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公開番号2025111866
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024005751
出願日2024-01-18
発明の名称冷蔵庫
出願人日立グローバルライフソリューションズ株式会社
代理人ポレール弁理士法人
主分類F25D 23/00 20060101AFI20250724BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】
本発明の目的は、扉を開くときにリード線に生じるねじれにより発生する扉の自閉力を低減することにある。
【解決手段】
本発明の冷蔵庫は、前方が開口した筐体70と、前記開口を開閉する扉2aと、扉2aのヒンジ31と、ヒンジ31の内側に配され、扉2aに一部が固定された弾性体34と、弾性体34の内側に挿入され、扉2aの開閉に応じて捻れる捻り体32と、を備える。弾性体34は、捻り体32の捻じれ量によって受ける捻じれ量が少ない若しくは無い、又は、扉2aが全閉時よりも開側に在る状態で捻れが解消されるように配されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
前方が開口した筐体と、
前記開口を開閉する扉と、
前記扉のヒンジと、
前記ヒンジの内側に配され、前記扉に一部が固定された弾性体と、
前記弾性体の内側に挿入され、前記扉の開閉に応じて捻れる捻り体と、を備え、
前記弾性体は、
前記捻り体の捻じれ量によって受ける捻じれ量が少ない若しくは無い、又は、
前記扉が全閉時よりも開側に在る状態で捻れが解消されるように配されている冷蔵庫。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
請求項1に記載の冷蔵庫において、
前記弾性体は、一部が前記ヒンジの前記扉と共に回動する構造部に固定され、他の部分が前記扉に対して相対回動する構造部に非固定であることで、前記捻り体の捻じれ量によって受ける捻じれ量が無い冷蔵庫。
【請求項3】
請求項1に記載の冷蔵庫において、
前記弾性体は、前記ヒンジの内側に挿入される捻り体よりも捻じれに伴うエネルギの蓄積量が大きい冷蔵庫。
【請求項4】
請求項1に記載の冷蔵庫において、
前記扉は、閉塞部材を介して前記弾性体に対向する樹脂枠を備える冷蔵庫。
【請求項5】
請求項1に記載の冷蔵庫において、
前記弾性体は、前記捻り体から全体が離間している冷蔵庫。
【請求項6】
請求項1に記載の冷蔵庫において、
前記弾性体は、前記扉が全閉時に捻じれた状態で、全閉時よりも開側に在る状態で捻れが解消されるように配されている冷蔵庫。
【請求項7】
請求項6に記載の冷蔵庫において、
前記扉の全閉角度を0、全開角度をθF、前記捻り体の全閉時のねじり角度をθ0とした場合に、θ0は、0<θ0<2θFの関係を有する冷蔵庫。
【請求項8】
請求項7に記載の冷蔵庫において、
前記θ0は、0<θ0<θFの関係を有する冷蔵庫。
【請求項9】
請求項1に記載の冷蔵庫において、
前記ヒンジは、前記扉の上側に配置される上ヒンジと、前記扉の下側に配置される下ヒンジと、を有し、
前記上ヒンジ及び前記下ヒンジの各ヒンジピンの径方向摩擦トルクをTφ、前記下ヒンジの座面の摩擦トルクをTω、前記扉を自閉する前記捻り体のトルクをTcとした場合に、Tφ、TωおよびTcがTφ+Tω>Tcの関係を有するように、前記扉の寸法および重量と、前記上ヒンジおよび前記下ヒンジ31の各寸法と、前記捻り体とが選定される冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、扉の開閉に連れてリード線が捻じれてしまうことで断線する虞に注目している。
【0003】
従来は「図3に示すように扉内に入ってから一定の長さだけ自由に回動できるようにリード線カバーにより空間部を設け、この空間部でリード線のねじれを吸収するようにしている」(0002)。
【0004】
特許文献1は、扉7内で発砲断熱材によって固定されない部分としてリード線カバー4の空間部内を延在する部分を確保することで、ねじれの強さを緩和し、ねじれによるリード線1の断線の虞を低減しようとするものと推察される。この点、特許文献1の図2に示すように、軟質フォーム材6をリード線カバー4と保護チューブ5との間に圧縮して密着させることで、扉7内の発泡断熱材の充填時にリード線カバー4内の空間部に侵入することを防ぎ、リード線1の自由な延在長さを確保しようとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平05-87477号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の冷蔵庫は、リード線1が捻じれることができる長さ寸法の確保を考慮しているところ、ねじれが生じるメカニズムなどを詳細に開示していないため必ずしも明らかではないが、リード線1は保護チューブ5内にあるものの「この空間部でリード線のねじれを吸収する」とあることから、リード線カバー4外の保護チューブ5は発泡断熱材の発泡圧でつぶされる程度に柔らかく、結局、リード線カバー4外のリード線1は、保護チューブ5ごと固定されて自由な回動ができないことや、リード線カバー4に或る程度の硬さが備えられていると推察される。
【0007】
この場合、リード線1に生じたねじれは、リード線1に密着している保護チューブ5,軟質フォーム材6を介して、挿通部3の外側に嵌入固定されているリード線カバー4に伝達され得る。リード線カバー4は、或る程度の硬さが要求されると推察されるため、リード線カバー4のリード線1に密着している下端側にリード線1のねじれ力が加わると、嵌入固定されている上端側でねじれが逃げられずリード線カバー4にもねじれが生じる可能性がある。すると、ユーザが扉7を手で抑えずに扉7が自由になると、開動作に伴うねじれで蓄積されたエネルギが解放されて扉7が勝手に動いてしまう可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記事情に鑑みた、本発明の冷蔵庫は、
前方が開口した筐体と、
前記開口を開閉する扉と、
前記扉のヒンジと、
前記ヒンジの内側に配され、前記扉に一部が固定された弾性体と、
前記弾性体の内側に挿入され、前記扉の開閉に応じて捻れる捻り体と、を備え、
前記弾性体は、
前記捻り体の捻じれ量によって受ける捻じれ量が少ない若しくは無い、又は、
前記扉が全閉時よりも開側に在る状態で捻れが解消されるように配されている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る冷蔵庫の外観を示す正面図。
本発明に係る冷蔵庫の上下方向に沿う断面を示す断面図。
左冷蔵室扉の上ヒンジの近傍を示す図であり、図1のIII-III断面を示す断面図である。
左冷蔵室扉の上ヒンジの近傍を示す図であり、図3の矢印IV方向から見た上面図である。
図4の電気配線を電気配線固定部材で上ヒンジの平板部に固定した状態を示す図である。
本発明との比較例に係る、左冷蔵室扉2aの上ヒンジ31の近傍を示す図であり、図3と同様な断面を示す断面図である。
本発明の一実施例に係る、電気配線の組み付けの第1工程を示す図である。
本発明の一実施例に係る、電気配線の組み付けの第2工程を示す図である。
本発明の一実施例に係る、電気配線の組み付けの第3工程を示す図である。
冷蔵室扉の寸法関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。各実施例および各図において、共通する構成および同様な構成には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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