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公開番号
2025117948
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012960
出願日
2024-01-31
発明の名称
電解水供給装置
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C02F
1/461 20230101AFI20250805BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】電解水を吐水できない待ち時間を短縮する技術を提供する。
【解決手段】制御部130は、第2電解槽部152bにおける塩化物イオンを含んだ水を電解部118によって電気分解させて電解水を生成した後に、第2電解槽部152bにおける電解水を希釈しながら送水槽部154に供給し、送水槽部154に供給された電解水を取水部120に取水させる。制御部130は、送水槽部154の水位が基準水位を下回ったことを水位センサ126が検知した場合に、塩化物イオン槽部150に水を供給することによって塩化物イオン槽部150における塩化物イオンを有する水を希釈しながら第1電解槽部152aに供給し、第2電解槽部152bにおける塩化物イオンを含んだ水を電解部118によって電気分解させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水道水を供給する主水路から分岐位置で分岐する給水路と、
前記給水路に接続される第1給水部と、
前記給水路に接続される第2給水部と、
前記第1給水部から供給された水を貯水し、塩化物イオンが投入される塩化物イオン槽部と、
前記塩化物イオン槽部における前記塩化物イオンを有した水と、前記第2給水部からの水とが供給される電解槽部と、
前記電解槽部における前記塩化物イオンを有した水を電気分解して電解水を生成する電解部と、
電解槽部における前記電解水が供給される送水槽部と、
前記送水槽部の前記電解水を取水可能な取水部と、
前記取水部から延びて前記主水路の合流位置で合流し、かつ前記取水部によって取水された前記電解水を前記主水路に送水する取水路と、
前記送水槽部の水位を検知可能な水位センサと、
前記第1給水部、前記第2給水部、前記電解部、前記取水部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記電解槽部における前記塩化物イオンを含んだ水を前記電解部によって電気分解させて前記電解水を生成した後に、前記第2給水部から前記電解槽部に水を供給することによって前記電解槽部における前記電解水を希釈しながら前記送水槽部に供給し、前記送水槽部に供給された前記電解水を前記取水部に取水させ、
前記制御部は、前記送水槽部の水位が基準水位を下回ったことを前記水位センサが検知した場合に、前記第1給水部から前記塩化物イオン槽部に水を供給することによって前記塩化物イオン槽部における前記塩化物イオンを有する水を希釈しながら前記電解槽部に供給し、前記電解槽部における前記塩化物イオンを含んだ水を前記電解部によって電気分解させる電解水供給装置。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記塩化物イオン槽部と前記電解槽部とは分離壁を隔てて一体的に形成され、
前記制御部は、前記塩化物イオン槽部において前記塩化物イオンを有した水が生成された後、前記第1給水部から前記塩化物イオン槽部に水を供給することによって、前記塩化物イオン槽部における前記塩化物イオンを有した水を前記分離壁を越えて前記電解槽部に供給させる請求項1に記載の電解水供給装置。
【請求項3】
前記分離壁を第1分離壁と呼ぶ場合、前記電解槽部と前記送水槽部を隔てる分離壁は第2分離壁と呼ばれ、
前記塩化物イオン槽部と前記電解槽部と前記送水槽部は前記第1分離壁と前記第2分離壁により一体的に形成され、
前記第2分離壁は前記第1分離壁より低く、
前記制御部は、前記電解槽部における前記塩化物イオンを含んだ水を前記電解部によって電気分解させて前記電解水を生成した後に、前記第2給水部から前記電解槽部に水を供給することによって前記電解槽部における前記電解水を前記第2分離壁を越えて前記送水槽部に供給させる請求項2に記載の電解水供給装置。
【請求項4】
前記電解槽部は、仕切部によって第1電解槽部と第2電解槽部とに仕切られ、
前記仕切部の下部には、前記第1電解槽部と前記第2電解槽部とを連通する連通開口が設けられ、
前記第1電解槽部には、前記第2給水部が設けられ、
前記第2電解槽部には、電解部が設けられ、
前記制御部は、前記第1給水部から前記塩化物イオン槽部に水を供給することによって、前記塩化物イオン槽部における前記塩化物イオンを有した水を前記第1分離壁を越えて前記第1電解槽部に供給させ、
前記制御部は、前記第2電解槽部における前記塩化物イオンを含んだ水を前記電解部によって電気分解させて前記電解水を生成した後に、前記第2給水部から前記第1電解槽部に水を供給することによって前記第2電解槽部における前記電解水を前記第2分離壁を越えて前記送水槽部に供給させる請求項3に記載の電解水供給装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電解水供給装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
電解水供給装置は、電解水生成装置を備え、電解水生成装置で生成された電解水を吐水する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-192966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電解水生成装置は、電解水を吐水しきった際、電解水を新たに生成する。電解水の生成には一定時間を要するので、電解水を一定時間吐水できない待ち時間が発生する。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、電解水を吐水できない待ち時間を短縮する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示のある態様の電解水供給装置は、水道水を供給する主水路から分岐位置で分岐する給水路と、給水路に接続される第1給水部と、給水路に接続される第2給水部と、第1給水部から供給された水を貯水し、塩化物イオンが投入される塩化物イオン槽部と、塩化物イオン槽部における塩化物イオンを有した水と、第2給水部からの水とが供給される電解槽部と、電解槽部における塩化物イオンを有した水を電気分解して電解水を生成する電解部と、電解槽部における電解水が供給される送水槽部と、送水槽部の電解水を取水可能な取水部と、取水部から延びて主水路の合流位置で合流し、かつ取水部によって取水された電解水を主水路に送水する取水路と、送水槽部の水位を検知可能な水位センサと、第1給水部、第2給水部、電解部、取水部を制御する制御部とを備える。制御部は、電解槽部における塩化物イオンを含んだ水を電解部によって電気分解させて電解水を生成した後に、第2給水部から電解槽部に水を供給することによって電解槽部における電解水を希釈しながら送水槽部に供給し、送水槽部に供給された電解水を取水部に取水させ、制御部は、送水槽部の水位が基準水位を下回ったことを水位センサが検知した場合に、第1給水部から塩化物イオン槽部に水を供給することによって塩化物イオン槽部における塩化物イオンを有する水を希釈しながら電解槽部に供給し、電解槽部における塩化物イオンを含んだ水を電解部によって電気分解させる。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、電解水を吐水できない待ち時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1(a)-(d)は、実施例に係る電解水供給装置の動作概要を示す図である。
図2(a)-(e)は、実施例に係る電解水供給装置の動作概要を示す図である。
変形例に係る電解水供給装置の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施例を具体的に説明する前に、実施例の概要を説明する。本実施例は、電解水を生成するとともに、電解水と水道水を混合して希釈電解水を吐水する電解水供給装置に関する。本実施例に係る電解水供給装置は、塩化物イオン槽部と電解槽部と送水槽部とを別々に備え、送水槽部からの吐水と電解槽部での電解水生成を同時に実行可能である。電解水供給装置は、送水部槽の電解水を吐水しきる前に水位センサで送水槽部が基準水位まで下がったことを検知すると、電解槽部においてて電解水を生成する。それにより、電解水供給装置は、送水槽部の電解水を吐水しきった後、電解水を電解槽部からに送水槽部に直ちに供給する。
(【0011】以降は省略されています)
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