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公開番号2025117995
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013036
出願日2024-01-31
発明の名称内燃機関
出願人ダイハツインフィニアース株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F02D 41/40 20060101AFI20250805BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】燃料が燃え残ることを抑制することができる内燃機関を提供する。
【解決手段】内燃機関は、シリンダと、シリンダ内に収容され、シリンダの軸方向に沿って往復駆動されるピストンと、シリンダの一端側に設けられ、シリンダ内に主燃料を供給する主燃料供給部と、主燃料供給部を制御する制御部とを備える。主燃料供給部または制御部は、ピストンが吸気下死点にあるとき、主燃料供給部がシリンダ内に主燃料を噴射しているように、構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シリンダと、
前記シリンダ内に収容され、前記シリンダの軸方向に沿って往復駆動されるピストンと、
前記シリンダの一端側に設けられ、前記シリンダ内に主燃料を供給する主燃料供給部と、
前記主燃料供給部を制御する制御部と
を備え、
前記主燃料供給部または前記制御部は、前記ピストンが吸気下死点にあるとき、前記主燃料供給部が前記シリンダ内に前記主燃料を噴射しているように、構成されている、内燃機関。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
シリンダと、
前記シリンダ内に収容され、前記シリンダの軸方向に沿って往復駆動されるピストンと、
前記シリンダの一端側に設けられ、前記シリンダ内に主燃料を供給する主燃料供給部と、
前記シリンダ内に空気を供給するための吸気ポートを開閉する吸気弁と、
前記主燃料供給部を制御する制御部と
を備え、
前記主燃料供給部または前記制御部は、前記吸気弁が前記吸気ポートを閉じたとき、前記主燃料供給部が前記シリンダ内に前記主燃料を噴射しているように、構成されている、内燃機関。
【請求項3】
前記主燃料供給部から前記シリンダ内への前記主燃料の噴射期間に対応するクランク角度の角度範囲は、0°より大きく40°以下である、請求項1または2に記載の内燃機関。
【請求項4】
前記主燃料供給部または前記制御部は、前記シリンダ内で前記主燃料を圧縮するとき、前記シリンダ内の前記ピストン側の前記主燃料の濃度が、前記シリンダ内の前記ピストン側とは反対側の前記主燃料の濃度よりも薄くなるように、構成されている、請求項1または2に記載の内燃機関。
【請求項5】
前記主燃料は、アンモニアまたはメタノールである、請求項1または2に記載の内燃機関。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、アンモニアを燃料として使用する内燃機関が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-178623号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の内燃機関では、膨張行程において燃焼火炎がピストンに接触して、燃焼火炎からピストンに熱が伝達することによる熱損失が発生し、その結果、アンモニアが燃え残ることがある。
【0005】
本発明は、燃料が燃え残ることを抑制することができる内燃機関を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、
シリンダと、
前記シリンダ内に収容され、前記シリンダの軸方向に沿って往復駆動されるピストンと、
前記シリンダの一端側に設けられ、前記シリンダ内に主燃料を供給する主燃料供給部と、
前記主燃料供給部を制御する制御部と
を備え、
前記主燃料供給部または前記制御部は、前記ピストンが吸気下死点にあるとき、前記主燃料供給部が前記シリンダ内に前記主燃料を噴射しているように、構成されている、内燃機関を提供する。
【0007】
この構成によれば、主燃料が燃え残ることを抑制することができる。内燃機関では、膨張行程において燃焼火炎がピストンに接触して、燃焼火炎からピストンに熱が伝達することによる熱損失に起因して、主燃料が未燃焼のまま残ることがある。これに対して、この構成によれば、燃焼室の容積が最大となるピストンが吸気下死点にあるときに主燃料供給部がシリンダ内に主燃料を噴射しているため、膨張行程において、ピストンの上面には、燃料が希薄な空気の層が形成される。この空気の層により、燃焼火炎がピストンに接触することが抑制されるので、燃焼火炎からピストンへの熱伝達量を低減することができる。その結果、主燃料が燃え残ることを抑制することができる。
【0008】
本発明の他の一態様は、
シリンダと、
前記シリンダ内に収容され、前記シリンダの軸方向に沿って往復駆動されるピストンと、
前記シリンダの一端側に設けられ、前記シリンダ内に主燃料を供給する主燃料供給部と、
前記シリンダ内に空気を供給するための吸気ポートを開閉する吸気弁と、
前記主燃料供給部を制御する制御部と
を備え、
前記主燃料供給部または前記制御部は、前記吸気弁が前記吸気ポートを閉じたとき、前記主燃料供給部が前記シリンダ内に前記主燃料を噴射しているように、構成されている、内燃機関を提供する。
【0009】
この構成によれば、吸気弁が吸気ポートを閉じたときに主燃料供給部がシリンダ内に主燃料を噴射しているため、膨張行程において、ピストンの上面には、燃料が希薄な空気の層が形成される。この空気の層により、燃焼火炎がピストンに接触することが抑制されるので、燃焼火炎からピストンへの熱伝達量を低減することができる。その結果、主燃料が燃え残ることを抑制することができる。
【0010】
一実施形態では、前記主燃料供給部から前記シリンダ内への前記主燃料の噴射期間に対応するクランク角度の角度範囲は、0°より大きく40°以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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