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公開番号2025116606
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011123
出願日2024-01-29
発明の名称廃棄物投入ホッパ
出願人川崎重工業株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類F23G 5/44 20060101AFI20250801BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】廃棄物の圧密を低減しブリッジを適切に解除することができる廃棄物投入ホッパを提供する。
【解決手段】廃棄物投入ホッパ(1)は、経路断面積が投入口(1a)の面積より小さい箇所を有する廃棄物導入経路(1c)を有し、廃棄物を処理する処理室(102)に廃棄物を導入する廃棄物投入ホッパ(1)であって、廃棄物導入経路(1c)を画する内壁における第1領域(A1)に配置され、廃棄物導入方向に対して交差する方向に沿った第1軸(21)回りに揺動可能なブリッジ解除機(2)と、内壁において第1領域(A1)に対向する第2領域(A2)に配置され、当該第2領域(A2)における経路断面積を拡大する経路拡大機(3)と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
経路断面積が投入口の面積より小さい箇所を有する廃棄物導入経路を有し、廃棄物を処理する処理室に廃棄物を導入する廃棄物投入ホッパであって、
前記廃棄物導入経路を画する内壁における第1領域に配置され、廃棄物導入方向に対して交差する方向に沿った第1軸回りに揺動可能なブリッジ解除機と、
前記内壁において前記第1領域に対向する第2領域に配置され、当該第2領域における経路断面積を拡大する経路拡大機と、を備えた、廃棄物投入ホッパ。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記経路拡大機は、前記第2領域に形成された開口を塞ぐフラップを含み、
前記フラップは、
上端または下端において廃棄物導入方向に対して交差する方向に沿った第2軸回りに回動可能であり、
前記第2軸回りに回動することにより、前記開口を塞ぐ第1位置と、前記第1位置より外側に位置した第2位置とに選択的に位置可能である、請求項1に記載の廃棄物投入ホッパ。
【請求項3】
前記フラップは、前記第2軸回りに回動することにより、前記廃棄物導入経路を塞ぐ第3位置に位置可能である、請求項2に記載の廃棄物投入ホッパ。
【請求項4】
前記経路拡大機は、
上端において廃棄物導入方向に対して交差する方向に沿った第2軸回りに回動可能な第1フラップと、
上端が前記第1フラップの下端に、前記第2軸に平行な第3軸回りに回動可能に接続され、下端領域における外側面に、前記第2領域側において廃棄物導入経路を画する内壁が当接するように、配置されている第2フラップと、を含み、
前記第2フラップの前記第1フラップに対する前記第3軸回りの位置を変化させることにより、前記第3軸が所定の第1位置と、前記第1位置より外側に位置した第2位置とに選択的に位置可能である、請求項1に記載の廃棄物投入ホッパ。
【請求項5】
前記経路拡大機を制御する制御器を備え、
前記制御器は、前記ブリッジ解除機の作動開始とともに前記第2領域における前記経路断面積の拡大動作を開始し、前記ブリッジ解除機の作動終了後、前記拡大動作を終了するように経路拡大機を制御する、請求項1から4の何れかに記載の廃棄物投入ホッパ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、廃棄物投入ホッパに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
廃棄物処理施設等のプラントは、廃棄物を処理する燃焼室等の処理室に廃棄物を導入する廃棄物投入ホッパを備えている。廃棄物投入ホッパは、投入口から下方に行くほど廃棄物導入経路が狭くなっている。
【0003】
このような廃棄物投入ホッパの廃棄物導入経路において経路断面積が小さい領域では、廃棄物が当該廃棄物導入経路内で詰まってブリッジが発生することがある。廃棄物投入ホッパは、このようなブリッジを解除するために、下記特許文献1に開示されているようなブリッジ解除機を備えている。ブリッジ解除機は、廃棄物導入経路における廃棄物導入方向に対して交差する方向に沿った軸回りに揺動するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-279018号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記のようなブリッジ解除機は、軸回りに揺動する際に廃棄物を圧縮する方向に作用する。このため、ブリッジにおいて廃棄物の圧密度が増大し、ブリッジが解消できない恐れがある。上記特許文献1では、ブリッジに対して上下方向から廃棄物を圧縮することでブリッジの除去能力を向上させることが示されている。しかし、ブリッジが解消できなかった場合、圧縮された廃棄物によってブリッジがより強固になる恐れがある。
【0006】
本開示は上記に鑑みなされたものであり、廃棄物の圧密を低減しブリッジを適切に解除することができる廃棄物投入ホッパを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る廃棄物投入ホッパは、経路断面積が投入口の面積より小さい箇所を有する廃棄物導入経路を有し、廃棄物を処理する処理室に廃棄物を導入する廃棄物投入ホッパであって、前記廃棄物導入経路を画する内壁における第1領域に配置され、廃棄物導入方向に対して交差する方向に沿った第1軸回りに揺動可能なブリッジ解除機と、前記内壁において前記第1領域に対向する第2領域に配置され、当該第2領域における経路断面積を拡大する経路拡大機と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、廃棄物の圧密を低減しブリッジを適切に解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の一実施の形態に係る廃棄物投入ホッパを備えた廃棄物処理施設の内部構造を示す概略断面図である。
図2は、本開示の一実施の形態に係る廃棄物投入ホッパの内部構造を示す概略断面図であって、ブリッジ解除機におけるブリッジ解除動作非実行時の状態を示す。
図3は、本開示の一実施の形態に係る廃棄物投入ホッパの内部構造を示す概略断面図であって、ブリッジ解除機におけるブリッジ解除動作実行時の状態を示す。
図4は、図2および図3に示すIV-IV断面を示す図である。
図5は、本実施の形態の変形例における廃棄物投入ホッパの内部構造を示す概略断面図である。
図6Aおよび図6Bは、経路拡大機の他の例を示す図である。
図7は、経路拡大機の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、一実施の形態について、図面を参照しながら、詳細に説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一または相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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