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公開番号2025124246
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020166
出願日2024-02-14
発明の名称ワイヤハーネス
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01B 7/00 20060101AFI20250819BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】編組線の筒状金属部材からの離脱を抑制可能としたワイヤハーネスを提供すること。
【解決手段】ワイヤハーネス10は、電線21と、電線21の外周を覆う金属パイプ22と、電線21の外周を覆うとともに固定端部23aを有し該固定端部23aが金属パイプ22の外周を覆うように配置される筒状の編組線23と、固定端部23aの外周を覆いつつ該固定端部23aを金属パイプ22に結束する結束部材24とを備える。結束部材24は、固定端部23aとの対向面24bに複数の凸部を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電線と、
前記電線の外周を覆う筒状金属部材と、
前記電線の外周を覆うとともに固定端部を有し、該固定端部が前記筒状金属部材の外周を覆うように配置される筒状の編組線と、
前記固定端部の外周を覆いつつ該固定端部を前記筒状金属部材に結束する結束部材と、
を備えた、ワイヤハーネスであって、
前記結束部材は、前記固定端部との対向面に複数の凸部を有する、
ワイヤハーネス。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記複数の凸部は、前記固定端部との対向面の全周に設けられている、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記編組線は、複数の導電性の素線が前記編組線の周方向及び軸方向に対して傾斜するように編み込まれてなるものであり、
前記複数の凸部の各々は、前記固定端部の周方向及び軸方向に対して傾斜した傾斜部を有する、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記複数の凸部の各々は、菱形に形成されている、
請求項3に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記結束部材は、金属材料からなる、
請求項1に記載のワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤハーネスに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ワイヤハーネスとしては、例えば、車両の前部に設置されたインバータと、車両の後方に設置された高圧バッテリとを接続するために、車両の床下等を通るように配索されるものがある。そして、このようなワイヤハーネスとしては、電線と、床下に配置されつつ電線の外周を覆う金属パイプと、金属パイプの端部に接続されつつ電線の外周を覆う筒状の編組線とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。この編組線は、その第1端部が金属パイプの外周を覆うように配置される。そして、編組線の第1端部は、かしめリング等の結束部材に覆われつつ金属パイプに結束されることで、金属パイプに電気的に接続される。また、編組線の第2端部は、インバータや高圧バッテリに接続されるコネクタの金属シェル等を介して車両ボディに電気的に接続される。このようなワイヤハーネスでは、金属パイプ及び編組線によって、電線からのノイズの放射が抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-53958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のようなワイヤハーネスでは、例えば、金属パイプの外周を覆うように配置される編組線の厚みが均一とならないことなどから、結束部材による固着力がばらついてしまうことになる。よって、結束部材による固着力が基準値を満たせないといった虞があった。すなわち、編組線の第1端部が金属パイプから離脱してしまうという虞があった。
【0005】
本開示の目的は、編組線の筒状金属部材からの離脱を抑制可能としたワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のワイヤハーネスは、電線と、前記電線の外周を覆う筒状金属部材と、前記電線の外周を覆うとともに固定端部を有し、該固定端部が前記筒状金属部材の外周を覆うように配置される筒状の編組線と、前記固定端部の外周を覆いつつ該固定端部を前記筒状金属部材に結束する結束部材と、を備えた、ワイヤハーネスであって、前記結束部材は、前記固定端部との対向面に複数の凸部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示のワイヤハーネスによれば、編組線の筒状金属部材からの離脱を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態におけるワイヤハーネスの配索経路を示す概略構成図である。
図2は、一実施形態におけるワイヤハーネスの一部拡大側面図である。
図3は、図2の3-3線に沿った断面図である。
図4は、一実施形態における結束部材の一部を径方向内側から見た模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]電線と、前記電線の外周を覆う筒状金属部材と、前記電線の外周を覆うとともに固定端部を有し、該固定端部が前記筒状金属部材の外周を覆うように配置される筒状の編組線と、前記固定端部の外周を覆いつつ該固定端部を前記筒状金属部材に結束する結束部材と、を備えた、ワイヤハーネスであって、前記結束部材は、前記固定端部との対向面に複数の凸部を有する。
【0010】
同構成によれば、結束部材は、編組線の固定端部との対向面に複数の凸部を有するため、固定端部と引っ掛かり易くなる。詳しくは、結束部材は、凸部が編組線の隙間に入り込むことで編組線の固定端部と引っかかり易くなる。よって、結束部材は、編組線の固定端部に対する位置ずれが抑制される。よって、編組線の固定端部と筒状金属部材との固着力を高く維持することができ、ひいては編組線の筒状金属部材からの離脱を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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