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公開番号
2025100051
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023217140
出願日
2023-12-22
発明の名称
表示装置、表示システム、コンピュータプログラム、表示方法、学習モデル及び学習モデル生成方法
出願人
テルモ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61M
5/168 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】複数の医療用ポンプを使用して複数種類の薬剤を同時に投与する疼痛管理を支援することができる表示装置、表示システム、コンピュータプログラム、表示方法、学習モデル及び学習モデル生成方法を提供する。
【解決手段】表示装置は、制御部を備え、制御部は、複数の医療用ポンプによって患者に投与される複数の薬剤それぞれの投与情報を取得し、取得した投与情報に基づいて複数の薬剤それぞれの投与量を算出し、複数の薬剤それぞれの投与量を時系列かつ対比可能に表示する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
制御部を備え、
前記制御部は、
複数の医療用ポンプによって患者に投与される複数の薬剤それぞれの投与情報を取得し、
取得した投与情報に基づいて前記複数の薬剤それぞれの投与量を算出し、
前記複数の薬剤それぞれの投与量を時系列かつ対比可能に表示する、
表示装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
一の表示画面内で共通の時間軸を用いて前記複数の薬剤それぞれの投与量を時系列に表示する、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記制御部は、
取得した投与情報に基づいて前記複数の薬剤それぞれの投与積算量を算出し、
前記複数の薬剤それぞれの投与積算量を時系列かつ対比可能に表示する、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記複数の薬剤は、持続投与される薬剤及び追加投与される薬剤を含む、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記患者が追加投与した薬剤の投与が有効である有効回数及び前記投与が無効である無効回数を時系列に表示する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記患者が追加投与した薬剤の投与が有効である有効回数及び前記投与が無効である無効回数を異なる表示態様で表示する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項7】
前記制御部は、
取得した投与情報に基づいて前記患者の現時点及び将来の少なくとも一方の疼痛指標を推定し、
推定した疼痛指標を時系列に表示する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項8】
前記制御部は、
薬剤の投与情報を入力した場合に、現時点及び将来の少なくとも一方の疼痛指標を出力する学習モデルに、取得した投与情報を入力して前記患者の疼痛指標を取得し、
取得した疼痛指標を時系列に表示する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記複数の薬剤の少なくとも一つの薬剤の血中濃度予測値を所要間隔で算出し、
算出した血中濃度予測を時系列に表示する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項10】
前記制御部は、
前記複数の医療用ポンプの少なくとも一つの医療用ポンプの薬剤残量が所定値以下になる時点を表示する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置、表示システム、コンピュータプログラム、表示方法、学習モデル及び学習モデル生成方法に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、患者が収容される病室に設置される複数の輸液ポンプと、院内ネットワークを通じて複数の輸液ポンプに接続されるポンプ監視サーバ及びモニタ端末とを備え、医療従事者がモニタ端末を通じて、輸液ポンプが送液している薬剤の薬剤名、投与残り時間、流量などの情報を確認できるポンプ監視システムが開示されている。
【0003】
医療用ポンプには、いわゆるPCAポンプが含まれる。PCAポンプは、術後疼痛、がん性疼痛、無痛分娩、緊急領域などで使用され、疼痛管理をサポートするPCA(Patient Controlled Analgesia:自己調節鎮痛法)機能を備える。疼痛管理においては、複数の薬剤の投与が行われる場合が多い。PCA機能は、疼痛緩和療法に対応するため、医師が処方した薬剤のうち一方の薬剤の投与(持続投与)に加えて、患者自らが他方の薬剤の追加投与(PCA投与、ボーラス投与)することができ、あるいは医療従事者が追加投与(レスキュー投与)することができる機能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2016/152238号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
疼痛管理を実現するためには、一人の患者に対して複数台の医療用ポンプを使用して異なる薬剤を投与する必要がある。しかし、特許文献1に開示されているシステムでは、一人の患者に対して一台の医療用ポンプを使用することを前提としているため、各医療用ポンプからの情報は連携されず、別々の表示画面に表示されてしまう。このため、それぞれの表示画面に表示される時刻を見比べて時刻を合わせないと複数の薬剤の投与量や投与のタイミングを把握できないという問題がある。
