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公開番号2025115518
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010008
出願日2024-01-26
発明の名称処理装置、処理方法、及びプログラム
出願人株式会社Cygames
代理人個人,個人
主分類G06T 13/40 20110101AFI20250731BHJP(計算;計数)
要約【課題】描画対象に自然な瞳の動作を行わせる。
【解決手段】本開示の処理装置10は、描画対象の瞳に、微少移動を繰り返す第1の動作を行わせる微少移動制御部11を有する。微少移動制御部11は、微少移動における瞳の移動先として許可する許可エリアと、微少移動における瞳の移動先として除外する除外エリアとを決定する。そして、微少移動制御部11は、許可エリア内、かつ除外エリア外のエリアの中から微少移動における瞳の移動先を決定し、決定した移動先に瞳を移動させる処理を繰り返す。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータを、
描画対象の瞳に、微少移動を繰り返す第1の動作を行わせる微少移動制御手段として機能させ、
前記微少移動制御手段は、
前記微少移動における瞳の移動先として許可する許可エリアと、前記微少移動における瞳の移動先として除外する除外エリアとを決定し、
前記許可エリア内、かつ前記除外エリア外のエリアの中から前記微少移動における瞳の移動先を決定し、決定した移動先に瞳を移動させる処理を繰り返すプログラム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記コンピュータを、
前記微少移動とは異なる通常移動での瞳の移動先である基準位置を決定し、決定した前記基準位置に瞳を移動させる通常移動制御手段としてさらに機能させ、
前記微少移動制御手段は、
第1の基準位置にいる瞳に前記第1の動作を行わせる場合、
前記第1の基準位置に基づき前記許可エリアを決定し、
前記第1の基準位置又は少なくとも1回の前記微少移動の後の瞳の位置である現在位置に基づき、次の前記微少移動における瞳の移動先として除外する前記除外エリアを決定する請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記微少移動制御手段は、前記第1の基準位置を中心とした所定エリアの内部を前記許可エリアとして決定する請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記微少移動制御手段は、前前記現在位置を中心とした所定エリアの内部を前記除外エリアとして決定する請求項2に記載のプログラム。
【請求項5】
前記微少移動制御手段は、
瞳に前記第1の動作を行わせるイベントを所定のタイミングで発生させ、
1回の前記イベントに応じて、1回の前記微少移動を行わせるか、複数回連続で前記微少移動を行わせるかを決定し、
1回の前記イベントに応じて、決定した回数の前記微少移動を行わせる請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
前記微少移動制御手段は、
1回の前記イベントに応じて複数回連続で前記微少移動を行わせる場合、
2回目以降の前記微少移動における瞳の移動先を決定する際には、前記許可エリア及び前記除外エリアの大きさを、1回目の前記微少移動における瞳の移動先を決定する際の前記許可エリア及び前記除外エリアよりも小さくする請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記微少移動制御手段は、
前記微少移動における瞳の移動先を決定する際、予め定められた禁止条件を満たさない移動先を決定し、
前記禁止条件は、瞳の現在位置と移動先とを結ぶ線と、所定方向とのなす角が基準角度未満である請求項1に記載のプログラム。
【請求項8】
前記微少移動制御手段は、
前記微少移動における瞳の移動先を決定する際、予め定められた禁止条件を満たさない移動先を決定し、
1回の前記イベントに応じて複数回連続で前記微少移動を行わせる場合の2回目以降の前記微少移動における瞳の移動先を決定する場合の前記禁止条件は、
1回目の前記微少移動における瞳の移動方向と2回目以降の前記微少移動における瞳の移動方向が同じ、
2回目以降の前記微少移動における瞳の移動距離が、1回目以降の前記微少移動における瞳の移動距離より大きい、及び、
2回目以降の前記微少移動における移動先が現在位置よりも前記第1の基準位置から離れる、
の少なくとも1つを含む請求項5に記載のプログラム。
【請求項9】
描画対象の瞳に、微少移動を繰り返す第1の動作を行わせる微少移動制御部を有し、
前記微少移動制御部は、
前記微少移動における瞳の移動先として許可する許可エリアと、前記微少移動における瞳の移動先として除外する除外エリアとを決定し、
前記許可エリア内、かつ前記除外エリア外のエリアの中から前記微少移動における瞳の移動先を決定し、決定した移動先に瞳を移動させる処理を繰り返す処理装置。
