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公開番号2025113059
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007696
出願日2024-01-22
発明の名称放射線検出器及び放射線撮像システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04N 25/30 20230101AFI20250725BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 本発明は、画質劣化を低減可能な放射線検出器を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明の一態様は、複数の画素が配置された画素領域と、第1の画素に接続される第1の出力線と、第2の画素に接続される第2の出力線と、前記第1の出力線に接続される第1の信号処理回路と、前記第2の出力線に接続される第2の信号処理回路と、を有し、前記第1の信号処理回路は、前記第1の出力線に接続される第1の駆動回路と、第1のAD変換回路と、第1の保持回路と、第1の水平走査回路と、を含み、前記第2の出力線に接続される第2の駆動回路と、第2のAD変換回路と、第2の保持回路と、を含み、平面視で、前記第1の信号処理回路は、前記画素領域と前記第2の信号処理回路との間に配置され、前記平面視で、前記第1の水平走査回路は、前記画素領域と前記第2のAD変換回路との間に配置される。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
放射線を電荷に直接変換する複数の画素が第1の方向及び前記第1の方向に交差する第2の方向に並んで配置された画素領域と、
前記複数の画素のうちの第1の画素に接続される第1の出力線と、
前記第1の画素と並んで前記第1の方向に配置された第2の画素に接続される第2の出力線と、
前記第1の出力線に接続される第1の信号処理回路と、
前記第2の出力線に接続される第2の信号処理回路と、を有し、
前記第1の信号処理回路は、前記第1の出力線に接続される第1の駆動回路と、前記第1の出力線からの信号を比較する第1のAD変換回路と、前記第1のAD変換回路からの信号を保持する第1の保持回路と、前記第1の保持回路からの信号の転送を制御する第1の水平走査回路と、を含み、
前記第2の出力線に接続される第2の駆動回路と、前記第2の出力線からの信号を比較する第2のAD変換回路と、前記第2のAD変換回路からの信号を保持する第2の保持回路と、を含み、
前記第1の方向及び前記第2の方向に直交する第3の方向から視た平面視で、前記第1の信号処理回路は、前記画素領域と前記第2の信号処理回路との間に配置され、
前記平面視で、前記第1の水平走査回路は、前記画素領域と前記第2のAD変換回路との間に配置されることを特徴とする放射線検出器。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
前記第2の信号処理回路は、前記第2の保持回路からの信号の転送を制御する第2の水平走査回路を含み、
前記平面視で、前記第1の水平走査回路は、前記画素領域と前記第2の水平走査回路との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の放射線検出器。
【請求項3】
前記平面視で、前記第1の水平走査回路は、前記第1のAD変換回路と前記第2のAD変換回路との間に配置され、
前記第1の水平走査回路は、前記第2の保持回路からの信号の転送を制御することを特徴とする請求項1に記載の放射線検出器。
【請求項4】
前記平面視で、前記第1の駆動回路、前記第1のAD変換回路、前記第1の保持回路、前記第1の水平走査回路、前記第2の駆動回路、前記第2のAD変換回路、前記第2の保持回路、及び前記第2の水平走査回路が、前記第1の方向にこの順で配置されていることを特徴とする請求項2に記載の放射線検出器。
【請求項5】
前記平面視で、前記第1の駆動回路、前記第1のAD変換回路、前記第1の保持回路、前記第1の水平走査回路、前記第2の水平走査回路、前記第2の保持回路、前記第2のAD変換回路、及び前記第2の駆動回路が、前記第1の方向にこの順で配置されていることを特徴とする請求項2に記載の放射線検出器。
【請求項6】
前記複数の画素のうち前記第1の画素及び前記第2の画素と並んで前記第1の方向に配置された第3の画素に接続される第3の出力線と、
前記第3の出力線に接続される第3の信号処理回路と、を有し、
前記第3の信号処理回路は、前記第3の出力線に接続される第3の駆動回路と、前記第3の出力線からの信号を比較する第3のAD変換回路と、前記第3のAD変換回路からの信号を保持する第3の保持回路と、前記第3の保持回路からの信号の転送を制御する第3の水平走査回路と、を含み、
