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公開番号2025117301
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012062
出願日2024-01-30
発明の名称ボールねじ装置
出願人日本精工株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16H 25/22 20060101AFI20250804BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】コンパクト化や組み立て工数の低減に有利であり、高い信頼性を有するボールねじ装置を提供する。
【解決手段】ボールねじ装置は、ねじ軸(21)とナット(22)と複数のボール(23)とを有するボールねじ(20)と、ボールねじ(20)を支持する支持体(60)と、を備える。ボールねじ(20)は、ねじ軸(21)又はナット(22)に設けられた内輪軌道面(250)を有する。支持体(60)は、外輪軌道面(350)を有する。ねじ軸(21)又はナット(22)が内輪軌道面(250)と一体的に形成されている。内輪軌道面(250)と外輪軌道面(350)との間に転動体としての複数の円錐ころ(43)が配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ねじ軸とナットと複数のボールとを有するボールねじと、
前記ボールねじを支持する支持体と、
を備え、
前記ボールねじは、前記ねじ軸又は前記ナットに設けられた内輪軌道面を有し、
前記支持体は、外輪軌道面を有し、
前記ねじ軸又は前記ナットが前記内輪軌道面と一体的に形成されており、
前記内輪軌道面と前記外輪軌道面との間に転動体としての複数の円錐ころが配置されている、
ボールねじ装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記支持体に対して前記ボールねじが第1方向に取り外し可能に組み立てられており、
前記ボールねじからの第2方向に沿ったアキシアル荷重が前記支持体で受けられる、
請求項1に記載のボールねじ装置。
【請求項3】
前記ボールねじは、前記第1方向に向けられた第1軸面を有し、
前記支持体は、前記第2方向に向けられた第2軸面を有し、
前記支持体に対する前記ねじ軸又は前記ナットの回転時に、前記第1軸面と前記第2軸面との間で周方向の相対移動が行われ、
前記第1軸面と前記第2軸面との間の軸方向位置関係に基づいて、前記支持体に対する前記ボールねじの前記第1方向への軸方向相対移動が規制されている、
請求項2に記載のボールねじ装置。
【請求項4】
前記第1軸面と前記第2軸面との接触が許容されている、請求項3に記載のボールねじ装置。
【請求項5】
前記第1軸面と前記第2軸面との間の滑りが許容されている、請求項3に記載のボールねじ装置。
【請求項6】
前記ボールねじからの前記アキシアル荷重の大きさに応じて前記滑りの状態が変化する、請求項5に記載のボールねじ装置。
【請求項7】
前記ボールねじは、前記ねじ軸又は前記ナットの本体に形成された前記第1軸面としての軸面を有する、又は、前記ねじ軸又は前記ナットの本体とは別部材としての前記第1軸面を有する規制部材を備える、請求項3から6のいずれかに記載のボールねじ装置。
【請求項8】
前記支持体は、前記支持体の本体に形成された前記第2軸面としての軸面を有する、又は、前記支持体の本体とは別部材としての前記第2軸面を有する規制部材を備える、請求項3から6のいずれかに記載のボールねじ装置。
【請求項9】
前記第1軸面と前記第2軸面とが近付くように予圧を付与する予圧部材をさらに備える、請求項3から6のいずれかに記載のボールねじ装置。
【請求項10】
前記支持体は、外輪軌道面が設けられた外輪部材を有し、
前記ボールねじは、前記第1方向に向けられた第3軸面を有し、
前記支持体は、前記外輪部材に接触して配置される規制部材であって、前記第3軸面に面して配置される第4軸面を有する前記規制部材をさらに有し、
前記支持体に対する前記ねじ軸又は前記ナットの回転時に、前記第3軸面と前記第4軸面との間で周方向の相対移動が行われ、
前記第3軸面と前記第4軸面との間の軸方向位置関係に基づいて、前記支持体に対する前記ボールねじの前記第1方向への軸方向相対移動が規制されている、請求項2又は3に記載のボールねじ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボールねじ装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
