紙に挿入する第2の工程と、を備える。
【0007】
また、上述した回転電機の製造方法において、前記第1の工程において、前記第1のコイルと前記銅管とを前記絶縁紙に挿入し、前記銅管を前記凸部に接触させてもよい。
【0008】
また、上述した回転電機の製造方法において、前記第2の工程において、前記第1の工程を実施した後、前記回転軸方向の他方側から、前記第2のコイルを前記絶縁紙に挿入することによって、前記第2の被膜を前記凸部に接触させてもよい。
【0009】
また、上述した回転電機の製造方法において、前記第2の工程において、前記回転軸方向の他方側から、前記第2のコイルを前記絶縁紙に挿入することによって、前記第2の導線を前記銅管に挿入し、前記第1及び前記第2の導線を前記銅管を介して電気的に接続させてもよい。
【0010】
本開示に係る回転電機は、
回転軸方向に沿って貫通するスロットを備えるステータコアと、
前記スロットの内周面に配置された絶縁紙と、
前記絶縁紙に挿入された第1及び第2のコイルと、を備えた回転電機であって、
前記絶縁紙は、前記スロットの中心軸へ突出する凸部を備え、
前記第1のコイルは、第1の導線と、前記第1の導線を覆う第1の被膜とを備え、
前記第1のコイルの先端において、前記第1の導線が前記第1の被膜から露出し、銅管に挿入され、
前記第2のコイルは、第2の導線と、前記第2の導線を覆う第2の被膜とを備え、
前記第2のコイルの先端において、前記第2の導線が前記第2の被膜から露出し、前記銅管に挿入され、
前記凸部は前記銅管と接触し、
前記凸部は前記第2の被膜と接触し、
前記第1及び前記第2の導線は、前記銅管を介して、電気的に接続される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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