TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025114243
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008822
出願日
2024-01-24
発明の名称
非循環式リニアガイド
出願人
日本精工株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
F16C
29/04 20060101AFI20250729BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】ガイドレール、転動体、及びスライダの間に適切な予圧荷重を付与しつつ、スライダとケージの所望の位置関係を容易に与えることができ、組付け時間を短縮できる非循環式リニアガイドを提供する。
【解決手段】非循環式リニアガイド10において、スライダ30の連結部31には、ガイドレール20の長手方向に沿ってスリット35が形成され、スライダ30の外面からスリット35内に挿通されて、スリット35の幅を変更して連結部31を弾性変形させることで一対の袖部32間の間隔を調整可能な調整用ボルト41が設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
長手方向に沿って左右側面部に形成される少なくとも一対のレール側軌道面を有するガイドレールと、
内側面に前記レール側軌道面に対応して少なくとも一対のスライダ側軌道面を有する一対の袖部と、前記一対の袖部同士を連結する連結部とを有して断面略コの字形に形成され、前記ガイドレールに跨設されて前記ガイドレールに沿って移動可能なスライダと、
前記レール側軌道面及び前記スライダ側軌道面を転動する多数の転動体と、
前記ガイドレールと前記スライダとの間に位置するように前記ガイドレールに跨設され、前記レール側軌道面上に前記多数の転動体を回動自在に保持するケージと、
を備え、前記スライダが転動体循環路を持たない非循環式リニアガイドであって、
前記スライダの連結部には、前記ガイドレールの長手方向に沿ってスリットが形成され、
前記スライダの外面から前記スリット内に挿通されて、前記スリットの幅を変更して前記連結部を弾性変形させることで前記一対の袖部間の間隔を調整可能な調整用ボルトが設けられる、非循環式リニアガイド。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記スライダには、前記連結部の内面に形成された前記スリットと、前記スライダの外面から前記スリットに向けて貫通して形成され、前記スリットに対して垂直方向に延びる雌ねじと、が設けられ、
前記調整用ボルトは、前記雌ねじに螺合し、先端が前記スリットの外側を向く面に当接する、
請求項1に記載の非循環式リニアガイド。
【請求項3】
前記スライダには、前記連結部の外面に形成された前記スリットと、前記スライダの外面から前記スリットに向けて貫通して形成され、前記スリットに対して垂直方向に延びる挿通孔と、前記スリットに対して前記挿通孔と前記スライダの幅方向反対側で、前記挿通孔と同軸に形成された雌ねじと、が設けられ、
前記調整用ボルトは、前記挿通孔に挿通されて前記雌ねじに螺合する、
請求項1に記載の非循環式リニアガイド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スライダが転動体循環路を持たない非循環式リニアガイドに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
製造装置、加工機械、測定装置などの各種機械に用いられ、送りテーブルなどの可動部品をその移動方向に案内するリニアガイド装置として、案内レールの左右側面部に形成されたレール側軌道面上に多数の転動体を保持する転動体ケージを備える一方、スライダが転動体循環路を有していない非循環式リニアガイドが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1に記載の非循環式リニアガイドでは、ケージが、ガイドレールの長手方向に沿って一定ピッチで配列された多数の転動体収容ポケットを有する転動体保持部材と、転動体保持部材をレール側軌道面とスライダ側軌道面との間に支持する複数の支持部材と、支持部材に転動体保持部材を締結する複数の締結部材とを備え、転動体の配列位相を必要に応じて調整して転動体通過振動の発生を抑制することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-115210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、非循環式リニアガイドは、ガイドレール、転動体、及びスライダの間に予圧荷重が与えられているため、ガイドレールに各部品を組み付けてしまうと、スライダとケージの位置関係を変えることが困難である。このため、スライダとケージをガイドレールに組み付ける際には、位置関係をあらかじめ計算して組立てなければならず、想定した位置関係とズレがあった場合には、はじめから組立て直しとなってしまい、作業効率が悪く改善が求められていた。