ボールねじは、ねじ軸(シャフト)と、ナットと、ねじ軸とナットとの間に配置される複数のボールとを備える。ボールねじ装置の一例において、モータの出力軸の回転運動がボールねじによって直線運動に変換される。ボールねじ装置では、一般に、ボールねじを回転支持するために、ボールねじとハウジングとの間に軸受が設置される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-284444号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ボールねじ装置は、様々な分野に利用が広がっており、コンパクトかつ簡素な構成が望まれている。
【0005】
本発明の目的は、コンパクト化や組み立て工数の低減に有利であり、高い信頼性を有するボールねじ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るボールねじ装置は、ねじ軸とナットと複数のボールとを有するボールねじと、前記ボールねじを支持する支持体と、を備える。前記ボールねじは、前記ねじ軸又は前記ナットに設けられた内輪軌道面を有し、前記支持体は、外輪軌道面を有する。前記内輪軌道面と前記外輪軌道面との間に転動体としての複数の円錐ころが配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様に係るボールねじ装置によれば、コンパクト化や組み立て工数の低減に有利であり、高い信頼性を有するボールねじ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係るボールねじ装置を示す模式的な断面図である。
ナットの一例を示す模式的な断面図である。
円錐ころ軸受における接触角αを説明するための図である。
第1実施形態に係るボールねじ装置を示す模式的な部分拡大断面図である。
第2実施形態に係るボールねじ装置を示す模式的な部分拡大断面図である。
円錐ころ軸受における寸法値を説明するための図である。
第3実施形態に係るボールねじ装置を示す模式的な部分拡大断面図である。
第4実施形態に係るボールねじ装置を示す模式的な部分拡大断面図である。
第5実施形態に係るボールねじ装置を示す模式的な部分拡大断面図である。
(a)部、(b)部、及び(c)部は、第6、第7、及び第8実施形態に係るボールねじ装置をそれぞれ示す模式的な部分拡大断面図である。
第9実施形態に係るボールねじ装置を示す模式的な断面図である。
第9実施形態に係るボールねじ装置を示す模式的な部分拡大断面図である。
(a)部、(b)部、及び(c)部は、第10、第11、及び第12実施形態に係るボールねじ装置をそれぞれ示す模式的な部分拡大断面図である。
第13実施形態に係るボールねじ装置を示す模式的な断面図である。
第13実施形態に係るボールねじ装置を示す模式的な部分拡大断面図である。
第14実施形態に係るボールねじ装置を示す模式的な部分拡大断面図である。
第15実施形態に係るボールねじ装置を示す模式的な部分拡大断面図である。
第16実施形態に係るボールねじ装置を示す模式的な断面図である。
(a)部、(b)部、及び(c)部は、第16、第17、及び第18実施形態に係るボールねじ装置をそれぞれ示す模式的な部分拡大断面図である。
第19実施形態に係るボールねじ装置を示す模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。一実施形態において、ボールねじ装置は、例えば、車両の電動ブレーキ装置やオートマチックマニュアルトランスミッション(AMT)、工作機械の位置決め装置などの各種機械装置に組み込まれ、電動モータなどの駆動源の回転運動を直線運動に変換して、被駆動部(作動部)を動作させる用途に用いられる。電動ブレーキ装置としては、モータによって駆動されるボールねじを介して制動力を付与するEMB(Electro-Mechanical Brake)、モータによって駆動されるボールねじを介して油圧式ブレーキの油圧を制御するEHB(Electro-Hydraulic Brake)など、様々なタイプが適用可能である。ボールねじ装置は、上記以外の機械装置にも適用可能である。
【0010】
以下の説明において、軸方向、径方向、および周方向とは、特に断らない限り、ボールねじの中心軸に沿った方向、ボールねじの径方向、及び、ボールねじの中心軸周りの方向をそれぞれいう。また、ボールねじの中心軸に沿って、入力側から出力側に向かう向きを第1方向(第1向き)、出力側から入力側に向かう向きを第2方向(第2向き)とそれぞれいう。
(【0011】以降は省略されています)

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