TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025115567
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010082
出願日
2024-01-26
発明の名称
熱分解システム
出願人
地方独立行政法人大阪産業技術研究所
,
株式会社ビッグバン
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
F23G
5/027 20060101AFI20250731BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】スクラバー装置を別途設けなくても、熱分解ガスからタール及び炭素を取り除くことができるうえに、エネルギの有効活用ができる熱分解システムを提供する。
【解決手段】熱分解システム10は、原料を熱分解することで、タール及び炭素を含む熱分解ガスを生成する熱分解炉1と、熱分解炉1により生成された熱分解ガスを改質することで、水素及び一酸化炭素の少なくとも一方を含む燃料ガスを生成する改質器2と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
原料を熱分解することで、タール及び炭素を含む熱分解ガスを生成する熱分解炉と、
前記熱分解炉により生成された前記熱分解ガスを改質することで、水素及び一酸化炭素の少なくとも一方を含む燃料ガスを生成する改質器と、
を備える、熱分解システム。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記改質器により生成された前記燃料ガスを用いて発電する発電機を更に備える、
請求項1に記載の熱分解システム。
【請求項3】
前記熱分解炉は、前記原料としての感染性廃棄物を熱分解して、微生物を含む前記熱分解ガスを生成するように構成され、
前記改質器は触媒を有し、
前記改質器は、前記触媒を加熱することにより、前記熱分解ガスを改質すると共に滅菌するように構成されている、
請求項1又は請求項2に記載の熱分解システム。
【請求項4】
前記改質器は、前記触媒を750℃以上に加熱する加熱装置を有している、
請求項3に記載の熱分解システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱分解システムに関し、より詳細には、原料を熱分解することで生成される熱分解ガスを有効活用できる熱分解システムに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従前より、廃棄物等の原料に対して、空気を制限しながら熱を加えることで、熱分解反応を生じさせ、炭化する熱分解炉が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-114097号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、熱分解炉によって生じたガス(熱分解ガスという場合がある)は、熱分解炉から排出される。このとき、熱分解炉に滞留する時間が十分に確保できないと、熱分解ガスには、長鎖炭化水素や芳香族化合物を含むタール及び炭素が残存する。
【0005】
このため、従前では、熱分解炉を用いた場合、熱分解ガスからタール及び炭素を取り除くためのスクラバー装置を別途設ける必要がある。
【0006】
しかしながら、タール及び炭素を取り除くスクラバー装置を別途設けた場合、スクラバー装置内にタール及び炭素が蓄積し、メンテナンスの頻度が高くなるという問題がある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、スクラバー装置を別途設けなくても、熱分解ガスからタール及び炭素を取り除くことができるうえに、エネルギの有効活用ができる熱分解システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る一態様の熱分解システムは、原料を熱分解することで、タール及び炭素を含む熱分解ガスを生成する熱分解炉と、熱分解炉により生成された熱分解ガスを改質することで、水素及び一酸化炭素の少なくとも一方を含む燃料ガスを生成する改質器と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る上記態様の熱分解システムは、スクラバー装置を別途設けなくても、熱分解ガスからタール及び炭素を取り除くことができるうえに、エネルギの有効活用ができる、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る熱分解システムのブロック図である。
実施形態に係る熱分解システムの熱分解炉の模式断面図である。
実施形態に係る熱分解システムの改質器の模式断面図である。
試験1の試験装置の模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
煙突煤払い掃除機
21日前
株式会社パロマ
燃焼装置
1か月前
株式会社トヨトミ
固体燃料燃焼器
2か月前
株式会社オメガ
熱風発生装置
3か月前
三浦工業株式会社
ボイラ
4か月前
三浦工業株式会社
ボイラ
2か月前
個人
回転キルンを利用した燻炭製造方法
2か月前
株式会社フクハラ
充填物処理方法
1か月前
東京パイプ株式会社
着火器具
18日前
株式会社タクマ
付着物除去システム
1か月前
リンナイ株式会社
燃焼装置
1か月前
大陽日酸株式会社
バーナ
2か月前
大陽日酸株式会社
バーナ
2か月前
大陽日酸株式会社
バーナ
3か月前
リンナイ株式会社
予混合装置
4か月前
株式会社日本サーモエナー
ガスバーナ
1か月前
個人
可燃性ガス燃焼装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
燃焼ノズル
14日前
株式会社パロマ
給湯器
1か月前
株式会社パロマ
給湯器
1か月前
中外炉工業株式会社
リジェネバーナ装置
1か月前
京セラ株式会社
ヒータ
4か月前
株式会社ノーリツ
温水装置
1か月前
リンナイ株式会社
全一次燃焼式バーナ
4か月前
株式会社日本サーモエナー
ボイラシステム
1か月前
三浦工業株式会社
ボイラ、ボイラの制御方法
1か月前
株式会社山辰組
可燃物焼却用設備及び焼却工法
2か月前
株式会社クボタ
溶融炉及びその運転方法
1か月前
株式会社荏原製作所
排ガス処理装置
1か月前
川崎重工業株式会社
燃料供給設備
1か月前
株式会社ノーリツ
予混合装置およびこれを備えた燃焼装置
14日前
株式会社新越ワークス
燃焼装置
2か月前
株式会社新越ワークス
燃焼装置
2か月前
株式会社タクマ
固体炭素製造装置、及び固体炭素製造方法
3か月前
株式会社ノーリツ
予混合装置およびこれを備えた燃焼装置
2か月前
株式会社エスイー
火力発電方法
9日前
続きを見る
他の特許を見る