【0006】
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ガイドレール、転動体、及びスライダの間に適切な予圧荷重を付与しつつ、スライダとケージの所望の位置関係を容易に与えることができ、組付け時間を短縮できる非循環式リニアガイドを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
したがって、本発明の上記目的は、非循環式リニアガイドに係る下記[1]の構成により達成される。
[1] 長手方向に沿って左右側面部に形成される少なくとも一対のレール側軌道面を有するガイドレールと、
内側面に前記レール側軌道面に対応して少なくとも一対のスライダ側軌道面を有する一対の袖部と、前記一対の袖部同士を連結する連結部とを有して断面略コの字形に形成され、前記ガイドレールに跨設されて前記ガイドレールに沿って移動可能なスライダと、
前記レール側軌道面及び前記スライダ側軌道面を転動する多数の転動体と、
前記ガイドレールと前記スライダとの間に位置するように前記ガイドレールに跨設され、前記レール側軌道面上に前記多数の転動体を回動自在に保持するケージと、
を備え、前記スライダが転動体循環路を持たない非循環式リニアガイドであって、
前記スライダの連結部には、前記ガイドレールの長手方向に沿ってスリットが形成され、
前記スライダの外面から前記スリット内に挿通されて、前記スリットの幅を変更して前記連結部を弾性変形させることで前記一対の袖部間の間隔を調整可能な調整用ボルトが設けられる、非循環式リニアガイド。
【発明の効果】
【0008】
本発明の非循環式リニアガイドによれば、ガイドレール、転動体、及びスライダの間に適切な予圧荷重を付与しつつ、スライダとケージの所望の位置関係を容易に与えることができ、組付け時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係る非循環式リニアガイドの正面図である。
図1に示す非循環式リニアガイドの側面図である。
図2に示すスライダの正面図である。
本発明の第2実施形態に係る非循環式リニアガイドの側面図である。
図4に示すスライダの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る非循環式リニアガイドの各実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日本精工株式会社
ころ軸受
7日前
日本精工株式会社
駆動装置
1日前
日本精工株式会社
キャスター
22日前
日本精工株式会社
ボールねじ
7日前
日本精工株式会社
ボールねじ
13日前
日本精工株式会社
風力発電装置
16日前
日本精工株式会社
ボールねじ装置
2日前
日本精工株式会社
ボールねじ装置
2日前
日本精工株式会社
ボールねじ装置
2日前
日本精工株式会社
ボールジョイント
13日前
日本精工株式会社
トルク制御クラッチ
10日前
日本精工株式会社
搬送装置及び駆動輪
1日前
日本精工株式会社
電動摩擦クラッチ装置
1日前
日本精工株式会社
非循環式リニアガイド
9日前
日本精工株式会社
抽出装置および抽出方法
1日前
日本精工株式会社
直動案内装置及びその製造方法
13日前
日本精工株式会社
ボールねじの補修装置及び補修方法
9日前
日本精工株式会社
歯車伝達機構および直動アクチュエータ
2日前
日本精工株式会社
玉軸受用保持器、及びそれを備える玉軸受
22日前
日本精工株式会社
ラジアルころ軸受用保持器、及びラジアルころ軸受
17日前
日本精工株式会社
転がり軸受の状態監視方法、状態監視装置、およびプログラム
1日前
日本精工株式会社
レゾルバ用ゲイン調整装置、モータ制御装置およびモータ装置
1日前
日本精工株式会社
マイクロマニピュレータシステムおよびマイクロマニピュレータシステムの制御方法
13日前
日本精工株式会社
ラジアル転がり軸受の軌道輪の修復方法および製造方法、並びに、スラスト転がり軸受の軌道輪の修復方法および製造方法
8日前
個人
流路体
6か月前
個人
ホース保持具
4か月前
個人
回転伝達機構
8日前
個人
差動歯車用歯形
1か月前
個人
トーションバー
4か月前
個人
ボルトナットセット
4か月前
個人
地震の揺れ回避装置
21日前
個人
固着具と成形品部材
6か月前
株式会社不二工機
電磁弁
3か月前
個人
回転式配管用支持具
5か月前
株式会社不二工機
電磁弁
1か月前
株式会社オンダ製作所
継手
6か月前
続きを見る
他の特許を見る