TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025114086
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2024008532
出願日2024-01-24
発明の名称画像処理装置及びその制御方法とプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 23/60 20230101AFI20250729BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像の輝度情報を表示する際の視認性を向上させる。
【解決手段】撮像装置110のシステム制御部117は、撮像素子111によりレンズ鏡筒200によって形成された光学像の画像信号を取得すると共にレンズ鏡筒200の設計情報と取得し、画像信号から輝度情報を検出し、レンズ鏡筒200の設計情報に基づいて撮像素子111の撮像面において光学像が結像している第1の領域にある画素の輝度情報を用いてヒストグラムを生成し、表示部114に表示する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
撮像素子にて撮像された、撮像光学系により形成された光学像の画像信号と前記撮像光学系の設計情報とを取得する取得手段と、
前記画像信号から輝度情報を検出する検出手段と、
前記輝度情報のヒストグラムを生成して表示装置に表示する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記設計情報に基づいて前記撮像素子の撮像面において前記光学像が結像している第1の領域を求め、前記第1の領域にある画素の輝度情報を用いて前記ヒストグラムを生成することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記設計情報に基づいて前記撮像素子の撮像面において前記光学像が結像していない第2の領域を求め、前記第2の領域にある画素数を演算し、前記撮像素子の全ての画素の輝度値をヒストグラム化した後に、低輝度値側から順に前記第2の領域にある画素数分の輝度情報を削除することにより、前記第1の領域にある画素の輝度情報からなるヒストグラムを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記ヒストグラムにおいて前記低輝度値側から順に削除された輝度情報が本来表示される領域を、残存する輝度値の分布を示す領域と区別した態様で、前記ヒストグラムに表示することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記削除された輝度情報が本来表示される領域は、ハッチングまたは塗り潰しで表示されることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記第1の領域は、前記撮像面と直交する方向から見た場合に、前記撮像面に内包される1つ又は2つの略円形の領域であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記第1の領域は前記撮像面と直交する方向から見た場合に略円形であり、
前記制御手段は、前記第1の領域内に設けた矩形領域にある画素の輝度情報を用いて前記ヒストグラムを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記矩形領域は、前記撮像素子の撮像面と相似形であるか又は正方形であることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記撮像素子により撮像された画像に前記矩形領域を重畳させて前記表示装置に表示することを特徴とする請求項6又は7に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記撮像素子により撮像された画像に前記ヒストグラムを重畳させて前記表示装置に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
【請求項10】
撮像素子により撮像光学系によって形成された光学像の画像信号を取得するステップと、
前記撮像光学系の設計情報を取得するステップと、
前記画像信号から輝度情報を検出するステップと、
前記設計情報に基づいて前記撮像素子の撮像面において前記光学像が結像している第1の領域を求めるステップと、
前記第1の領域にある画素の輝度情報を用いてヒストグラムを生成するステップと、
前記ヒストグラムを表示装置に表示するステップと、を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置及びその制御方法とプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
液晶パネル等の表示装置を備えた撮像装置では、撮像時のホワイトバランスや露出条件を変更するために、撮像素子により得られる画像(撮像画像)を表示装置に表示する際に、撮像信号の輝度値の分布情報を併せて表示することができるものがある。例えば、特許文献1には、撮像信号の輝度情報をヒストグラム化し、撮像画像に重畳して表示装置に表示する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-38801号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示された技術をはじめとして、撮像信号の輝度情報を表示装置に表示する場合、一般的に撮像素子の全画素の輝度値の分布が表示される。このとき、撮像光学系により結像した光学像に撮像素子の撮像面が包含される構成であれば問題はない。
【0005】
これに対して、全周(円周)魚眼レンズとして構成される撮像光学系により結像する光学像を、光軸方向から見たときに撮像素子の撮像面に内包させて被写体を撮像する場合がある。この場合、撮像面において光学像の外側に位置する画素の輝度値は小さくなり、所謂、黒潰れ又はケラレの状態となる。このような状況おいて従来と同様に撮像素子の撮像面全体で輝度情報を取得してヒストグラムを生成すると、低輝度値側に高いピークが立つことで、光学像内の輝度値のピークが極端に低くなってしまう。その結果、光学像の輝度値の分布を確認することが容易でなくなることで、例えば、露出の設定が容易でなくなるという問題がある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、画像の輝度情報を表示する際の視認性を向上させた画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る画像処理装置は、撮像素子にて撮像された、撮像光学系により形成された光学像の画像信号と前記撮像光学系の設計情報とを取得する取得手段と、前記画像信号から輝度情報を検出する検出手段と、前記輝度情報のヒストグラムを生成して表示装置に表示する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記設計情報に基づいて前記撮像素子の撮像面において前記光学像が結像している第1の領域を求め、前記第1の領域にある画素の輝度情報を用いて前記ヒストグラムを生成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、画像の輝度情報を表示する際の視認性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る撮像システムの概略構成を示すブロック図である。
図1の撮像システムを構成するレンズ鏡筒の概略構成を示す断面図である。
図1の撮像システムによる撮像時の動作を説明するフローチャートである。
表示対象画像と輝度ヒストグラムの第1実施形態での表示例を示す図である。
表示対象画像と輝度ヒストグラムの第2実施形態での表示例を示す図である。
表示対象画像と輝度ヒストグラムの第3実施形態での表示例を示す図である。
表示対象画像と輝度ヒストグラムの第4実施形態での表示例を示す図である。
表示対象画像と輝度ヒストグラムの従来例に係る表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態について、本発明に係る画像処理装置の一例として撮像装置を取り上げて、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において、撮像装置とは、撮像素子を備える撮像装置の本体部を指すものとする。但し、例えばコンパクトデジタルカメラのように撮像レンズが装置本体と一体的に構成されているものは、便宜的に、撮像装置に含まれるものとする。装置本体に対してレンズ鏡筒(交換レンズ)の着脱が可能な一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラについては、撮像装置にレンズ鏡筒が装着された構成を「撮像システム」と称呼することとする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
13日前
キヤノン株式会社
電子機器
21日前
キヤノン株式会社
電源装置
8日前
キヤノン株式会社
現像装置
3日前
キヤノン株式会社
プログラム
9日前
キヤノン株式会社
レンズ装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
22日前
キヤノン株式会社
電子写真装置
21日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
22日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
22日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
28日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
28日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
21日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
21日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
29日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
15日前
キヤノン株式会社
液体収容容器
8日前
キヤノン株式会社
記録素子基板
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
15日前
キヤノン株式会社
撮像システム
15日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
10日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
14日前
キヤノン株式会社
電子写真装置
13日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
13日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
13日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
29日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
続きを見る