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公開番号
2025118248
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013461
出願日
2024-01-31
発明の名称
分光装置及び分光装置における光源部の発光制御方法
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
個人
主分類
G01J
3/10 20060101AFI20250805BHJP(測定;試験)
要約
【課題】精度の高い波長校正を短時間で行うことができる分光装置及び分光装置における光源部の発光制御方法を提供する。
【解決手段】分光器13、34と、波長校正用の輝線を発する輝線光源部14、32と、第二の光源部15、33を備えた分光装置である。前記第二の光源部15、33は、第二の光源部15、33からの直接光が前記輝線光源部14、32に照射されるように配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
分光器と、
波長校正用の輝線を発する輝線光源部と、
第二の光源部を備え、
前記第二の光源部は、前記第二の光源部からの直接光が前記輝線光源部に照射されるように配置されている分光装置。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
分光器と、
波長校正用の輝線を発する輝線光源部と、
第二の光源部を備え、
前記第二の光源部は、前記輝線光源部の駆動開始から発光開始までの時間が1秒以内となるような光強度で、輝線光源の駆動開始前に輝線光源部に光を照射する分光装置。
【請求項3】
前記分光装置は内壁に拡散反射面を有する分光測色計である請求項1または2に記載の分光装置。
【請求項4】
前記第二の光源部は、被測定物の測定用光源部または被測定物の表面の観察用光源部である請求項3に記載の分光装置。
【請求項5】
前記第二の光源部は前記輝線光源部に隣接している請求項4に記載の分光装置。
【請求項6】
前記第二の光源部は、被測定物の測定用光源部または被測定物の表面の観察用光源部であり、第二の光源部は前記拡散反射面を介して前記輝線光源部に光を照射する請求項2を引用する請求項3に記載の分光装置。
【請求項7】
前記分光装置は光源色測定用の装置である請求項1または2に記載の分光装置。
【請求項8】
前記第二の光源部は前記輝線光源部に隣接している請求項7に記載の分光装置。
【請求項9】
前記輝線光源部及び第二の光源部の点灯を制御する制御部を備え、
前記制御部は、波長校正を行う前に前記第二の光源部を点灯する請求項1または2に記載の分光装置。
【請求項10】
白色校正後に、前記輝線光源部を用いた波長校正が実施される請求項1または2に記載の分光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は分光測色計等の分光装置、及び分光装置における光源部の発光制御方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
分光器と、波長校正用の輝線を発する輝線光源部と、測定用光源部を備えた分光装置として、特許文献1には、輝線光源部と測定用光源部がそれぞれ個別の仕切りで覆われた状態で配置された分光装置が開示されている。
【0003】
しかし、特許文献1に記載の分光装置には以下のような課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第19/039024号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
即ち、波長校正の開始時に輝線光源部の発光が不安定となり、校正精度が低下するという課題がある。
【0006】
このような課題に対し、校正精度を向上するために、複数回の測定による平均化処理が行われている。しかし、平均化処理の実施により波長校正に時間がかかるという新たな課題が発生する。
【0007】
この発明の目的は、精度の高い波長校正を短時間で行うことができる分光装置及び分光装置における光源部の発光制御方法の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
発明者は、波長校正の開始時に輝線光源部の発光が不安定となる原因について調査研究した結果、ダークエフェクトという現象が生じることが原因であることを突き止めた。このダークエフェクトとは、波長校正用の輝線光源部が暗部に置かれた場合に、電圧を印加し始めてから発光するまでに時間がかかるという現象である。
【0009】
この発明は、このような知見に基づいてなされたものであり、以下の手段によって上記目的が達成される。
(1)分光器と、
波長校正用の輝線を発する輝線光源部と、
第二の光源部を備え、
前記第二の光源部は、前記第二の光源部からの直接光が前記輝線光源部に照射されるように配置されている分光装置。
(2)分光器と、
波長校正用の輝線を発する輝線光源部と、
第二の光源部を備え、
前記第二の光源部は、前記輝線光源部の駆動開始から発光開始までの時間が1秒以内となるような光強度で、輝線光源の駆動開始前に輝線光源部に光を照射する分光装置。
(3)前記分光装置は内壁に拡散反射面を有する分光測色計である前項1または2に記載の分光装置。
(4)前記第二の光源部は、被測定物の測定用光源部または被測定物の表面の観察用光源部である前項3に記載の分光装置。
(5)前記第二の光源部は前記輝線光源部に隣接している前項4に記載の分光装置。
(6)前記第二の光源部は、被測定物の測定用光源部または被測定物の表面の観察用光源部であり、第二の光源部は前記拡散反射面を介して前記輝線光源部に光を照射する前項2を引用する前項3に記載の分光装置。
(7)前記分光装置は光源色測定用の装置である前項1または2に記載の分光装置。
(8)前記第二の光源部は前記輝線光源部に隣接している前項7に記載の分光装置。
(9)前記輝線光源部及び第二の光源部の点灯を制御する制御部を備え、
前記制御部は、波長校正を行う前に前記第二の光源部を点灯する前項1または2に記載の分光装置。
(10)白色校正後に、前記輝線光源部を用いた波長校正が実施される前項1または2に記載の分光装置。
(11)分光器と、波長校正用の輝線を発する輝線光源部と、第二の光源部を備える分光装置において、
前記輝線光源部の駆動開始前に、前記第二の光源部からの直接光を前記輝線光源部に照射する分光装置における光源部の発光制御方法。
(12)分光器と、波長校正用の輝線を発する輝線光源部と、第二の光源部を備える分光装置において、
前記輝線光源部の駆動開始から発光開始までの時間が1秒以内となるような光強度で、輝線光源の駆動開始前に、前記第二の光源部からの光を輝線光源部に照射する分光装置における光源部の発光制御方法。
【発明の効果】
【0010】
この発明に係る分光装置の一つは、分光器と、波長校正用の輝線を発する輝線光源部と、第二の光源部を備えている。第二の光源部は、第二の光源部からの直接光が輝線光源部に照射されるように配置されている。従って、波長校正の開始前に、第二の光源部からの直接光を輝線光源部に照射できるから、ダークエフェクトの発生を防止できる。その結果、波長校正の開始時に輝線光源部を短時間で安定して発光させることが可能となり、平均化処理を行わなくても校正精度を向上することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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