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公開番号2025109998
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024003660
出願日2024-01-15
発明の名称パネル結合枠材、パネル組立式業務用冷蔵庫
出願人大和冷機工業株式会社
代理人個人
主分類F25D 23/06 20060101AFI20250718BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】 断熱パネル同士を結合させるのに好適なパネル結合枠材、およびこれを使用したパネル組立式業務用冷蔵庫を提供する。
【解決手段】 一方が他方に対して凸形状(凸形状部31c)に形成され、他方が凸形状を収容可能な凹形状(凹形状部32c)を形成された一対の枠材31,32からなるパネル結合枠材30であって、一方の枠材における凸形状と凹形状以外の突き当て面31a,31aには軟質樹脂で中空の筒状部位31b,31bを形成し、凸形状と凹形状における一方には、軟質樹脂で他方に向けて突出する薄板状の板片31d,31dを形成した構成としてある。一対の枠材31,32を対面させて結合させると、筒状部位31b,31bが相手側の突き当て面32a,32aに気密的に接し、薄板状の板片31d,31dが相手側の側壁面32c2,32c2と気密的に接する。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
一方が他方に対して凸形状に形成され、他方が前記凸形状を収容可能な凹形状を形成された一対の枠材からなり、互いに突き当ててパネルを結合させるパネル結合枠材であって、
一方の枠材における前記凸形状と凹形状以外の突き当て面には軟質樹脂で中空の筒状部位を形成し、
前記凸形状と凹形状における一方には、軟質樹脂で他方に向けて突出する薄板状の板片を形成したことを特徴とするパネル結合枠材。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記筒状部位を形成した枠材における前記突き当て面には、前記筒状部位の厚み方向に向けて、少なくとも厚みの高さを有する突出接続部を形成し、前記筒状部位は、同突出接続部における突出方向の側面に沿って接続していることを特徴とする請求項1に記載のパネル結合枠材。
【請求項3】
前記筒状部位は、樹脂押出成形にて軟質樹脂で、他の硬質部位と一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパネル結合枠材。
【請求項4】
前記薄板状の板片は、前記凸形状とした凸部から前記突き当て面に沿って広がる方向に形成され、前記凸形状と前記凹形状がはまり込むときに、前記凹形状とした凹部の側面に突き当たって湾曲可能であることを特徴とする請求項1に記載のパネル結合枠材。
【請求項5】
前記薄板状の板片が、前記凹形状とした凹部の側面に突き当たって湾曲するとき、気密的に接することを特徴とする請求項4に記載のパネル結合枠材。
【請求項6】
前記筒状部位が形成された枠材における同筒状部位の奥側には、前記突き当て面と平行に外方から内方に向けて第一の切り込み部位が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパネル結合枠材。
【請求項7】
前記凹形状とした凹部の側壁は中空構造としてあることを特徴とする請求項1に記載のパネル結合枠材。
【請求項8】
前記中空構造とした側壁の外側には、突き当て方向における前方から奥方に向けて第二の切り込み部位が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパネル結合枠材。
【請求項9】
壁材となる断熱パネルを前記パネル結合枠材によって結合して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパネル組立式業務用冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パネル結合枠材およびパネル組立式業務用冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
業務用冷蔵庫には、複数枚の断熱パネルを用い、設置場所で組み立てるものが知られている。複数の矩形の断熱パネルを突き当てて接続するために、断熱パネルの端面にはパネル結合部材を取り付けられる。一対のパネル結合部材は、互いに結合することで突き当たる断熱パネル同士が所定の位置関係を保持して固定される。このようなパネル結合部材として、特許文献1に開示されるものが知られている。
【0003】
特許文献1に開示されるパネル結合部材は、端面に長さ方向につながる溝状の凹部を形成してある。一方のパネル結合部材にあらかじめ別部材をはめ込んでおくと、同別部材は相手側のパネル結合部材に対して突出する凸形状となる。この凸形状は相手側のパネル結合部材の凹部に嵌合可能な形状となっているため、パネル結合部材同士を対面して突き当てれば両者は結合される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-160984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のパネル結合部材を対面して結合させる場合、断熱パネル同士を所定の位置関係で固定できるが、気密性はないので、別途、結合面にコーキングをしたり、貼付材を塗布した貼付パッキンを介在させる必要があった。コーキングや貼付作業は、施工現場で行われるため、施工品質にばらつきが生じていた。
本発明は、断熱パネル同士を結合させるのに好適なパネル結合枠材、およびこれを使用したパネル組立式業務用冷蔵庫を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施態様においては、一方が他方に対して凸形状に形成され、他方が前記凸形状を収容可能な凹形状を形成された一対の枠材からなり、互いに突き当ててパネルを結合させるパネル結合枠材であって、一方の枠材における前記凸形状と凹形状以外の突き当て面には軟質樹脂で中空の筒状部位を形成し、前記凸形状と凹形状における一方には、軟質樹脂で他方に向けて突出する薄板状の板片を形成した構成としてある。
【0007】
上記構成において、パネル結合枠材は一対の枠材からなり、一方が他方に対して凸形状に形成され、他方が前記凸形状を収容可能な凹形状を形成されている。一対の枠材を互いに突き当てることでパネルを結合させる。
軟質樹脂で形成される中空の筒状部位は、一方の枠材における前記凸形状と凹形状以外の突き当て面に形成されているので、一対の枠材を互いに突き当てると、同中空の筒状部位が相手側の突き当て面に当接し、さらに近接させたときに押しつぶされる。押しつぶされる際に相手側に接している部位は気密面を形成する。すなわち、一対の枠材同士は気密的に当接される。
【0008】
また、軟質樹脂で形成された薄板状の板片は、前記凸形状と凹形状における一方から他方に向けて突出している。一対の枠材を近接させていくと、一方の凸形状は他方の凹形状に入って収容されていくため、薄板状の板片は相手側の部材に当接するが、軟質樹脂で形成されているので、撓みながら接触する。
【0009】
本発明の他の実施態様においては、前記筒状部位を形成した枠材における前記突き当て面には、前記筒状部位の厚み方向に向けて、少なくとも厚みの高さを有する突出接続部を形成し、前記筒状部位は、同突出接続部における突出方向の側面に沿って接続する構成としている。
上記構成において、枠材の突き当て面から突出接続部が突き出ており、筒状部位はこの突出接続部に接続している。突出接続部は筒状部位の厚み方向に向けて少なくとも厚みの高さを有しており、筒状部位は突出接続部における突出方向の側面に沿って接続する。このため、枠材同士を突き当てたときに突出接続部の側面は突き当て方向からの力を受けない。これにより、筒状部位と突出接続部との接続部位に突き当て方向の力がかからず、接続状態を保護できる。
【0010】
本発明の他の実施態様においては、前記筒状部位は、樹脂押出成形にて軟質樹脂で、他の硬質部位と一体的に形成された構成としている。
上記構成において、軟質樹脂の筒状部位は、他の硬質部位と一体的に樹脂押出成形にて形成される。
(【0011】以降は省略されています)

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