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公開番号2025113483
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2025090369,2022045801
出願日2025-05-30,2022-03-22
発明の名称半導体装置
出願人東芝デバイス&ストレージ株式会社,株式会社東芝
代理人個人,個人,個人
主分類H10D 30/66 20250101AFI20250725BHJP()
要約【課題】アバランシェ耐量が向上する半導体装置を提供する。
【解決手段】第1の面と第2の面とを有する炭化珪素層と、第1の領域と、第1の領域と第1の面との間に位置する第2の領域及ぶ第3の領域を含み、第2の領域の第1導電形不純物濃度は第1の領域と等しいか高く、第3の領域の第1導電形不純物濃度は第2の領域より高い、第1導電形の第1の炭化珪素領域と、第1の炭化珪素領域と第1の面との間に位置し、第2の領域と接する第4の領域と、第3の領域と接し第4の領域よりも第2導電形不純物濃度の高い第5の領域を含む、第2導電形の第2の炭化珪素領域と、第2の炭化珪素領域と第1の面との間の第1導電形の第3の炭化珪素領域と、第2の炭化珪素領域と対向した第1のゲート電極と、第1のゲート絶縁層と、第2の炭化珪素領域及び第3の炭化珪素領域に接する第1の部分を含む第1の電極と、第2の電極と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面と、を有する炭化珪素層と、
前記炭化珪素層の中に設けられた第1導電形の第1の炭化珪素領域であって、第1の領域と第2の領域と第3の領域を含み、前記第2の領域は前記第1の領域と前記第1の面との間に位置し、前記第3の領域は前記第1の領域と前記第1の面との間に位置し、前記第2の領域の第1導電形不純物濃度は前記第1の領域の第1導電形不純物濃度と等しいか高く、前記第3の領域の第1導電形不純物濃度は前記第2の領域より高い、第1の炭化珪素領域と、
前記炭化珪素層の中に設けられ前記第1の炭化珪素領域と前記第1の面との間に位置する第2導電形の第2の炭化珪素領域であって、第4の領域と第5の領域を含み、前記第4の領域は前記第2の領域と接し、前記第5の領域は前記第3の領域と接し、前記第5の領域の第2導電形不純物濃度は前記第4の領域の第2導電形不純物濃度より高い、第2の炭化珪素領域と、
前記炭化珪素層の中に設けられ、前記第2の炭化珪素領域と前記第1の面との間に位置する第1導電形の第3の炭化珪素領域と、
前記炭化珪素層に対し前記第1の面の側に設けられ、前記第1の面に平行な第1の方向に延び、前記第1の面において前記第2の炭化珪素領域と対向した第1のゲート電極と、
前記炭化珪素層に対し前記第1の面の側に設けられ、前記第1の方向に延び、前記第1のゲート電極に対し前記第1の面に平行で前記第1の方向に垂直な第2の方向に設けられ、前記第1の面において前記第2の炭化珪素領域と対向した第2のゲート電極と、
前記第2の炭化珪素領域と前記第1のゲート電極との間に設けられた第1のゲート絶縁層と、
前記第2の炭化珪素領域と前記第2のゲート電極との間に設けられた第2のゲート絶縁層と、
前記炭化珪素層に対し前記第1の面の側に設けられた第1の電極であって、前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極との間に設けられ前記第2の炭化珪素領域及び前記第3の炭化珪素領域に接する第1の部分を、含む第1の電極と、
前記炭化珪素層に対し前記第2の面の側に設けられた第2の電極と、
を備える半導体装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1の炭化珪素領域は、第6の領域と第7の領域を更に含み、前記第6の領域は前記第1の領域と前記第1の面との間に位置し、前記第7の領域は前記第1の領域と前記第1の面との間に位置し、前記第6の領域の第1導電形不純物濃度は前記第1の領域の第1導電形不純物濃度と等しいか高く、前記第7の領域の第1導電形不純物濃度は前記第2の領域より高く、前記第6の領域は前記第3の領域と前記第7の領域との間に位置し、
前記第2の炭化珪素領域は、第8の領域と第9の領域を更に含み、前記第8の領域は前記第6の領域と接し、前記第9の領域は前記第7の領域と接し、前記第9の領域の第2導電形不純物濃度は、前記第8の領域の第2導電形不純物濃度より高く、前記第8の領域は、前記第5の領域と前記第9の領域との間に位置する請求項1記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第2の領域の第1導電形不純物濃度は前記第1の領域の第1導電形不純物濃度より高い、請求項1又は請求項2記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第5の領域の第2導電形不純物濃度は前記第4の領域の第2導電形不純物濃度の1.5倍以上10倍以下である請求項1ないし請求項3いずれか一項記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第5の領域は前記第1の部分に対し、前記第1の面から前記第2の面に向かう方向に位置する請求項1ないし請求項4いずれか一項記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第5の領域は前記第1の部分に対し、前記第1の面から前記第2の面に向かう第3の方向に位置し、
前記第9の領域は前記第1の部分に対し、前記第3の方向に位置する請求項2記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第2の炭化珪素領域は、第10の領域を更に含み、前記第10の領域は前記第5の領域と前記第1の部分との間に位置し、前記第10の領域の第2導電形不純物濃度は、前記第5の領域の第2導電形不純物濃度より高い、請求項1ないし請求項6いずれか一項記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1の炭化珪素領域は、前記第1の面に接する第11の領域を更に含み、
前記第1の電極は、前記第11の領域に接する第2の部分を更に含む、請求項1ないし請求項7いずれか一項記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第2の部分は前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極との間に設けられ、前記第2の部分は前記第1の部分の前記第1の方向に位置する請求項8記載の半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
次世代の半導体デバイス用の材料として炭化珪素が期待されている。炭化珪素はシリコンと比較して、バンドギャップが約3倍、破壊電界強度が約10倍、熱伝導率が約3倍と優れた物性を有する。この特性を活用すれば、例えば、高耐圧、低損失かつ高温動作可能なMetal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor(MOSFET)を実現することができる。
【0003】
炭化珪素を用いたMOSFETでは、アバランシェ耐量の向上が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-165245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、アバランシェ耐量が向上する半導体装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の半導体装置は、第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面と、を有する炭化珪素層と、前記炭化珪素層の中に設けられた第1導電形の第1の炭化珪素領域であって、第1の領域と第2の領域と第3の領域を含み、前記第2の領域は前記第1の領域と前記第1の面との間に位置し、前記第3の領域は前記第1の領域と前記第1の面との間に位置し、前記第2の領域の第1導電形不純物濃度は前記第1の領域の第1導電形不純物濃度と等しいか高く、前記第3の領域の第1導電形不純物濃度は前記第2の領域より高い、第1の炭化珪素領域と、前記炭化珪素層の中に設けられ前記第1の炭化珪素領域と前記第1の面との間に位置する第2導電形の第2の炭化珪素領域であって、第4の領域と第5の領域を含み、前記第4の領域は前記第2の領域と接し、前記第5の領域は前記第3の領域と接し、前記第5の領域の第2導電形不純物濃度は前記第4の領域の第2導電形不純物濃度より高い、第2の炭化珪素領域と、前記炭化珪素層の中に設けられ、前記第2の炭化珪素領域と前記第1の面との間に位置する第1導電形の第3の炭化珪素領域と、前記炭化珪素層に対し前記第1の面の側に設けられ、前記第1の面に平行な第1の方向に延び、前記第1の面において前記第2の炭化珪素領域と対向した第1のゲート電極と、前記炭化珪素層に対し前記第1の面の側に設けられ、前記第1の方向に延び、前記第1のゲート電極に対し前記第1の面に平行で前記第1の方向に垂直な第2の方向に設けられ、前記第1の面において前記第2の炭化珪素領域と対向した第2のゲート電極と、前記第2の炭化珪素領域と前記第1のゲート電極との間に設けられた第1のゲート絶縁層と、前記第2の炭化珪素領域と前記第2のゲート電極との間に設けられた第2のゲート絶縁層と、前記炭化珪素層に対し前記第1の面の側に設けられた第1の電極であって、前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極との間に設けられ前記第2の炭化珪素領域及び前記第3の炭化珪素領域に接する第1の部分を、含む第1の電極と、前記炭化珪素層に対し前記第2の面の側に設けられた第2の電極と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第1の実施形態の半導体装置の模式上面図。
第1の実施形態の半導体装置の模式上面図。
比較例の半導体装置の模式断面図。
第1の実施形態の変形例の半導体装置の模式断面図。
第2の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第2の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第2の実施形態の半導体装置の模式上面図。
第2の実施形態の半導体装置の模式上面図。
第2の実施形態の半導体装置の等価回路図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、同一又は類似の部材等には同一の符号を付し、一度説明した部材等については適宜その説明を省略する場合がある。
【0009】
また、以下の説明において、n
++
、n

