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公開番号
2025119354
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2024014210
出願日
2024-02-01
発明の名称
コンクリートスラッジ処理装置
出願人
太平洋セメント株式会社
代理人
デロイトトーマツ弁理士法人
主分類
C02F
11/00 20060101AFI20250806BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】簡易な処理にて回収した炭酸カルシウムに残存する混和剤の低下を図ることが可能なコンクリートスラッジ処理装置を提供する。
【解決手段】コンクリートスラッジ処理装置100は、コンクリートスラッジ及び水を収容する処理槽10と、処理槽10内に収容されたコンクリートスラッジに含まれる有機成分を分解する有機成分分解手段50と、処理槽10内に二酸化炭素ガスを導入する二酸化ガス導入手段30とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コンクリートスラッジ及び水を収容する処理槽と、
前記処理槽内に収容された前記コンクリートスラッジに含まれる有機成分を分解する有機成分分解手段と、
前記処理槽内に二酸化炭素ガスを導入する二酸化炭素ガス導入手段と、を備えることを特徴とするコンクリートスラッジ処理装置。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
コンクリートスラッジ及び水を収容する第1の処理槽と、
前記第1の処理槽内に収容された前記コンクリートスラッジに含まれる有機成分を分解する有機成分分解手段と、
前記第1の処理槽内の収容物が内部に移送される第2の処理槽と、
前記第2の処理槽内に二酸化炭素ガスを供給する二酸化炭素ガス導入手段と、を備えることを特徴とするコンクリートスラッジ処理装置。
【請求項3】
前記有機成分分解手段は、前記処理槽内又は前記第1の処理槽内にオゾンを導入する手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンクリートスラッジ処理装置。
【請求項4】
前記有機成分分解手段は、前記処理槽内又は前記第1の処理槽内に過酸化水素を導入する手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンクリートスラッジ処理装置。
【請求項5】
前記有機成分分解手段は、前記処理槽内又は前記第1の処理槽内に紫外線を照射する手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンクリートスラッジ処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリートスラッジ処理装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
コンクリートの製造工程において、また、コンクリート打設後の余剰物などとして、コンクリートスラッジが発生する。コンクリートスラッジは、廃棄に環境面の配慮が必要であるため、セメント原料の一部などとして再利用することが好ましい。
【0003】
再利用の一方策として、コンクリートスラッジに水を加えてスラリー化し、このスラリーに二酸化炭素(CO
2
)ガスを吹き込み、セメント粒子から水中に溶出したカルシウム(Ca)成分と二酸化炭素ガスとが気液接触して反応して、炭酸カルシウム(CaCO
3
)を生成し、この生成物をセメント原料の一部などとして再使用することがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ところで、コンクリートには性能改善のために混和剤が混入されており、コンクリートスラッジにも混和剤は存在する。そして、混和剤の一部がセメント粒子の表面に吸着しているため、上記従来の気液接触によりカルシウム成分を回収する過程において、カルシウム成分の溶出が阻害される。また、スラッジ中の混和剤が水中に存在しているため、上澄み水をコンクリートの製造に再利用した場合、コンクリートに意図しない混和剤が混入して、コンクリートに品質異常が発生するおそれがある。さらに、回収したカルシウム成分に混和剤が残存することがあり、この場合、回収したカルシウム成分をセメント原料やコンクリートの混和材などとして使用すると、コンクリートに品質異常が発生するおそれがある。
【0005】
そこで、コンクリートスラッジから混和剤を除去するための第1の方策として、コンクリートスラッジを水洗いして、セメント系成分を含む固相と混和剤を含む液相に分離することがある。
【0006】
コンクリートスラッジから混和剤を除去するための第2の方策として、コンクリートスラッジを乾燥させた後に加熱処理を行って、混和剤を分解させることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021-138574号公報
【発明の概要】
【0008】
しかしながら、混和剤はセメント粒子の表面に吸着しているので、上記第1の方策において、複数回水洗いしても、混和剤を十分に除去することはできない。また、混和剤を含む水は、コンクリートの製造に再利用することができない。
【0009】
また、上記第2の方策においては、加熱処理によって固化したコンクリートスラッジを解砕し、水中に分散させて再度スラリー化させた状態としたうえで、二酸化炭素ガスを吹き込んでカルシウム成分を回収する必要があるので、処理工程が増加する。
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、簡易な処理にて回収した炭酸カルシウムに残存する混和剤の削減を図ることが可能なコンクリートスラッジ処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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