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公開番号2025113565
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-04
出願番号2024007785
出願日2024-01-23
発明の名称補修計画作成装置、補修計画支援システム、補修計画作成方法、補修計画作成プログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06Q 50/08 20120101AFI20250728BHJP(計算;計数)
要約【課題】資産の工事が周囲に及ぼす影響および、被工事資産の近くに位置する他の資産を考慮した補修計画を作成できる補修計画作成装置、補修計画支援システム、補修計画作成支援方法および補修計画作成支援プログラムを提供する。
【解決手段】補修計画装置2は、道路系資産の工事情報と占用物件の工事情報とを取得する通信部20と、通信部20により取得された道路系資産の工事情報と占用物件の工事情報に基づいて、道路系資産および占用物件の工事領域が重なる工事領域重複エリアを抽出し、工事領域重複エリア内に属する道路系資産および占用物件の工事時期を算出する処理部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
道路系資産の工事情報と占用物件の工事情報とを取得する通信部と、
前記通信部により取得された前記道路系資産の工事情報と前記占用物件の工事情報から、道路系資産および占用物件の工事領域が重なる工事領域重複エリアを抽出し、前記工事領域重複エリア内に属する道路系資産および占用物件の工事時期を算出する処理部と、
を備える補修計画作成装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記通信部より取得した前記道路系資産の工事情報と前記占用物件の工事情報とを保管する記憶部を備えることを特徴とする請求項１に記載の補修計画作成装置。
【請求項３】
前記処理部は、
前記工事領域重複エリア内の道路系資産および占用物件を含む複数の資産の工事が可能であるかを示す工事可能時期を抽出し、
抽出された前記複数の資産の工事可能時期が重なる場合、前記複数の資産が同時期に工事可能かを判定し、
前記判定の結果に基づき、前記複数の資産の工事時期を算出する、
請求項１または２に記載の補修計画作成装置。
【請求項４】
前記処理部は、
前記通信部より外部サーバから道路の規制情報を示す道路規制情報を取得し、取得した前記道路規制情報に基づいて工事時期を算出する請求項１に記載の補修計画作成装置。
【請求項５】
前記処理部は、
前記通信部より外部サーバから工事の申請から工事の完了までに掛かる期間の情報である工事期間情報を取得し、取得した前記工事期間情報に基づいて工事時期を算出する請求項１に記載の補修計画作成装置。
【請求項６】
前記道路系資産および前記占用物件の工事情報を用いて学習させた学習済モデルを用いて将来の工事時期を予測する予測部を備えることを特徴とする請求項１に記載の補修計画作成装置。
【請求項７】
道路系資産の工事情報と占用物件の工事情報とを取得する管理装置と、
前記管理装置により取得された前記道路系資産の工事情報と前記占用物件の工事情報から、道路系資産および占用物件の工事領域が重なる工事領域重複エリアを抽出し、前記工事領域重複エリア内に属する道路系資産および占用物件の工事時期を算出する処理部を有する補修計画作成装置と、
を備える、補修計画支援システム。
【請求項８】
前記補修計画作成装置にて算出される工事時期を表示する表示装置を備えることを特徴とする請求項７に記載の補修計画支援システム。
【請求項９】
道路系資産の工事情報と占用物件の工事情報とを取得する工程と、
取得した前記道路系資産の工事情報と前記占用物件の工事情報から道路系資産および占用物件の工事領域が重なる工事領域重複エリアを抽出する工程と、
前記工事領域重複エリア内に属する道路系資産および占用物件の工事時期を算出する工程と、
を備える、補修計画作成方法。
【請求項１０】
コンピュータに、
道路系資産の工事情報と占用物件の工事情報とを取得する工程と、
取得した前記道路系資産の工事情報と前記占用物件の工事情報から道路系資産および占用物件の工事領域が重なる工事領域重複エリアを抽出する工程と、
前記工事領域重複エリア内に属する道路系資産および占用物件の工事時期を算出する工程と、
を実行させる、補修計画作成プログラム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、公共資産の効率的な補修計画を作成する補修計画作成装置、補修計画支援システム、補修計画作成方法、および補修計画作成プログラムに関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、高度経済成長期などに構築された道路、橋梁、またはトンネルなどの公共的な資産の多くが老朽化しており補修工事の時期を迎えている。そこで、公共的な資産の維持管理を行うために、補修計画の作成を支援するいくつかの技術が提案されている。
【０００３】
例えば、下記特許文献１には、道路、橋梁、またはトンネルなどの公共的な資産の劣化予測を基に、補修年度および工事位置が近い複数の資産を同時に補修することを考慮した補修計画を作成する技術について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１５－２１５７５９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
従来の技術では、資産の劣化予測を基に、推奨される補修工事の時期および、工事位置が近い複数の資産ごとにグループ分けして補修計画を作成することで、工数低減により複数の資産を同時に補修工事するという費用削減効果を得られることが可能である。しかし、資産の管理機関が異なる場合に、担当者が予期できなかった工事の重複によって工期調整が発生する可能性があった。例えば、先行して道路工事を完了させた後に、当該道路の地下に埋設される水道管の工事を、道路工事とは別の管理機関が工事する場合などである。その結果、地下の水道管を工事するため、補修されて間もない健全な道路を開削する必要があり、工事の重複による不経済がおきるという問題があった。
【０００６】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、資産の工事が周囲に及ぼす影響および、被工事資産の近くに位置する他の資産を考慮した補修計画を作成できる補修計画作成装置、補修計画支援システム、補修計画作成支援方法および補修計画作成支援プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示では、従来の技術で考慮されてきた道路、橋梁、またはトンネルなどの資産を道路系資産と捉え、道路の地下に収容される水道管、通信ケーブル、電力ケーブル、またはガス管などの資産を占用物件と捉える。
【０００８】
本開示に係る補修計画作成装置は、道路系資産の工事情報と占用物件の工事情報とを取得する通信部と、通信部により取得された道路系資産の工事情報と占用物件の工事情報から、道路系資産および占用物件の工事領域が重なる工事領域重複エリアを抽出し、工事領域重複エリア内に属する道路系資産および占用物件の工事時期を算出する処理部とを備えるものである。
【０００９】
本開示に係る補修計画作成支援システムは、道路系資産の工事情報と占用物件の工事情報とを取得する管理装置と、管理装置により取得された道路系資産の工事情報と占用物件の工事情報から、道路系資産および占用物件の工事領域が重なる工事領域重複エリアを抽出し、工事領域重複エリア内に属する道路系資産および占用物件の工事時期を算出する処理部を有する補修計画作成装置とを備えるものである。
【００１０】
本開示に係る補修計画作成方法は、道路系資産の工事情報と占用物件の工事情報とを取得する工程と、取得した道路系資産の工事情報と占用物件の工事情報から道路系資産および占用物件の工事領域が重なる工事領域重複エリアを抽出する工程と、工事領域重複エリア内に属する道路系資産および占用物件の工事時期を算出する工程とを備えるものである。
（【００１１】以降は省略されています）

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