【請求項10】
1つ以上のコンピュータが、
描画対象の瞳に、微少移動を繰り返す第1の動作を行わせる微少移動制御工程を実行し、
前記微少移動制御工程では、
前記微少移動における瞳の移動先として許可する許可エリアと、前記微少移動における瞳の移動先として除外する除外エリアとを決定し、
前記許可エリア内、かつ前記除外エリア外のエリアの中から前記微少移動における瞳の移動先を決定し、決定した移動先に瞳を移動させる処理を繰り返す処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、処理装置、処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
人間の眼球は、視点を固定している時も、マイクロサッカードと呼ばれる微細な眼球運動を行っている。ゲーム画面や各種UI(user interface)画面等においてキャラクタやアバター等が描画されるが、キャラクタやアバター等においてもこの眼球運動を行わせることで、よりリアルな描画が可能となる。
【0003】
関連する技術が非特許文献1に開示されている。非特許文献1は、キャラクタにマイクロサッカードを行わせる技術を開示している。当該技術は、確率モデルを用いて当該眼球運動を生成する。固視微動をする場合、まずは、持続時間が決定され、その後、マイクロサッカードの時間間隔が求められ、一回の固視微動の中で何回マイクロサッカードが発生するかが決まる。固視微動の方向は、被験者全体の観測結果を平均すると大きな偏りが見られなかったため、360°の範囲内で均等になるように乱数で決定される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
岩尾知頼、他4名、“確率モデルに基づく対話時の眼球運動の分析及び合成”、[online]、The Journal of the Institute of Image Electronics Engineers of Japan Vol. 42 No. 5 (2013)、661-670ページ、[令和6年1月11日検索]、インターネット、<URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/iieej/42/5/42_661/_pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の通り、非特許文献1では、固視微動の方向は、被験者全体の観測結果を平均すると大きな偏りが見られなかったため、360°の範囲内で均等になるように乱数で決定される。すなわち、非特許文献1では、人間(被験者)の固視微動の観測結果と同様の内容となるように、キャラクタのマイクロサッカードの内容を決定する。
【0006】
しかし、人間の目とキャラクタやアバターの目は、外観が異なる場合がある。例えば、キャラクタやアバターの目は、人間の目に比べて、顔全体に占める割合が大きい場合がある。また、キャラクタやアバターの目は、人間の目に比べて、目全体に対する瞳(黒目部分(瞳孔及び虹彩を含む。以下同様。))の割合が大きい場合がある。また、キャラクタやアバターの瞳(黒目部分)の形状は、人間の瞳(黒目部分)の形状と異なる場合がある。例えば、キャラクタやアバターの瞳の形状は縦長だったりする。
【0007】
人間の目とキャラクタやアバターの目との間には、例えばこのような外観の違いある。このため、人間の目で実際に行われているマイクロサッカードをそのまま真似てキャラクタやアバターに行わせると、不自然に見える場合がある。
【0008】
本開示の目的の一例は、上述した問題を鑑み、描画対象に自然な瞳の動作を行わせる処理装置、処理方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示によれば、
コンピュータを、
描画対象の瞳に、微少移動を繰り返す第1の動作を行わせる微少移動制御手段として機能させ、
前記微少移動制御手段は、
前記微少移動における瞳の移動先として許可する許可エリアと、前記微少移動における瞳の移動先として除外する除外エリアとを決定し、
前記許可エリア内、かつ前記除外エリア外のエリアの中から前記微少移動における瞳の移動先を決定し、決定した移動先に瞳を移動させる処理を繰り返すプログラムが提供される。
【0010】
また、本開示によれば、
描画対象の瞳に、微少移動を繰り返す第1の動作を行わせる微少移動制御部を有し、
前記微少移動制御部は、
前記微少移動における瞳の移動先として許可する許可エリアと、前記微少移動における瞳の移動先として除外する除外エリアとを決定し、
前記許可エリア内、かつ前記除外エリア外のエリアの中から前記微少移動における瞳の移動先を決定し、決定した移動先に瞳を移動させる処理を繰り返す処理装置が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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