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公開番号
2025139626
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024038565
出願日
2024-03-13
発明の名称
セキュリティシステム
出願人
株式会社デンソーウェーブ
代理人
個人
主分類
G08B
25/04 20060101AFI20250919BHJP(信号)
要約
【課題】中継器にインストールされているソフトウェアのアップデートに際して監視機能の低下を抑えつつアップデートの手間を減らすこと。
【解決手段】セキュリティシステム50は、防犯用のセンサ53と、コントローラ51と、それらセンサ53及びコントローラ51に対して無線接続され、センサ53による発報を受信した場合に中継電文をコントローラ51へ送信する中継器52とを備えている。コントローラ51は、中継器52のソフトウェアをアップデートする場合に、アップデート用のファイルを複数のパケットに分けて中継器52へ送信する。アップデート中にセンサ53による発報が発生し、中継器52にて通信の衝突が発生した場合には、中継器52からコントローラ51へパケットを正常に受信したことを示す応答電文が送信されず、パケット送信後に応答電文を受信しなかった場合にはコントローラ51から中継器52へのパケットの送信が制限される。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
監視用のセンサ及び制御装置と、
前記センサ及び前記制御装置に対して無線接続され、前記センサによる発報を受信した場合に、当該発報を示す発報情報を前記制御装置へ送信する中継器と
を備え、
前記中継器にインストールされているソフトウェアを前記制御装置との無線通信によりアップデート可能となっているセキュリティシステムであって、
前記制御装置は、前記中継器のソフトウェアをアップデートする場合に、アップデート用のファイルを複数のパケットに分けて前記中継器へ順に送信する構成となっており、
前記アップデート中に前記発報が発生した場合には、前記制御装置から前記中継器へ1の前記パケットが送信される送信期間と次に前記パケットが送信される送信期間との間で前記中継器が前記発報を受信可能となるように構成されているセキュリティシステム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、前記パケットを送信する場合のインターバル期間を変更可能となっている請求項1に記載のセキュリティシステム。
【請求項3】
前記中継器は、前記制御装置から前記パケットを正常に受信した場合には当該制御装置へ所定の応答情報を返す一方、前記パケットを正常に受信しなかった場合には当該制御装置へ前記所定の応答情報を返さない構成であり、
前記センサによる発報期間は、前記パケットの送信期間よりも長くなっており、
前記制御装置は、前記パケットを送信した後に前記所定の応答情報を受信しなかった場合に前記パケットの次の送信を遅延させることで前記中継器にて前記センサによる発報を受信可能としている請求項1又は請求項2に記載のセキュリティシステム。
【請求項4】
前記中継器は、前記制御装置から前記パケットを正常に受信した場合には当該制御装置へ所定の応答情報を返す一方、前記パケットを正常に受信しなかった場合には当該制御装置へ前記所定の応答情報を返さない構成であり、
前記センサによる発報期間は、前記パケットの送信期間よりも長くなっており、
前記制御装置は、前記パケットを送信した後に前記所定の応答情報を受信しなかった場合に前記パケットの送信を制限することで前記中継器にて前記センサによる発報を受信可能としている請求項1又は請求項2に記載のセキュリティシステム。
【請求項5】
前記制御装置は、前記パケットの送信を制限している状況下にて前記中継器から前記発報情報を受信した場合に、前記制限を解除してパケット送信を再開する手段を有している請求項4に記載のセキュリティシステム。
【請求項6】
前記制御装置は、前記中継器へ前記パケットを送信した後、前記応答情報を受信することなく所定の待機期間を経過した場合に、前記制限を解除してパケット送信を再開する請求項4に記載のセキュリティシステム。
【請求項7】
監視用のセンサ及び制御装置と、
前記センサ及び前記制御装置に対して無線接続され、前記センサによる発報を受信した場合に、当該発報を示す発報情報を前記制御装置へ送信する中継器と
を備え、
前記中継器にインストールされているソフトウェアを前記制御装置との無線通信によりアップデート可能となっているセキュリティシステムであって、
前記制御装置は、前記中継器のソフトウェアをアップデートする場合に、アップデート用のファイルを複数のパケットに分けて前記中継器へ順に送信する構成となっており、
前記中継器は、前記制御装置から前記パケットを正常に受信した場合には当該制御装置へ所定の応答情報を返す一方、前記パケットを正常に受信しなかった場合には当該制御装置へ前記所定の応答情報を返さない構成であり、
前記センサによる発報期間は、前記パケットの送信期間よりも長くなっており、
前記制御装置は、前記パケットを送信した後に前記所定の応答情報を受信しなかった場合に前記パケットの送信を制限することで前記中継器にて前記センサによる発報を受信可能としているセキュリティシステム。
【請求項8】
