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公開番号2025115277
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009747
出願日2024-01-25
発明の名称車両下部構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60K 11/02 20060101AFI20250730BHJP(車両一般)
要約【課題】外部から衝撃が加わった場合において、水路から漏れた冷却水によって電池セルが被水することを防止することができる車両下部構造を提供する。
【解決手段】車両下部構造1は、電池セル2と、電池ロアカバー3と、電池アッパーカバー4と、電池ロアカバー3の上部に設けられ、ジャンクションボックス10と、ジャンクションボックス10および電池セル2を冷却するための冷媒を供給するための供給管9と、供給管9を覆う水路カバー8と、供給管9とジャンクションとが対向する対向面を遮断する防水ケース6と、供給管9と電池セル2とが対向する対向面を遮断するリング状止水部材5と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電池セルと、
開口を有し、前記電池セルを収容する収容ケースと、
前記開口を覆う状態で前記収容ケースに取り付けられるカバーと、
前記カバーの上部に設けられ、前記電池セルを制御するジャンクションボックスと、
前記ジャンクションボックスおよび前記電池セルを冷却するための冷媒を供給するための供給管と、
を備える車両下部構造であって、
前記供給管を覆う第1部材と、
前記供給管と前記ジャンクションボックスとが対向する対向面を遮断する第2部材と、
前記供給管と前記電池セルとが対向する対向面を遮断する第3部材と、
を備える、
車両下部構造。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両下部構造であって、
開口を有し、前記電池セルを収容する収容ケースと、
前記電池セルからの電力を変換する電力変換機器と、
前記収容ケースの開口を覆う状態で取り付けられるカバーと、
をさらに備え、
前記収容ケースは、
前記供給管が挿入される第1孔を有し、
前記第1部材は、
少なくとも冷媒を通過可能な流路を有し、前記電力変換機器の上面と対向する対向面を覆うように形成されており、
前記第2部材は、
前記供給管を挿入可能な第2孔を有し、前記カバーの上面に配置され、かつ、前記第1部材および前記電力変換機器を収容し、
前記供給管は、
前記第1孔および前記第2孔を介して前記第1部材に接続され、前記第1部材に冷媒を供給する、
車両下部構造。
【請求項3】
請求項2に記載の車両下部構造であって、
前記ジャンクションボックスは、
前記第2部材の上面に配置され、
前記第3部材は、
前記カバーおよび前記第2部材との間および前記カバーおよび前記収容ケースとの間であって、前記供給管と前記電池セルとが対向する対向面を遮断する、
車両下部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両下部構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両のリアシートの下方に配置された開口を有する収容ケースの開口を覆う状態で取り付けた第1のカバーの上側にバッテリコントロールユニットを配置し、その第1のカバーと収容ケースによって形成された密閉空間に電池モジュールを収容する技術が開示されている。この技術では、第1のカバーの外周部と収容ケースの締結用フランジ部との間に、ゴムシールやウェザーストリップ等のシール部材を配置し、シール部材を介して第1のカバーと収容ケースとを密着させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-153107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、車両では、バッテリコントロールユニット等の電力変換器および電池セルを統合することによって、小型化や商品性向上を図っている。このため、車両では、電力変換器を冷却するため水路を設けている。
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1では、シール部材が配置されたシール箇所が1重であるため、外部から衝撃が加わった場合において、水路が破損したとき、水路から漏れた冷却水によって電池セルが被水する虞がある。
【0006】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、外部から衝撃が加わった場合において、水路から漏れた冷却水によって電池セルが被水することを防止することができる車両下部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る車両下部構造は、電池セルと、開口を有し、前記電池セルを収容する収容ケースと、前記開口を覆う状態で前記収容ケースに取り付けられるカバーと、前記カバーの上部に設けられ、前記電池セルを制御するジャンクションボックスと、前記ジャンクションボックスおよび前記電池セルを冷却するための冷媒を供給するための供給管と、を備える車両下部構造であって、前記供給管を覆う第1部材と、前記供給管と前記ジャンクションボックスとが対向する対向面を遮断する第2部材と、前記供給管と前記電池セルとが対向する対向面を遮断する第3部材と、を備える。
【0008】
また、本開示に係る車両下部構造は、上記開示において、開口を有し、前記電池セルを収容する収容ケースと、前記電池セルからの電力を変換する電力変換機器と、前記収容ケースの開口を覆う状態で取り付けられるカバーと、をさらに備え、前記収容ケースは、記供給管が挿入される第1孔を有し、前記第1部材は、少なくとも冷媒を通過可能な流路を有し、前記電力変換機器の上面と対向する対向面を覆うように形成されており、前記第2部材は、前記供給管を挿入可能な第2孔を有し、前記カバーの上面に配置され、かつ、前記第1部材および前記電力変換機器を収容し、前記供給管は、前記第1孔および前記第2孔を介して前記第1部材に接続され、前記第1部材に冷媒を供給する。
【0009】
また、本開示に係る車両下部構造は、上記開示において、前記ジャンクションボックスは、前記第2部材の上面に配置され、前記第3部材は、前記カバーおよび前記第2部材との間および前記カバーおよび前記収容ケースとの間であって、前記供給管と前記電池セルとが対向する対向面を遮断する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、外部から衝撃が加わった場合において、水路が破損したとき、水路から漏れた冷却水によって電池セルが被水することを防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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