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公開番号
2025098568
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023214792
出願日
2023-12-20
発明の名称
移送器具
出願人
テルモ株式会社
代理人
弁理士法人桐朋
主分類
A61B
17/00 20060101AFI20250625BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】医療用シートを生体の処置対象部に移送するための移送器具を提供する。
【解決手段】移送器具10は、外筒22と、支持部26を有するキャリア部材18とを備える。支持部26は、外筒22の軸方向に対して直交する幅方向に沿った断面において波形状に形成されている。支持部26が外筒22内に収容された収容状態で、支持部26の裏面における幅方向の両端部である裏面両端部は、外筒22の内周面と接触し、且つ、裏面両端部は互いに非接触である。支持部26が外筒22から突出することに伴い、支持部26は展開状態となる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
医療用シートを生体の処置対象部に移送するための移送器具であって、
外筒と、
前記外筒の軸方向に延在して前記外筒の内部に前記軸方向に沿って移動可能に配置されるシャフトと、前記シャフトの先端部に配置され、前記医療用シートを保持可能な支持面を含むシート状の支持部と、を有するキャリア部材と、
を備え、
前記支持部は、前記支持面を含む表面と、前記表面とは反対側の面である裏面とを有し、
前記支持部は、前記外筒の前記軸方向に対して直交する幅方向に沿った断面において波形状に形成されており、
前記支持部が前記外筒内に収容された収容状態で、前記支持部の前記裏面における前記幅方向の両端部である裏面両端部は、前記外筒の内周面と接触し、且つ、前記裏面両端部は互いに非接触であり、
前記支持部が前記外筒の先端開口から突出して前記外筒から露出することに伴い、前記支持部は、当該支持部の弾性復元力によって展開した展開状態となり、前記展開状態における前記支持部は、前記収容状態における前記支持部よりも前記幅方向に大きい、移送器具。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の移送器具において、
前記支持部は、前記裏面から前記表面に向かう第1方向に凸状となるように湾曲した少なくとも1つの第1湾曲凸部と、前記第1方向とは逆方向である第2方向に凸状となるように湾曲した少なくとも1つの第2湾曲凸部とを有する、移送器具。
【請求項3】
請求項2に記載の移送器具において、
前記収容状態で、前記裏面両端部の少なくとも一方は、少なくとも1つの前記第1湾曲凸部と前記外筒の前記内周面との間に配置される、移送器具。
【請求項4】
請求項2に記載の移送器具において、
前記収容状態で、前記第2湾曲凸部は、前記外筒の前記内周面に対して非接触である、移送器具。
【請求項5】
請求項2に記載の移送器具において、
前記収容状態で、前記裏面両端部は、前記第1湾曲凸部の突端よりも前記第2方向に寄った位置にある、移送器具。
【請求項6】
請求項2に記載の移送器具において、
前記支持部は、2つの前記第1湾曲凸部と、前記幅方向において2つの前記第1湾曲凸部の間に形成された1つの前記第2湾曲凸部とを有する、移送器具。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の移送器具において、
前記シャフトに沿って延在して前記シャフトに沿って移動可能に設けられる第2シャフトと、前記第2シャフトの先端部に設けられ前記医療用シートを先端方向に向けて押す押付部とを有する第2キャリア部材を備える、移送器具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用シートを生体の処置対象部に移送するための移送器具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、例えば臓器移植に用いられる医療用シート(細胞シート)を生体の処置対象部に移送するための移送器具が開示されている。この移送器具は、外筒と、外筒内に摺動可能に支持されたスライド部材と、スライド部材の先端部に設けられたシート支持部材とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-000511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
医療用シートを処置対象部へとより効率的に移送することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明の一態様は、医療用シートを生体の処置対象部に移送するための移送器具であって、外筒と、前記外筒の軸方向に延在して前記外筒の内部に前記軸方向に沿って移動可能に配置されるシャフトと、前記シャフトの先端部に配置され、前記医療用シートを保持可能な支持面を含むシート状の支持部と、を有するキャリア部材と、を備え、前記支持部は、前記支持面を含む表面と、前記表面とは反対側の面である裏面とを有し、前記支持部は、前記外筒の前記軸方向に対して直交する幅方向に沿った断面において波形状に形成されており、前記支持部が前記外筒内に収容された収容状態で、前記支持部の前記裏面における前記幅方向の両端部である裏面両端部は、前記外筒の内周面と接触し、且つ、前記裏面両端部は互いに非接触であり、前記支持部が前記外筒の先端開口から突出して前記外筒から露出することに伴い、前記支持部は、当該支持部の弾性復元力によって展開した展開状態となり、前記展開状態における前記支持部は、前記収容状態における前記支持部よりも前記幅方向に大きい、移送器具である。
【0006】
上記の構成によれば、支持部が波形状に形成されているため、支持部を幅方向に収縮させて外筒内に収容することができる。このため、外筒の内周長よりも幅の大きい医療用シートを支持部に載置できるとともに、デバイス(移送器具)を細経化し、低侵襲化することができる。よって、この移送器具によれば、医療用シートを処置対象部へと効率的に移送することができる。
【0007】
(2)上記(1)に記載の移送器具において、前記支持部は、前記裏面から前記表面に向かう第1方向に凸状となるように湾曲した少なくとも1つの第1湾曲凸部と、前記第1方向とは逆方向である第2方向に凸状となるように湾曲した少なくとも1つの第2湾曲凸部とを有してもよい。
【0008】
(3)上記(2)に記載の移送器具において、前記収容状態で、前記裏面両端部の少なくとも一方は、少なくとも1つの前記第1湾曲凸部と前記外筒の前記内周面との間に配置されてもよい。
【0009】
(4)上記(2)又は(3)に記載の移送器具において、前記収容状態で、前記第2湾曲凸部は、前記外筒の前記内周面に対して非接触でもよい。
【0010】
(5)上記(2)に記載の移送器具において、前記収容状態で、前記裏面両端部は、前記第1湾曲凸部の突端よりも前記第2方向に寄った位置にあってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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