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公開番号2025117734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012615
出願日2024-01-31
発明の名称ケラチン繊維の評価方法
出願人株式会社LIXIL
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類G01N 13/02 20060101AFI20250805BHJP(測定;試験)
要約【課題】ケラチン繊維の単繊維を用いて親水性を評価できる新規な評価方法を提供する。
【解決手段】ケラチン繊維10の評価方法は、ケラチン繊維10の単繊維に直径10μm以上、かつケラチン繊維10の直径以下の液滴20を滴下して、着滴後500m秒以下の液滴20の接触角を測定し、接触角に基づいてケラチン繊維10の親水性を評価する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ケラチン繊維の単繊維に直径10μm以上、かつ前記ケラチン繊維の直径以下の液滴を滴下して、着滴後500m秒以下の前記液滴の接触角を測定し、前記接触角に基づいて前記ケラチン繊維の親水性を評価するケラチン繊維の評価方法。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記ケラチン繊維について、着滴直後から、104m秒以上500m秒以下の時点までの範囲における着滴後の時間と前記接触角の関係を示す一次近似式を取得し、前記ケラチン繊維の親水性を評価する請求項1に記載のケラチン繊維の評価方法。
【請求項3】
未処理のケラチン繊維、浄水を用いて処理したケラチン繊維、及び浄水を用いた処理以外の特定の処理が施されたケラチン繊維のうち、少なくとも2種のケラチン繊維を準備し、
前記2種のケラチン繊維の各々について、着滴直後から、104m秒以上500m秒以下の時点までの範囲における着滴後の時間と前記接触角の関係を示す一次近似式を取得し、
前記2種のケラチン繊維のうち、一方のケラチン繊維の前記一次近似式の傾きと他方のケラチン繊維の前記一次近似式の傾きに基づいて、前記2種のケラチン繊維の親水性を評価する請求項1に記載のケラチン繊維の評価方法。
【請求項4】
前記ケラチン繊維について、前記接触角を、着滴後4m秒から20m秒までの範囲において、少なくとも4m秒以上の間隔を開けて2回以上測定し、測定した前記接触角の平均値を算出して、前記ケラチン繊維の親水性を評価する請求項1に記載のケラチン繊維の評価方法。
【請求項5】
未処理のケラチン繊維、浄水を用いて処理したケラチン繊維、及び浄水を用いた処理以外の特定の処理が施されたケラチン繊維のうち、少なくとも2種のケラチン繊維を準備し、
前記2種のケラチン繊維の各々について、前記接触角を、着滴後4m秒から20m秒までの範囲において、少なくとも4m秒以上の間隔を開けて2回以上測定し、
測定した前記接触角の平均値を算出して、前記2種のケラチン繊維のうち、一方のケラチン繊維の前記平均値と他方のケラチン繊維の前記平均値に基づいて、前記2種のケラチン繊維の親水性を評価する請求項1に記載のケラチン繊維の評価方法。
【請求項6】
前記特定の処理は、前記ケラチン繊維を残留塩素水に暴露する処理である、請求項3及び請求項5のいずれか一項に記載のケラチン繊維の評価方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ケラチン繊維の評価方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ケラチン繊維F層損傷修復剤に関する技術を開示している。特許文献1においてF層損傷修復効果を確認する一の方法は、ケラチン繊維F層損傷修復剤によって処理した複数の毛髪を均一に隙間なく並べて、1μLの水滴を滴下し、直後の接触角を測定する方法である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-059559号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1で示される接触角評価方法は、毛髪間に液滴が広がりやすく、毛髪の親水性を評価することが難しかった。また、特許文献1で示される接触角評価方法は、使用する複数の毛髪の平均的な表面状態を反映した評価結果を表すから、毛髪単繊維ごとの親水化の様子を評価することが難しかった。
【0005】
本開示は、ケラチン繊維の単繊維を用いて親水性を評価できる新規な評価方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のケラチン繊維の評価方法は、ケラチン繊維の単繊維に直径10μm以上、かつ前記ケラチン繊維の直径以下の液滴を滴下して、着滴後200m秒以下の前記液滴の接触角を測定し、前記接触角に基づいて前記ケラチン繊維の親水性を評価する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態1に係るケラチン繊維の評価方法を説明するための図である。
液滴消失までの全プロットを示すグラフである。
着滴直後から200m秒までのプロットと一次近似曲線を示すグラフである。
着滴直後から100m秒までのプロットと一次近似曲線を示すグラフである。
着滴直後から900m秒までのプロットと一次近似曲線を示すグラフである。
暴露期間と初期接触角の関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示のケラチン繊維10の評価方法を具体化した実施形態1について、図面を参照しつつ説明する。尚、本明細書において、数値範囲について「以上」「以下」を用いた記載では、特に断りがない限り、下限値及び上限値を含むものとする。例えば、「10以上20以下」という記載では、下限値である「10」、上限値である「20」のいずれも含むものとする。また、本明細書において、各数値範囲の上限値及び下限値は、任意に組み合わせることができる。
【0009】
実施形態1のケラチン繊維10の評価方法は、図1に示すように、ケラチン繊維10の単繊維に直径10μm以上、かつケラチン繊維10の直径以下の液滴20を滴下して、着滴後200m秒以下の液滴20の接触角を測定し、接触角に基づいてケラチン繊維10の親水性を評価する。
【0010】
本方法は、評価対象であるケラチン繊維10を準備する。ケラチン繊維10は特に限定されない。ケラチン繊維10は、毛髪、羊毛、羽毛等の動物由来の天然繊維、及び、これら天然繊維との混紡繊維のいずれであってもよい。混紡繊維は、特に限定されず、天然繊維、半合成繊維、合成繊維のいずれでもよい。混紡繊維は、例えば、絹、亜麻、綿、リンネル、リオセル、ラミー、レーヨン、テンセル、トリアセテート、アクリル、ナイロン、ポリエステル等を含み得る。
(【0011】以降は省略されています)

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