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公開番号
2025116511
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024010981
出願日
2024-01-29
発明の名称
医療用コネクタ
出願人
テルモ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61M
39/10 20060101AFI20250801BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】片手による一方向への操作のみで弁体を開閉することにより、弁体に挿通される医療器具の解除および固定が可能な操作性の高い医療用コネクタを提供する。
【解決手段】医療用コネクタ10は、先端部に医療用管体140を接続可能であり、本体内腔26を備える本体20と、本体内腔26に配置されて本体内腔26を長軸方向Xへ移動可能な移動部60と、本体内腔26に配置されて移動部60を基端方向へ付勢する付勢部70と、一部が本体20の外部へ突出し、移動部60を基端方向へ移動させるように長軸方向Xと垂直な押圧方向Zへ押圧可能な押圧部80と、弾性材料により形成され、本体内腔26に配置されて移動部60に接触し、長軸方向Xへ貫通する弁開口51を備え、弁開口51は付勢部70により付勢された移動部60から圧縮力を受けて閉じており、圧縮力が低減されることで開いて貫通孔61と連通可能である弁体50と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
先端と基端との間に長軸方向に延在し、先端部に医療用管体を接続可能な接続部を備え、長軸方向に貫通する本体内腔を備える本体と、
前記本体内腔に配置されて前記本体内腔を長軸方向へ移動可能であり、長軸方向へ貫通する貫通孔を備える移動部と、
前記本体内腔に配置されて長軸方向へ伸縮可能であり、前記移動部を先端方向へ付勢する付勢部と、
一部が前記本体の外部へ突出し、前記移動部を基端方向へ移動させるように前記本体に対して長軸方向と垂直な押圧方向へ移動可能な押圧部と、
弾性材料により形成され、前記本体内腔に配置されて前記移動部に接触し、長軸方向へ貫通する弁開口を備え、前記弁開口は前記付勢部により付勢された前記移動部から圧縮力を受けて閉じており、前記圧縮力が低減されることで開いて前記貫通孔と連通可能である弁体と、を有することを特徴とする医療用コネクタ。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記押圧部を前記本体に対して固定可能な固定機構を有することを特徴とする請求項1に記載の医療用コネクタ。
【請求項3】
前記貫通孔の基端は、ルアーテーパを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の医療コネクタ。
【請求項4】
前記弁体は、前記押圧部に外部から押圧力が作用した状態において前記移動部から圧縮力を受けていることを特徴とする請求項1または2に記載の医療用コネクタ。
【請求項5】
前記弁体と当該弁体と対向する部材との間に配置される、または前記弁体と当該弁体と対向する部材とにより形成される気密機構を有することを特徴とする請求項1または2に記載の医療用コネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、長尺な医療用管体の基端部に接続される医療用コネクタに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
血管に生じた病変に対し、放射線透視下で血管に経皮的にデバイスを挿入して診断や治療を行う血管内治療が行われている。血管内治療では、先行して挿入されたガイドワイヤに沿わせて、病変の治療や薬剤を注入させるためのカテーテルを目的部位へ挿入する。また、先に挿入した大径の外側カテーテルの内腔にさらに細径の内側カテーテルを挿入する手技も行われる。
【0003】
外側カテーテルに、ガイドワイヤが挿入された内側カテーテルが挿入されている場合において、外側カテーテルに挿入された内側カテーテルを保持せずにガイドワイヤのみを先端方向に進めると、内側カテーテルが基端方向に押し戻されて位置を保持することが難しいことがある。そのため、外側カテーテルと内側カテーテルとを固定した状態でガイドワイヤを操作する手技においては、外側カテーテルと内側カテーテルとを固定するために、Yコネクタが用いられる場合がある(例えば、特許文献1)。Yコネクタは、管状の本体と、本体の内部に配置された弁体と、本体に対してネジ構造により連結され回転によって弁体を変形させる回転部材とを有している。このようなYコネクタは、外側カテーテルのハブに接続され、回転部材を本体に対して回転させることで弁体を変形させて閉じ、弁体を貫通する内側カテーテルを固定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2008/078393号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のYコネクタは、弁体の開閉時に回転部材を回転させる必要がある。そのため、弁体の開閉を瞬時に行うことができず、操作性が低い。また、術者は、弁体の開閉に際し、一方の手でYコネクタの本体を把持し、他方の手で回転部材を回転させる必要があるため、内側カテーテルやガイドワイヤを把持することができない。そのため、Yコネクタの弁体の開閉時に外側カテーテルに対する内側カテーテルやガイドワイヤの位置が変化してしまうことがある。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、片手による一方向への操作のみで弁体を開閉することにより、弁体に挿通される医療器具の解除および固定が可能な操作性の高い医療用コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成する本発明に係る(1)医療用コネクタは、先端と基端との間に長軸方向に延在し、先端部に医療用管体を接続可能な接続部を備え、長軸方向に貫通する本体内腔を備える本体と、前記本体内腔に配置されて前記本体内腔を長軸方向へ移動可能であり、長軸方向へ貫通する貫通孔を備える移動部と、前記本体内腔に配置されて長軸方向へ伸縮可能であり、前記移動部を先端方向へ付勢する付勢部と、一部が前記本体の外部へ突出し、前記移動部を基端方向へ移動させるように前記本体に対して長軸方向と垂直な押圧方向へ移動可能な押圧部と、弾性材料により形成され、前記本体内腔に配置されて前記移動部に接触し、長軸方向へ貫通する弁開口を備え、前記弁開口は前記付勢部により付勢された前記移動部から圧縮力を受けて閉じており、前記圧縮力が低減されることで開いて前記貫通孔と連通可能である弁体と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上記(1)に記載の医療用コネクタは、押圧部を外部から直線的に押圧する操作のみで移動部を付勢部の付勢力に対抗して基端方向へ移動させて、閉じている弁体の弁開口を開くことができ、かつ押圧を解除するだけで移動部を付勢部の付勢力により先端方向へ移動させて弁体を圧縮させて、弁開口を閉じることができる。このため、医療用コネクタは、片手による一方向への操作のみで弁体の弁開口を開閉することにより、医療用管体に対する医療器具の固定および解除が可能であるため、操作性が高い。
【0009】
(2) 上記(1)に記載の医療用コネクタは、前記押圧部を前記本体に対して固定可能な固定機構を有してもよい。これにより、医療用コネクタは、術者が押圧部を押圧し続けなくても、固定機構により押圧部を本体に固定して弁開口が開いた状態を容易に維持できる。このため、医療用コネクタは、医療用管体に対して医療器具を移動可能な状態を容易に維持できる。
【0010】
(3) 上記(1)または(2)に記載の医療用コネクタにおいて、前記貫通孔の基端は、ルアーテーパを備えてもよい。これにより、医療用コネクタは、移動部の貫通孔に他の器具を接続して、接続部に接続された医療用管体へ薬剤や生理食塩水等の液体を注入することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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