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公開番号
2025119656
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024014553
出願日
2024-02-02
発明の名称
内燃機関
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F02B
77/00 20060101AFI20250807BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】内燃機関の音振性能を改善する。
【解決手段】バランサ対向部32は、バランサシャフト軸方向視で回転部材と重なり合う部分であり、バランサシャフトと直交する平面と平行な第1壁42と、バランサシャフトと直交する平面と平行で第1壁42に比べて内燃機関本体から離隔した第2壁43と、第1壁42と第2壁43を接続する第3壁44と、を有して階段状に形成されている。ワイヤーハーネス51は、ブラケット52を介してバランサ対向部32の第2壁43に形成されたボス部54に支持されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
クランクシャフトと平行に配置されたバランサシャフトと、
上記バランサシャフトの一端部に取り付けられ、内燃機関本体の気筒列方向の一端側に配置された円盤状の回転部材と、
上記内燃機関本体の気筒列方向の一端側の端面を覆う樹脂製のフロントカバーと、
上記フロントカバーの外表面に沿って配置されたワイヤーハーネスと、を有し、
上記フロントカバーは、上記内燃機関本体の気筒列方向の一端側となる上記回転部材の前方側で上記ワイヤーハーネスを支持していることを特徴とする内燃機関。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
上記フロントカバーは、バランサシャフト軸方向視で上記回転部材と重なり合う部分となるバランサ対向部を有し、
上記ワイヤーハーネスは、上記バランサ対向部に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
【請求項3】
上記バランサ対向部には、上記バランサシャフトの軸方向に沿って延びるリブが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
【請求項4】
上記リブは、上記内燃機関本体と対向する上記バランサ対向部の裏面側に形成され、
上記バランサ対向部は、上記内燃機関本体側に凹んだ凹部を有することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関。
【請求項5】
上記ワイヤーハーネスは、ブラケットを介して上記バランサ対向部に支持され、
上記ブラケットは、上記バランサ対向部に形成されたボス部にねじ止めされ、
上記ボス部は、上記リブと連続するように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関。
【請求項6】
上記バランサ対向部は、上記バランサシャフトと直交する平面と平行な第1壁と、上記バランサシャフトと直交する平面と平行で上記第1壁に比べて内燃機関本体から離隔した第2壁と、上記第1壁と上記第2壁を接続する第3壁と、を有して階段状に形成され、
上記ワイヤーハーネスは、上記バランサシャフト軸方向視で上記第1壁上に位置して、上記第3壁に沿って配置され、
上記ブラケットは、上記第2壁に支持されていることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載される内燃機関に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、クランクシャフトの軸方向の一端側で、シリンダブロック、シリンダヘッド及びクランクケース等からなるエンジン本体に接合されたタイミングチェーンカバーが開示されている。特許文献1のタイミングチェーンカバーは、アルミニウム合金製のチェーンカバー本体と、チェーンカバー本体におけるエンジン本体との当接面に形成された制振樹脂層と、を備え、制振樹脂層の働きによりエンジン本体とチェーンカバー本体との間の振動の伝達を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-139487号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1において、タイミングチェーンカバーは金属製であり、樹脂製のカバー特有の音振性能に対する考慮がなされたものではない。つまり、クランクシャフトの軸方向の一端側で樹脂製のカバーをエンジン本体に対して取り付けるにあたって、音振性能の向上を図る上で、さらなる改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の内燃機関は、クランクシャフトと平行に配置されたバランサシャフトの一端部に取り付けられた回転部材と、内燃機関本体の気筒列方向の一端側の端面を覆う樹脂製のフロントカバーと、上記フロントカバーの外表面に沿って配置されたワイヤーハーネスと、を有し、上記フロントカバーは、上記内燃機関本体の気筒列方向の一端側となる上記回転部材の前方側で上記ワイヤーハーネスを支持していることを特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
本発明の内燃機関は、ワイヤーハーネスの質量を利用して、フロントカバーの音振性能を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明に係る内燃機関の概略構成を模式的に示した説明図。
本発明に係る内燃機関のフロントカバーの正面図。
本発明に係る内燃機関のフロントカバーの背面図。
図2のA-A線に沿ったフロントカバーの断面図。
本発明に係る内燃機関の要部拡大図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図中におけるX軸は内燃機関1の前後方向に沿った軸線(内燃機関1のクランクシャフト11の中心軸線と平行な軸線)、Y軸は内燃機関1の左右方向(内燃機関幅方向)に沿った軸線、Z軸は内燃機関1の上下方向に沿った軸線(内燃機関1のシリンダ軸線Lと平行な軸線)、をそれぞれ示している。つまりX軸は、内燃機関1あるいは内燃機関本体8(後述)の気筒列方向に沿った軸線である。また、Y軸は、内燃機関本体8の幅方向に沿った軸線である。内燃機関1は、例えば車両に搭載されるものである。
【0009】
図1は、本発明に係る内燃機関1の概略構成を模式的に示した説明図である。内燃機関1は、例えば直列多気筒の内燃機関であって、シリンダヘッド2と、シリンダヘッド2の下部に取り付けられたシリンダブロック3と、シリンダヘッド2の上部に取り付けられたカムブラケット4と、シリンダブロック3の下部に取り付けられたオイルパンアッパ5と、オイルパンアッパ5の下部に取り付けられたオイルパンロア6と、内燃機関本体8の前面を覆うフロントカバー7と、を有している。なお、シリンダヘッド2、シリンダブロック3、カムブラケット4、オイルパンアッパ5は、内燃機関本体8を構成するものである。
【0010】
シリンダヘッド2は、例えばアルミ合金等の金属材料からなる鋳造品であり、燃焼室(図示せず)に吸気を供給する吸気ポート(図示せず)や、燃焼室(図示せず)から排気を排出するための排気ポート(図示せず)が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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