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公開番号
2025117877
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012843
出願日
2024-01-31
発明の名称
電池温調システムおよび電池温調方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B60L
58/24 20190101AFI20250805BHJP(車両一般)
要約
【課題】バッテリの温度を調整するためのユーザの操作に応じて速やかにバッテリの温度を調整する。
【解決手段】電池温調システムは、バッテリの温度を調整する冷却/昇温装置と、冷却/昇温装置を制御するプロセッサとを備える。冷却/昇温装置の設定モードは、電動車両の走行経路が充電施設を含むことを契機として、施設に到着する際にバッテリを充電に適した第1温度範囲になるよう調整する設定であるナビ契機温調モードと、電動車両のユーザのバッテリを充電または走行に適した第2温度範囲に調整するための所定操作を受付けたとき、バッテリを第2温度範囲に調整する設定である操作契機温調モードとを含む。プロセッサは、設定モードに応じてバッテリの温度を調整するよう冷却/昇温装置を制御し、設定モードがナビ契機温調モードであるときに所定操作が受付けられた場合、操作契機温調モードを優先させる(S113)。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載された蓄電装置の温度を調整する電池温調システムであって、
前記蓄電装置の温度を調整する温度調整装置と、
前記温度調整装置を制御するプロセッサとを備え、
前記温度調整装置の設定モードは、
前記車両の走行経路が前記蓄電装置を充電可能な施設を含むことを契機として、前記施設に到着する際に前記蓄電装置を充電に適した第1温度範囲になるよう調整する設定である第1モードと、
前記車両のユーザの前記蓄電装置を充電または走行に適した第2温度範囲に調整するための所定操作を受付けたとき、前記蓄電装置を前記第2温度範囲に調整する設定である第2モードとを含み、
前記プロセッサは、
前記設定モードに応じて前記蓄電装置の温度を調整するよう前記温度調整装置を制御し、
前記設定モードが前記第1モードであるときに前記所定操作が受付けられた場合、前記第2モードを優先させる、電池温調システム。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記プロセッサは、前記設定モードが前記第2モードであるときに前記走行経路が前記施設を含むようになった場合、前記第2モードを維持する、請求項1に記載の電池温調システム。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記設定モードが前記第2モードであるときに前記走行経路が前記施設を含むようになった場合、前記第1モードを優先させる、請求項1に記載の電池温調システム。
【請求項4】
前記温度調整装置の設定モードを表示する表示装置をさらに備え、
前記表示装置は、前記第1モードおよび前記第2モードでの表示に共通要素を含むとともに、前記第1モードおよび前記第2モードのいずれか一方の前記共通要素に特定要素を付加し、
前記プロセッサは、
前記設定モードが前記第1モードおよび前記第2モードであるときに、前記共通要素を表示させるとともに、前記一方であるときに、前記特定要素を表示させるよう、前記表示装置を制御する、請求項1から請求項3のいずれかに記載の電池温調システム。
【請求項5】
車両に搭載された蓄電装置の温度を調整する電池温調システムにおける電池温調方法であって、
前記電池温調システムは、
前記蓄電装置の温度を調整する温度調整装置と、
前記温度調整装置を制御するプロセッサとを備え、
前記温度調整装置の設定モードは、
前記車両の走行経路が前記蓄電装置を充電可能な施設を含むことを契機として、前記施設に到着するまでに前記蓄電装置を充電に適した第1温度範囲になるよう調整する設定である第1モードと、
前記車両のユーザの前記蓄電装置を充電または走行に適した第2温度範囲に調整するための所定操作を受付けたとき、前記蓄電装置を前記第2温度範囲に調整する設定である第2モードとを含み、
前記電池温調方法は、前記プロセッサが、
前記設定モードに応じて前記蓄電装置の温度を調整するよう前記温度調整装置を制御するステップと、
前記設定モードが前記第1モードであるときに前記所定操作が受付けられた場合、前記第2モードを優先させるステップとを含む、電池温調方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この開示は、電池温調システムおよび電池温調方法に関し、特に、車両に搭載された蓄電装置の温度を調整する電池温調システム、および、この電池温調システムにおける電池温調方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、充電施設を車両の目的地として設定すると、目的地に到着するまでに車載電池を充電に適した温度となるように予め温度調整(以下「温調」という)する技術があった(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-044887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術においては、カーナビゲーションシステムの操作による目的地の設定に合わせて、車載電池の温調制御が行われる。一方、車載電池の温調においては、ユーザが所望する場合にユーザが車載スイッチ等を操作することに応じて温調が行われることがある。このように、2つの温調制御はいずれも車載電池の温調を行う制御である。この両者の使い分けを行うことに改良の余地がある。
【0005】
この開示は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、蓄電装置の温度を調整するためのユーザの操作に応じて速やかに蓄電装置の温度を調整することが可能な電池温調システムおよび電池温調方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この開示に係る電池温調システムは、車両に搭載された蓄電装置の温度を調整する電池温調システムであって、蓄電装置の温度を調整する温度調整装置と、温度調整装置を制御するプロセッサとを備える。温度調整装置の設定モードは、車両の走行経路が蓄電装置を充電可能な施設を含むことを契機として、施設に到着する際に蓄電装置を充電に適した第1温度範囲になるよう調整する設定である第1モードと、車両のユーザの蓄電装置を充電または走行に適した第2温度範囲に調整するための所定操作を受付けたとき、蓄電装置を第2温度範囲に調整する設定である第2モードとを含む。プロセッサは、設定モードに応じて蓄電装置の温度を調整するよう温度調整装置を制御し、設定モードが第1モードであるときに所定操作が受付けられた場合、第2モードを優先させる。
【0007】
このような構成によれば、走行経路が蓄電装置を充電可能な施設を含むことを契機として蓄電装置を温度調整する第1モードであるときに、蓄電装置を温度調整するためのユーザの所定操作が受付られた場合、ユーザの所定操作に応じて蓄電装置を温度調整する第2モードが優先される。その結果、蓄電装置の温度を調整するためのユーザの操作に応じて速やかに蓄電装置の温度を調整することが可能な電池温調システムを提供することができる。
【0008】
プロセッサは、設定モードが第2モードであるときに走行経路が施設を含むようになった場合、第2モードを維持するようにしてもよい。
【0009】
このような構成によれば、ユーザの所定操作に応じて蓄電装置を温度調整する第2モードであるときに、走行経路が蓄電装置を充電可能な施設を含むようになった場合、走行経路が蓄電装置を充電可能な施設を含むことを契機として蓄電装置を温度調整する第1モードに切替えられずに、第2モードが維持される。その結果、蓄電装置の温度を調整するためのユーザの操作に応じて速やかに蓄電装置の温度を調整することができる。
【0010】
プロセッサは、設定モードが第2モードであるときに走行経路が施設を含むようになった場合、第1モードを優先させるようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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