、n、n

及び、p
++
、p

、p、p

の表記がある場合、それらの表記は、各導電形における不純物濃度の相対的な高低を表す。すなわち、n
++
はn

よりもn形不純物濃度が相対的に高く、n

はnよりもn形不純物濃度が相対的に高く、n

はnよりもn形不純物濃度が相対的に低いことを示す。また、p
++
はp

よりもp形不純物濃度が相対的に高く、p

はpよりもp形不純物濃度が相対的に高く、p

はpよりもp形不純物濃度が相対的に低いことを示す。なお、n

形、n

形を単にn形、p

形、p

形を単にp形と記載する場合もある。
【0010】
不純物濃度は、例えば、Secondary Ion Mass Spectrometry(SIMS)により測定することが可能である。また、不純物濃度の相対的な高低は、例えば、Scanning Capacitance Microscopy(SCM)で求められるキャリア濃度の高低から判断することも可能である。また、不純物領域の幅や深さ等の距離は、例えば、SIMSで求めることが可能である。また。不純物領域の幅や深さ等の距離は、例えば、SCMの画像やScanning Electron Microscope(SEM)の画像から求めることが可能である。また、絶縁層の厚さ等は、例えば、SIMS、SEM、又はTransmission Electron Microscope(TEM)の画像上で計測することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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