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公開番号2025112212
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024006375
出願日2024-01-18
発明の名称全固体電池の製造方法、および、全固体電池の製造装置
出願人カナデビア株式会社
代理人弁理士法人いくみ特許事務所
主分類H01M 10/0585 20100101AFI20250724BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】粉体膜の薄層化、および、粉体膜の厚みの均一化を図ることができる全固体電池の製造方法、および、全固体電池の製造システムを提供する。
【解決手段】
全固体電池1の製造方法は、粉体材料を凝集させて第1粒体を形成する造粒工程と、第1粒体を砕いて第1粒体よりも小さい第2粒体を形成する粉砕工程と、第2粒体を乾式で第1基材F1上に堆積させて電極積層体2を形成する電極積層体形成工程と、電極積層体2と集電体3とを積層する積層工程とを含む。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
粉体材料を凝集させて第1粒体を形成する造粒工程と、
前記第1粒体を砕いて前記第1粒体よりも小さい第2粒体を形成する粉砕工程と、
前記第2粒体を基材上に堆積させて電極積層体を形成する電極積層体形成工程と、
前記電極積層体と集電体とを積層する積層工程と
を含む、全固体電池の製造方法。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記造粒工程および前記粉砕工程は、乾式で実行される、請求項1に記載の全固体電池の製造方法。
【請求項3】
レーザー回折/散乱法によって測定された前記粉体材料のメジアン径(d50)は、個数基準で、10μm未満である、請求項1に記載の全固体電池の製造方法。
【請求項4】
レーザー回折/散乱法によって測定された前記第2粒体のメジアン径(d50)は、個数基準で、30μm以下である、請求項1に記載の全固体電池の製造方法。
【請求項5】
前記粉砕工程において、前記第1粒体を摩砕する、請求項1に記載の全固体電池の製造方法。
【請求項6】
前記造粒工程の後、前記粉砕工程の前、および、前記粉砕工程の後、前記電極積層体形成工程の前の少なくともいずれか一方のタイミングで、微粉を除去する除去工程をさらに含む、請求項1に記載の全固体電池の製造方法。
【請求項7】
前記粉体材料は、固体電解質を含む粉体である、請求項1に記載の全固体電池の製造方法。
【請求項8】
粉体材料を凝集させて第1粒体を形成する造粒部と、
前記第1粒体を砕いて前記第1粒体よりも小さい第2粒体を形成する粉砕部と、
前記第2粒体を基材上に堆積させて電極積層体を形成する電極積層体形成部と、
前記電極積層体と集電体とを積層する積層部と
を有する、全固体電池の製造システム。
【請求項9】
前記造粒部は、前記第1粒体を形成する造粒装置を備え、
前記粉砕部は、前記第1粒体を摩砕する摩砕装置を備え、
前記造粒部および前記粉砕部の少なくとも一方は、微粉を除去する除去装置をさらに備える、請求項8に記載の全固体電池の製造システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、全固体電池の製造方法、および、全固体電池の製造装置に関する。
続きを表示(約 950 文字)【背景技術】
【0002】
従来、静電成膜装置を使用して全固体二次電池の粉体膜(正極層、負極層、固体電解質層)を形成する方法が知られている(下記特許文献1参照)。
【0003】
正極層は、正極活物質の粉体と固体電解質の粉体との混合物から形成される。固体電解質層は、固体電解質の粉体から形成される。負極層は、負極活物質の粉体と固体電解質の粉体との混合物から形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2020/013295号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
粉体は、一般的に粒子径が小さいほど流動性が低く、扱い難い(ハンドリング性が悪い)。従って、流動性を向上させる手段として造粒を行いたいが、通常は粒子径が大きくなりすぎるため、薄い膜を形成するための粉体としては使用できないという問題がある。
【0006】
また、上記した特許文献1に記載される方法では、粉体の流動性が低い場合、粉体膜の薄層化、および、粉体膜の厚みの均一化を図ることが困難である。
【0007】
本発明は、粉体膜の薄層化、および、粉体膜の厚みの均一化をより簡単に図ることができる全固体電池の製造方法、および、全固体電池の製造システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明[1]は、粉体材料を凝集させて第1粒体を形成する造粒工程と、前記第1粒体を砕いて前記第1粒体よりも小さい第2粒体を形成する粉砕工程と、前記第2粒体を基材上に堆積させて電極積層体を形成する電極積層体形成工程と、前記電極積層体と集電体とを積層する積層工程とを含む、全固体電池の製造方法を含む。
【0009】
このような方法によれば、造粒工程において、粉体材料を凝集させて第1粒体を形成した後、粉砕工程において、第1粒体を砕いて第1粒体よりも小さい第2粒体を形成する。
【0010】
そのため、粉体材料を凝集させることにより、流動性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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