前記平面視で、前記第2の水平走査回路は、前記第1の水平走査回路と前記第3の水平走査回路との間に配置されることを特徴とする請求項2に記載の放射線検出器。
【請求項7】
前記複数の画素のうち前記第1の画素及び前記第2の画素と並んで前記第1の方向に配置された第3の画素に接続される第3の出力線と、
前記第3の出力線に接続される第3の信号処理回路と、を有し、
前記第3の信号処理回路は、前記第3の出力線に接続される第3の駆動回路と、前記第3の出力線からの信号を比較する第3のAD変換回路と、前記第3のAD変換回路からの信号を保持する第3の保持回路と、前記第3の保持回路からの信号の転送を制御する第3の水平走査回路と、を含み、
前記複数の画素のうち前記第1の画素、前記第2の画素、及び前記第3の画素と並んで前記第1の方向に配置された第4の画素に接続される第4の出力線と、
前記第4の出力線に接続される第4の信号処理回路と、を有し、
前記第4の信号処理回路は、前記第4の出力線に接続される第4の駆動回路と、前記第4の出力線からの信号を比較する第4のAD変換回路と、前記第4のAD変換回路からの信号を保持する第4の保持回路と、前記第4の保持回路からの信号の転送を制御する第4の水平走査回路と、を含み、
前記平面視で、前記第2の駆動回路、前記第2のAD変換回路、前記第2の保持回路、前記第2の水平走査回路、前記第3の水平走査回路、前記第3の保持回路、前記第3のAD変換回路、及び前記第3の駆動回路が、前記第1の方向にこの順で配置されており、
前記第1の信号処理回路と前記第2の信号処理回路とは並進対象に配置され、
前記第3の信号処理回路と前記第4の信号処理回路とは並進対象に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の放射線検出器。
【請求項8】
前記複数の画素のうち前記第1の画素及び前記第2の画素と並んで前記第1の方向に配置された第3の画素に接続される第3の出力線と、
前記第3の出力線に接続される第3の信号処理回路と、を有し、
前記第3の信号処理回路は、前記第3の出力線に接続される第3の駆動回路と、前記第3の出力線からの信号を比較する第3のAD変換回路と、前記第3のAD変換回路からの信号を保持する第3の保持回路と、前記第3の保持回路からの信号の転送を制御する第3の水平走査回路と、を含み、
前記複数の画素のうち前記第1の画素、前記第2の画素、及び前記第3の画素と並んで前記第1の方向に配置された第4の画素に接続される第4の出力線と、
前記第4の出力線に接続される第4の信号処理回路と、を有し、
前記第4の信号処理回路は、前記第4の出力線に接続される第4の駆動回路と、前記第4の出力線からの信号を比較する第4のAD変換回路と、前記第4のAD変換回路からの信号を保持する第4の保持回路と、前記第4の保持回路からの信号の転送を制御する第4の水平走査回路と、を含み、
前記平面視で、前記第1の駆動回路、前記第1のAD変換回路、前記第1の保持回路、前記第1の水平走査回路、前記第2の水平走査回路、前記第2の保持回路、前記第2のAD変換回路、及び前記第2の駆動回路が、前記第1の方向にこの順で配置されており、
前記第1の信号処理回路と前記第3の信号処理回路とは並進対象に配置され、
前記第2の信号処理回路と前記第4の信号処理回路とは並進対象に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の放射線検出器。
【請求項9】
前記第1の出力線と前記第2の出力線は、前記第1の方向において実質的に均一の配線長となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の放射線検出器。
【請求項10】
前記第1の信号処理回路及び前記第2の信号処理回路を含む複数の信号処理回路が、前記画素領域に対して前記第1の方向に配され、
前記複数の信号処理回路に共通の参照信号を入力する参照信号生成回路を有し、
前記参照信号生成回路は、前記複数の信号処理回路のうちの前記画素領域に最も近い信号処理回路と前記画素領域から最も遠い信号処理回路とに対して等距離となる位置に配されることを特徴とする請求項1に記載の放射線検出器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線検出器及び放射線撮像システムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