前記制御装置から前記中継器へ前記パケットが送信される前記送信期間は、前記センサによる発報期間よりも短くなっている請求項1に記載のセキュリティシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、セキュリティシステムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば住宅等の建物に設置されるセキュリティシステムには、建物のドアや窓の開閉等を検出する監視用のセンサと、センサの発報を受信した場合に警報を出力する制御装置とを備えているものがある。近年では、例えば特許文献1に示すセキュリティシステムのように、センサと親機とを無線接続する技術が提案されている。センサと親機とを接続するための配線を不要とすることは、センサや親機の設置に係る制約を緩和する上で好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-52911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したセキュリティシステムにおいては、センサ及び制御装置に無線接続される中継器を設け、センサの発報を中継器にて受信した場合に当該中継器からコントローラへ発報を示す情報を送信する構成とすることにより、センサとコントローラとの位置関係に係る制約を緩和することができる。この種の中継器については、インストールされているソフトウェアをアップデート(バージョンアップ)可能とすることがセキュリティシステムの信頼性の向上や機能強化を図る上で好ましい。このようなアップデートについては、例えば中継器に配線を接続した有線通信により実施することで機器の運用が阻害されることを簡易に回避可能であるものの、アップデートが頻繁に発生したり、セキュリティの強化等を目的としてセキュリティシステムを構築しているセンサ及び中継器の数が多くなったりすることで、アップデートの手間が大きくなると想定される。
【0005】
ここで、例えばコントローラから中継器に無線でアップデート用のファイルを送信する構成、すなわちソフトウェアのアップデートを無線通信により実行可能な構成とすれば上記手間を減らすことができる。しかしながら、仮に中継器へ向けたファイルの送信とセンサの発報とが同時に発生すると、中継器にて通信の衝突が発生すると懸念される。このような衝突によって発報の見逃し(失報)が発生することは、セキュリティシステムに対する信頼性を低下させる要因になり得る。このように、中継器にインストールされているソフトウェアのアップデートに際して監視機能の低下を抑えつつアップデートの手間を減らす上ではセキュリティシステムに係る構成に未だ改善の余地がある。
【0006】
本発明は、上記例示した課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、中継器にインストールされているソフトウェアのアップデートに際して監視機能の低下を抑えつつアップデートの手間を減らすことにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、上記課題を解決するための手段について記載する。
【0008】
第1の手段.監視用のセンサ及び制御装置と、
前記センサ及び前記制御装置に対して無線接続され、前記センサによる発報を受信した場合に、当該発報を示す発報情報を前記制御装置へ送信する中継器と
を備え、
前記中継器にインストールされているソフトウェアを前記制御装置との無線通信によりアップデート可能となっているセキュリティシステムであって、
前記制御装置は、前記中継器のソフトウェアをアップデートする場合に、アップデート用のファイルを複数のパケットに分けて前記中継器へ順に送信する構成となっており、
前記アップデート中に前記発報が発生した場合には、前記制御装置から前記中継器へ1の前記パケットが送信される送信期間と次に前記パケットが送信される送信期間との間で前記中継器が前記発報を受信可能となるように構成されている。
【0009】
第1の手段に示すように、中継器のソフトウェア(例えばファームウェア)を無線通信によってアップデート可能な構成とすれば、中継器にアップデート用の機器を有線接続するといった作業が不要となり、アップデート時の手間を減らすことができる。但し、センサの発報がどのタイミングで発生するかは不確定であるため、無線通信によるアップデートの際にはアップデート用のファイルとセンサからの発報とが同時に中継器に届く可能性を否定できない。そして、中継器にて通信の衝突が発生することで発報の受信漏れ(失報)等が生じると懸念される。この点、第1の手段に示すように、アップデート用のファイルを複数のパケットに分けて中継器に送信し、中継器においては制御装置からパケットが送信される送信期間の間の期間(例えばインターバル期間)でセンサの発報を受信可能な構成とすることにより、上記不都合の発生を抑え、発報の見逃しの機会を好適に減らすことができる。すなわち、中継器にインストールされているソフトウェアのアップデートに際して監視機能の低下を抑えつつアップデートの手間を減らすことができる。
【0010】
第2の手段.監視用のセンサ及び制御装置と、
前記センサ及び前記制御装置に対して無線接続され、前記センサによる発報を受信した場合に、当該発報を示す発報情報を前記制御装置へ送信する中継器と
を備え、
前記中継器にインストールされているソフトウェアを前記制御装置との無線通信によりアップデート可能となっているセキュリティシステムであって、
前記制御装置は、前記中継器のソフトウェアをアップデートする場合に、アップデート用のファイルを複数のパケットに分けて前記中継器へ順に送信する構成となっており、
前記中継器は、前記制御装置から前記パケットを正常に受信した場合には当該制御装置へ所定の応答情報を返す一方、前記パケットを正常に受信しなかった場合には当該制御装置へ前記所定の応答情報を返さない構成であり、
前記センサによる発報期間は、前記パケットの送信期間よりも長くなっており、
前記制御装置は、前記パケットを送信した後に前記所定の応答情報を受信しなかった場合に前記パケットの送信を制限することで前記中継器にて前記センサによる発報を受信可能としている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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