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公開番号
2025107811
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-22
出願番号
2024001269
出願日
2024-01-09
発明の名称
電動車両
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B60L
9/18 20060101AFI20250714BHJP(車両一般)
要約
【課題】蓄電装置を効果的に昇温しつつ電動車両の走行性能の低下を回避する。
【解決手段】BEV1は、電池10と、インバータ25,55と、モータ27,57と、スイッチ40と、ECU70とを備える。モータ27,57は、それぞれ、第1駆動力および第2駆動力を発生する。スイッチ40は、電力線PL1,PL2にインバータ55を接続する電路に設けられている。ECU70は、スイッチ40が閉状態である場合に、第1駆動力および第2駆動力が発生するようにBEV1の要求駆動力に従ってインバータ25,55を制御する。スイッチ40が閉状態である場合に、電池10の昇温を開始するための昇温開始条件が成立したとき、ECU70は、閉状態から開状態にスイッチ40を切り替え、スイッチ40の切り替え前の第2駆動力に従って第1駆動力が増大するように要求駆動力に従ってインバータ25を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電動車両であって、
蓄電装置と、
前記蓄電装置に電力線対を通じて接続される第1インバータと、
前記第1インバータにより駆動され、第1駆動力を発生する第1回転電機と、
前記電力線対に接続可能に構成され、前記蓄電装置に対して前記第1インバータと電気的に並列に設けられた第2インバータと、
前記第2インバータにより駆動可能に構成され、第2駆動力を発生可能な第2回転電機と、
前記電力線対に前記第2インバータを接続する電路に設けられたスイッチと、
前記スイッチが閉状態である場合に、前記第1駆動力および前記第2駆動力が発生するように前記電動車両の要求駆動力に従って前記第1インバータおよび前記第2インバータを制御する制御装置とを備え、
前記スイッチが閉状態である場合に、前記蓄電装置の昇温を開始するための昇温開始条件が成立したとき、前記制御装置は、
前記閉状態から開状態に前記スイッチを切り替え、
前記スイッチの切り替え前の前記第2駆動力に従って前記第1駆動力が増大するように前記要求駆動力に従って前記第1インバータを制御する、電動車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電動車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2022-155349号公報(特許文献1)は、電動車両を開示する。この電動車両は、蓄電装置と、インバータと、モータと、制御装置とを備える。モータは、インバータにより駆動され、電動車両の走行駆動力を発生する。蓄電装置の昇温要求がある場合、制御装置は、蓄電装置を含む電気回路に生じる電流リプルの周波数が電気回路の共振周波数に近づくようにインバータを制御する。これにより、蓄電装置に入出力される電流リプルが増大し、蓄電装置の内部抵抗に起因する発熱量が増加する。その結果、蓄電装置が昇温される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-155349号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなインバータ及びモータを複数セット備える電動車両が知られている。例えば、前輪と後輪とを別々のインバータ及びモータで駆動する四輪駆動の電動車両が知られている。この場合、第1インバータ及び第1モータで前輪が駆動され、蓄電装置に対して第1インバータに並列接続される第2インバータ及び第2モータで後輪が駆動される。
【0005】
上記のような電動車両においては、蓄電装置および第1インバータ間の電気的な共振成分に加えて、第1インバータおよび第2インバータ間の共振成分が存在し得る。その結果、蓄電装置の昇温が要求される場合において、蓄電装置および第1インバータ間の共振成分が第1及び第2インバータ間の共振成分の影響を受けて蓄電装置に入力される電流リプルが低減し、蓄電装置が効果的に昇温されない可能性がある。さらに、上記の電流リプルの周波数は、インバータによるモータの制御状態および回転数に依存するため、電流リプルの周波数を電気回路固有の共振周波数に近づけるためにモータの制御状態等を変化させると、電動車両に要求される走行駆動力が確保されず、電動車両の走行性能が低下する可能性がある。
【0006】
本開示は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、蓄電装置を効果的に昇温しつつ電動車両の走行性能の低下を回避することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の電動車両は、蓄電装置と、第1インバータと、第1回転電機と、第2インバータと、第2回転電機と、スイッチと、制御装置とを備える。第1インバータは、蓄電装置に電力線対を通じて接続される。第1回転電機は、第1インバータにより駆動され、第1駆動力を発生する。第2インバータは、電力線対に接続可能に構成され、蓄電装置に対して第1インバータと電気的に並列に設けられている。第2回転電機は、第2インバータにより駆動可能に構成され、第2駆動力を発生可能である。スイッチは、電力線対に第2インバータを接続する電路に設けられている。制御装置は、スイッチが閉状態である場合に、第1駆動力および第2駆動力が発生するように電動車両の要求駆動力に従って第1インバータおよび第2インバータを制御する。スイッチが閉状態である場合に、蓄電装置の昇温を開始するための昇温開始条件が成立したとき、制御装置は、閉状態から開状態にスイッチを切り替え、スイッチの切り替え前の第2駆動力に従って第1駆動力が増大するように要求駆動力に従って第1インバータを制御する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、蓄電装置を効果的に昇温しつつ電動車両の走行性能の低下を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態に従う電動車両の全体構成図である。
リプル振幅の周波数特性を説明するための図である。
ECU(Electronic Control Unit)により実行される処理の手順を例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本実施の形態に従う電動車両の全体構成図である。この車両は、電気自動車(BEV:Battery Electric Vehicle)であって、二輪駆動および四輪駆動の間で走行状態を切り替え可能である。図1を参照して、BEV1は、電池10と、センサユニット15と、SMR17と、電力線PL1,NL1,PLa,NLa,PL2,NL2と、駆動装置20,50と、スイッチ40と、ECU70とを備える。
(【0011】以降は省略されています)
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