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公開番号2025133177
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024030960
出願日2024-03-01
発明の名称配線部材及び配線部材の製造方法
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01B 7/08 20060101AFI20250904BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】シート部材とは別の形状維持部材を用いずとも偏平な配線部材を曲げた状態に維持できる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】配線部材10は、第1配線体20Aと第2配線体20Bと層間固定部36と、を備える。前記層間固定部は、前記第1配線体と前記第2配線体とを固定して積層状態を維持する。前記第1配線体は、第1線状伝送部材22Aと第1シート部材30Aとを含む。前記第2配線体は、第2線状伝送部材22Bと第2シート部材30Bとを含む。前記第1線状伝送部材が前記第1シート部材と前記第2シート部材との間に位置するように前記第1配線体と前記第2配線体とが積層している。前記第1配線体及び前記第2配線体が、積層方向に曲がる曲げ部50が設けられている。前記層間固定部が、前記第1シート部材と前記第2シート部材とを固定して、前記曲げ部の曲げ状態を維持している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1配線体と、
積層方向に沿って前記第1配線体に積層された第2配線体と、
前記第1配線体と前記第2配線体とを積層状態に固定する層間固定部と、
を備え、
前記第1配線体は、第1線状伝送部材と、前記第1線状伝送部材が固定された第1シート部材とを含み、
前記第2配線体は、第2線状伝送部材と、前記第2線状伝送部材が固定された第2シート部材とを含み、
前記第1線状伝送部材が前記第1シート部材と前記第2シート部材との間に位置するように前記第1配線体と前記第2配線体とが積層しており、
前記第1配線体及び前記第2配線体が、前記積層方向に曲がる曲げ部が設けられ、
前記層間固定部が、前記第1シート部材と前記第2シート部材とを固定して、前記曲げ部の曲げ状態を維持している、配線部材。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の配線部材であって、
前記層間固定部は、前記第1線状伝送部材の延在方向に沿って互いに離れている第1層間固定部と第2層間固定部とを含み、
前記第1層間固定部は、前記曲げ部に対して前記延在方向に沿って一方側に位置し、
前記第2層間固定部は、前記曲げ部に対して前記延在方向に沿って他方側に位置し、
前記第1シート部材の前記第1層間固定部から前記第2層間固定部までの長さと、前記第2シート部材の前記第1層間固定部から前記第2層間固定部までの長さとが互いに異なっており、
前記第1層間固定部と前記第2層間固定部との間で、前記第1シート部材及び前記第2シート部材が前記積層方向に互いに離れている、配線部材。
【請求項3】
請求項2に記載の配線部材であって、
前記第1層間固定部と前記第2層間固定部との間で、前記第1シート部材と前記第2シート部材とが側面視において三角形状をなしている、配線部材。
【請求項4】
請求項2又は請求項3に記載の配線部材であって、
前記第1層間固定部と前記第2層間固定部との間の前記曲げ部は、前記第1シート部材及び前記第2シート部材のうち内周側に位置するシート部材と外周側に位置するシート部材とが入れ替わるオフセット曲げ部である、配線部材。
【請求項5】
請求項2又は請求項3に記載の配線部材であって、
前記第1層間固定部と前記第2層間固定部との間の前記曲げ部は、前記第1シート部材及び前記第2シート部材のうち内周側に位置するシート部材と外周側に位置するシート部材とが入れ替わらない単曲げ部である、配線部材。
【請求項6】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の配線部材であって、
前記第1配線体と前記第2配線体との間に積層される第3配線体を備える、配線部材。
【請求項7】
第1線状伝送部材と前記第1線状伝送部材が固定された第1シート部材とを含む第1配線体と、第2線状伝送部材と前記第2線状伝送部材が固定された第2シート部材とを含む第2配線体とを備える配線部材の製造方法であって、
前記第1線状伝送部材が前記第1シート部材と前記第2シート部材との間に位置するように前記第1配線体と前記第2配線体とを積層する積層工程と、
前記第1配線体及び前記第2配線体を、前記第1配線体と前記第2配線体との積層方向に曲げる曲げ工程と、
前記積層工程及び前記曲げ工程の後で、前記第1シート部材及び前記第2シート部材を固定する固定工程と、
を備える、配線部材の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、配線部材及び配線部材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、複数の線状伝送部材と、複数の線状伝送部材を偏平状態に保つシート部材とを含む偏平な配線部材を形状維持部材によって曲げた状態に維持する技術を開示している。かかる形状維持部材は、シート部材とは別に設けられた部材であって、配線部材の曲げ形状に応じた形状に形成された部材である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-204742号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シート部材とは別の形状維持部材を用いずとも偏平な配線部材を曲げた状態に維持できることが望まれている。
【0005】
そこで、シート部材とは別の形状維持部材を用いずとも偏平な配線部材を曲げた状態に維持できる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の配線部材は、第1配線体と、積層方向に沿って前記第1配線体に積層された第2配線体と、前記第1配線体と前記第2配線体とを積層状態に固定する層間固定部と、を備え、前記第1配線体は、第1線状伝送部材と、前記第1線状伝送部材が固定された第1シート部材とを含み、前記第2配線体は、第2線状伝送部材と、前記第2線状伝送部材が固定された第2シート部材とを含み、前記第1線状伝送部材が前記第1シート部材と前記第2シート部材との間に位置するように前記第1配線体と前記第2配線体とが積層しており、前記第1配線体及び前記第2配線体が、前記積層方向に曲がる曲げ部が設けられ、前記層間固定部が、前記第1シート部材と前記第2シート部材とを固定して、前記曲げ部の曲げ状態を維持している、配線部材である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、シート部材とは別の形状維持部材を用いずとも偏平な配線部材を曲げた状態に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は実施形態1にかかる配線部材及びその配置対象を示す斜視図である。
図2は実施形態1にかかる配線部材を示す平面図である。
図3は図2のIII-III線に沿った断面図である。
図4は実施形態1にかかる配線部材を示す概略側面図である。
図5は実施形態1にかかる配線部材を示す分解平面図である。
図6は配線部材を製造する様子を示す図である。
図7は第1変形例にかかる配線部材を示す側面図である。
図8は第2変形例にかかる配線部材を示す分解平面図である。
図9は第2変形例にかかる配線部材を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本開示の配線部材は、次の通りである。
(【0011】以降は省略されています)

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