複数の画素を高速に読み出すための1つの手段として、複数の画素が2次元状に配置された撮像装置において、複数行の画素から同時に信号を読み出す方法がある。特許文献1には、電流源とAD変換回路と保持回路とを含むAD変換部を列方向に複数並べて1つのADCアレイとして配置することが開示されている。そして、ADCアレイとは離れた位置に、各AD変換部から出力される信号の転送を制御する制御信号を供給するシフトレジスタを配置することが開示されている。ADCアレイは複数の画素が配置された画素領域とシフトレジスタとの間に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-202480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の撮像装置では、シフトフトレジスタからAD変換部のそれぞれに制御信号を共有する必要があり、各AD変換部をまたいで制御信号を供給するための配線を配置する必要がある。制御信号を供給する配線が各AD変換部をまたいで配置されると、クロストークが悪化し、画質劣化を起こす可能性がある。本発明は、画質劣化を低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、放射線を電荷に直接変換する複数の画素が第1の方向及び前記第1の方向に交差する第2の方向に並んで配置された画素領域と、前記複数の画素のうちの第1の画素に接続される第1の出力線と、前記第1の画素と並んで前記第1の方向に配置された第2の画素に接続される第2の出力線と、前記第1の出力線に接続される第1の信号処理回路と、前記第2の出力線に接続される第2の信号処理回路と、を有し、前記第1の信号処理回路は、前記第1の出力線に接続される第1の駆動回路と、前記第1の出力線からの信号を比較する第1のAD変換回路と、前記第1のAD変換回路からの信号を保持する第1の保持回路と、前記第1の保持回路からの信号の転送を制御する第1の水平走査回路と、を含み、前記第2の出力線に接続される第2の駆動回路と、前記第2の出力線からの信号を比較する第2のAD変換回路と、前記第2のAD変換回路からの信号を保持する第2の保持回路と、を含み、前記第1の方向及び前記第2の方向に直交する第3の方向から視た平面視で、前記第1の信号処理回路は、前記画素領域と前記第2の信号処理回路との間に配置され、前記平面視で、前記第1の水平走査回路は、前記画素領域と前記第2のAD変換回路との間に配置される。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、画質劣化を低減可能な放射線検出器を提供することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態1の放射線検出器の構成を示すブロック図
実施形態1の放射線検出器の回路の詳細な構成を示す図
実施形態1の放射線検出器の変形例の構成を示す図
実施形態2の放射線検出器の構成を示すブロック図
実施形態3の放射線検出器の構成を示すブロック図
実施形態4の放射線検出器の構成を示すブロック図
実施形態5の放射線検出器の構成を示すブロック図
実施形態6の放射線検出器の回路の詳細な構成を示す図
実施形態7に係る放射線撮像システムを示す図
実施形態8に係る放射線撮像システムを示す図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら各実施形態を説明する。以下に示す形態は、本発明の技術思想を具体化するためのものであって、本発明を限定するものではない。各図面が示す部材の大きさや位置関係は、説明を明確にするために誇張していることがある。以下の説明において、同一の構成については同一の番号を付して説明を省略することがある。また、構成が同様であるものについては、符号の末尾にa、b、c等の「アルファベット」を付して説明を省略することがある。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」及び、それらの用語を含む別の用語)を用いる。それらの用語の使用は図面を参照した実施形態の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
【0009】
本明細書において、平面とは、複数の画素が並ぶ方向に直交する方向から視た面をいう。例えば、行列状に複数の画素が並ぶ場合は、第1の方向(例えば行方向)及び第2の方向(列方向)に直交する第3の方向から視た面をいう。また、平面は、半導体層の放射線が入射する面に対して垂直な方向から視た面であってもよく、断面は、半導体層の放射線が入射する面と垂直な方向における面であってもよい。微視的に見て半導体層の放射線が入射する面が粗面である場合は、巨視的に見たときの面を基準として平面及び断面を定義する。平面視とは、前述の平面を視た場合を指す。
【0010】
以下に述べる各実施形態では、放射線検出器の一例として、撮像装置としてのイメージセンサを用いて説明する。具体的には、以下では、入射する放射線を直接電荷に変換する変換素子を備えた直接変換型の放射線検出器について説明する。ただし、各実施形態は、撮像装置に限られるものではなく、他の例にも適用可能である。例えば、測距装置(焦点検出やTOF(Time Of Flight)を用いた距離測定等の装置)、測光装置(入射光量の測定等の装置)などがある。
(【0011】以降は省略されています)

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