【0006】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、複数の医療用ポンプを使用して複数種類の薬剤を同時に投与する疼痛管理を支援することができる表示装置、表示システム、コンピュータプログラム、表示方法、学習モデル及び学習モデル生成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明に係る表示装置は、制御部を備え、前記制御部は、複数の医療用ポンプによって患者に投与される複数の薬剤それぞれの投与情報を取得し、取得した投与情報に基づいて前記複数の薬剤それぞれの投与量を算出し、前記複数の薬剤それぞれの投与量を時系列かつ対比可能に表示する。
ここで、本発明の実施形態は、
(2)上記(1)の表示装置は、前記制御部は、一の表示画面内で共通の時間軸を用いて前記複数の薬剤それぞれの投与量を時系列に表示する。
(3)上記(1)又は(2)の表示装置は、前記制御部は、取得した投与情報に基づいて前記複数の薬剤それぞれの投与積算量を算出し、前記複数の薬剤それぞれの投与積算量を時系列かつ対比可能に表示する。
(4)上記(1)から(3)のいずれか一つの表示装置は、前記複数の薬剤は、持続投与される薬剤及び追加投与される薬剤を含む。
(5)上記(1)から(4)のいずれか一つの表示装置は、前記制御部は、前記患者が追加投与した薬剤の投与が有効である有効回数及び前記投与が無効である無効回数を時系列に表示する。
(6)上記(1)から(5)のいずれか一つの表示装置は、前記制御部は、前記患者が追加投与した薬剤の投与が有効である有効回数及び前記投与が無効である無効回数を異なる表示態様で表示する。
(7)上記(1)から(6)のいずれか一つの表示装置は、前記制御部は、取得した投与情報に基づいて前記患者の現時点及び将来の少なくとも一方の疼痛指標を推定し、推定した疼痛指標を時系列に表示する。
(8)上記(1)から(7)のいずれか一つの表示装置は、前記制御部は、薬剤の投与情報を入力した場合に、現時点及び将来の少なくとも一方の疼痛指標を出力する学習モデルに、取得した投与情報を入力して前記患者の疼痛指標を取得し、取得した疼痛指標を時系列に表示する。
(9)上記(1)から(8)のいずれか一つの表示装置は、前記制御部は、前記複数の薬剤の少なくとも一つの薬剤の血中濃度予測値を所要間隔で算出し、算出した血中濃度予測を時系列に表示する。
(10)上記(1)から(9)のいずれか一つの表示装置は、前記制御部は、前記複数の医療用ポンプの少なくとも一つの医療用ポンプの薬剤残量が所定値以下になる時点を表示する。
(11)上記(1)から(10)のいずれか一つの表示装置は、前記制御部は、時系列に表示する情報が現時点の情報であるか将来の情報であるかを区別して表示する。
(12)上記(1)から(11)のいずれか一つの表示装置は、前記制御部は、医療従事者が追加投与した場合、持続投与に関する通知を出力する。
(13)表示システムは、複数の医療用ポンプと、前述の表示装置とを備える。
(14)コンピュータプログラムは、複数の医療用ポンプによって患者に投与される複数の薬剤それぞれの投与情報を取得し、取得した投与情報に基づいて前記複数の薬剤それぞれの投与量を算出し、前記複数の薬剤それぞれの投与量を時系列かつ対比可能に表示する、処理をコンピュータに実行させる。
(15)表示方法は、複数の医療用ポンプによって患者に投与される複数の薬剤それぞれの投与情報を取得し、取得した投与情報に基づいて前記複数の薬剤それぞれの投与量を算出し、前記複数の薬剤それぞれの投与量を時系列かつ対比可能に表示する。
(16)学習モデルは、薬剤の投与情報を入力した場合に、現時点及び将来の少なくとも一方の疼痛指標を出力する。
(17)学習モデル生成方法は、薬剤の投与情報、並びに現時点及び将来の少なくとも一方の疼痛指標を含む訓練データを取得し、取得した訓練データに基づいて、薬剤の投与情報を入力した場合に、現時点及び将来の少なくとも一方の疼痛指標を出力するように学習モデルを生成する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数の医療用ポンプを使用して複数種類の薬剤を同時に投与する疼痛管理を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の表示システムの構成の一例を示す図である。
医療用ポンプから取得できる薬剤の投与情報の一例を示す図である。
学習モデルによる処理の一例を示す図である。
薬剤投与量の表示画面の第1例を示す図である。
薬剤投与量の表示画面の第2例を示す図である。
薬剤投与量の表示画面の第3例を示す図である。
薬剤投与量の表示画面の第4例を示す図である。
薬剤投与量の表示画面の第5例を示す図である。
表示装置による薬剤投与量表示の処理手順の一例を示す図である。
学習モデルの生成方法の処理手順の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は本実施形態の表示システムの構成の一例を示す図である。表示システムは、表示装置50、及び複数のポンプ(医療用ポンプ)11、21を備える。ポンプ11、21は、シリアル通信、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)、有線LAN又は無線LANなどの各種通信ネットワークを介して表示装置50に接続される。表示装置50は、通信ネットワーク1を介してデータサーバ70に接続される。
(【0011】以降は省略されています)
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