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公開番号2025117192
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011919
出願日2024-01-30
発明の名称廃棄物焼却システム及び廃棄物焼却方法
出願人JFEエンジニアリング株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F23C 9/00 20060101AFI20250804BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】焼却によって生じる排ガスから消費エネルギーを抑えて二酸化炭素を効率良く回収する。
【解決手段】廃棄物焼却システムは、火格子を有する燃焼室で廃棄物を搬送させながら前記廃棄物を燃焼させる焼却炉と、前記焼却炉から排出された排ガスを除塵する除塵手段と、酸素を含むガスと前記除塵手段で除塵された排ガスの一部とを混合させた混合ガスを前記燃焼室へ供給する混合ガス供給手段と、前記除塵手段で除塵された排ガスを洗浄する洗浄手段と、前記洗浄手段で洗浄された排ガスに含まれる二酸化炭素を分離回収する装置を介さずに直接液化する液化手段と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
火格子を有する燃焼室で廃棄物を搬送させながら前記廃棄物を燃焼させる焼却炉と、
前記焼却炉から排出された排ガスを除塵する除塵手段と、
酸素を含むガスと前記除塵手段で除塵された排ガスの一部とを混合させた混合ガスを前記燃焼室へ供給する混合ガス供給手段と、
前記除塵手段で除塵された排ガスを洗浄する洗浄手段と、
前記洗浄手段で洗浄された排ガスに含まれる二酸化炭素を分離回収する装置を介さずに直接液化する液化手段と、
を備える廃棄物焼却システム。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記洗浄手段から前記液化手段へ送られる排ガスにおける二酸化炭素の濃度が45%以上である
請求項1に記載の廃棄物焼却システム。
【請求項3】
火格子を有する燃焼室で廃棄物を搬送させながら前記廃棄物を燃焼させる焼却炉から排出される排ガスに含まれる二酸化炭素を回収する廃棄物焼却方法であって、
前記焼却炉から排出された排ガスを除塵手段で除塵し、
酸素を含むガスと前記除塵手段で除塵された排ガスの一部とを混合させた混合ガスを前記燃焼室へ供給し、
前記除塵手段で除塵された排ガスを洗浄手段で洗浄し、
前記洗浄手段で洗浄された排ガスに含まれる二酸化炭素を分離回収する装置を介さずに直接液化手段で液化する
廃棄物焼却方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、廃棄物焼却システム及び廃棄物焼却方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を分離回収する技術として、例えば非特許文献1に記載されたCO

分離回収装置がある。このCO

分離回収装置は、二酸化炭素を含有する排出ガスをアミン系のCO

吸収液と接触させて回収し、回収された二酸化炭素は、貯蔵タンクに貯蔵された後に資源として再利用される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
藤田己思人、村岡大悟、斎藤聡、「環境調和型CO2分離回収システム」、東芝レビュー、2015年5月、Vol.70、No.5、p.12-15
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、ごみ焼却施設の燃焼排ガスから二酸化炭素を回収して利用する場合、排ガスから二酸化炭素を分離回収し、その回収された二酸化炭素に対して圧縮と冷却とを行い、液化炭酸ガスにして体積を減少させて貯蔵や運搬が行われる。しかしながら燃焼排ガス中の二酸化炭素濃度は小さいため、二酸化炭素の分離回収およびその圧縮や冷却に非常に大量のエネルギーを要する。すなわち、排ガスから二酸化炭素を回収して利用するにあたっては膨大なエネルギーコストがかかることとなる。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、焼却によって生じる排ガスから消費エネルギーを抑えて二酸化炭素を効率良く回収することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係る廃棄物焼却システムは、火格子を有する燃焼室で廃棄物を搬送させながら前記廃棄物を燃焼させる焼却炉と、前記焼却炉から排出された排ガスを除塵する除塵手段と、酸素を含むガスと前記除塵手段で除塵された排ガスの一部とを混合させた混合ガスを前記燃焼室へ供給する混合ガス供給手段と、前記除塵手段で除塵された排ガスを洗浄する洗浄手段と、前記洗浄手段で洗浄された排ガスに含まれる二酸化炭素を分離回収する装置を介さずに直接液化する液化手段と、を備える。
【0007】
また、本発明の一側面に係る廃棄物焼却システムにおいては、前記洗浄手段から前記液化手段へ送られる排ガスにおける二酸化炭素の濃度が45%以上であるようにしてもよい。
【0008】
本発明の一側面に係る廃棄物焼却方法は、火格子を有する燃焼室で廃棄物を搬送させながら前記廃棄物を燃焼させる焼却炉から排出される排ガスに含まれる二酸化炭素を回収する廃棄物焼却方法であって、前記焼却炉から排出された排ガスを除塵手段で除塵し、酸素を含むガスと前記除塵手段で除塵された排ガスの一部とを混合させた混合ガスを前記燃焼室へ供給し、前記除塵手段で除塵された排ガスを洗浄手段で洗浄し、前記洗浄手段で洗浄された排ガスに含まれる二酸化炭素を分離回収する装置を介さずに直接液化手段で液化する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、焼却によって生じる排ガスから消費エネルギーを抑えて二酸化炭素を効率良く回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る廃棄物焼却システムの全体構成を示す図である。
図2は、排ガス中の二酸化炭素濃度と、二酸化炭素の液化に伴う消費エネルギーとの関係を示すグラフである。
図3は、二酸化炭素濃度が45%以上であるときの、排ガス中の二酸化炭素濃度と、廃棄物焼却システム全体の消費エネルギーとの関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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