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公開番号2025118400
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013708
出願日2024-01-31
発明の名称ポリウレタンフォームの製造方法、ポリウレタンフォーム
出願人株式会社イノアックコーポレーション
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類C08G 18/00 20060101AFI20250805BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】繰り返し再生可能なポリウレタンフォームを製造する方法、及び、繰り返し再利用可能なポリウレタンフォームを提供することを課題とする。
【解決手段】本開示に係るポリウレタンフォームの製造方法は、熱圧縮成形で成形したポリウレタンフォームを加熱して、前記熱圧縮成形前の形状に戻す加熱再生工程を備え、前記ポリウレタンフォームのポリウレタン反応組成物は、ポリマーポリオールを10wt%以上含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
熱圧縮成形で成形したポリウレタンフォームを加熱して、前記熱圧縮成形前の形状に戻す加熱再生工程を備え、
前記ポリウレタンフォームのポリウレタン反応組成物は、ポリマーポリオールを10wt%以上含む、
ポリウレタンフォームの製造方法。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
熱圧縮成形により成形し加熱再生により前記熱圧縮成形前の形状に戻すサイクルを、少なくとも5回繰り返すことができる、
ポリウレタンフォーム。
【請求項3】
各サイクル後において、下記式(1)で算出される繰り返し再生性(%)が、85%以上である、
請求項2に記載のポリウレタンフォーム。
繰り返し再生性(%)=(再生後の厚み)/(熱圧縮成形前の厚み)×100
・・・(1)
【請求項4】
各サイクル後において、JIS K6401に基づく圧縮残留歪であって、下記式(2)で算出される繰り返し圧縮残留歪(%)が、15%以下である、
請求項2又は請求項3に記載のポリウレタンフォーム。
繰り返し圧縮残留歪(%)=(圧縮前の厚み-解放後の厚み)/圧縮前の厚み×100
・・・(2)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ポリウレタンフォームを再生させて製造する方法、及び、再利用可能なポリウレタンフォームに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
所定の形状に成形したポリウレタンフォームを成形前の形状に戻す技術がある。例えば、特許文献1には、成形性が良好で、かつガラス転移点前後で大きな弾性率変化を示す形状記憶性ポリマー発泡体が開示されている(特許請求の範囲(1))。この形状記憶性ポリマー成形体では、ポリマーのガラス転移点以上でかつ成形温度未満で変形を加え、その変形を保持したままガラス転移点以下に冷却することで変形形状を固定し、ガラス転移点以上に加熱することで元の成形形状に復帰させる(131頁、右欄第12-17行)。
【0003】
また、特許文献2には、形状記憶性多孔性シートであって、所望の形状で130~230℃に加熱し、その形状を通常1分間~20時間、好ましくは5分間~10時間保持することにより、その形状を原始形状として記憶させることが出来、また、130℃以下、好ましくは常温~100℃の温度で変形し、変形を保持したまま常温近辺(40℃以下)に冷却すれば変形は外力を取り除いてもそのまま固定、維持され、更に、変形を固定した多孔性シートは40℃以上、好ましくは45~100℃に加熱することにより持続されている変形形状を原始形状に回復する、形状記憶性多孔性シートが開示されている(552頁、左下欄第3-14行)。
【0004】
このように、特許文献1及び特許文献2は、所定の形状に成形したポリウレタンフォームを成形前の形状に戻すために、加熱すると加工しやすいように柔らかくなり冷却すると固形化して成形できるポリウレタンを用いた技術を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平2-113016号公報
特開平2-167349号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、従来のポリウレタンは、繰り返し再生への耐久性が十分あるとは言えなかった。ここで、一度所定の形状に成形したポリウレタンフォームを、成形前の形状に戻して再生させることを何度も繰り返すことができれば、ポリウレタンフォーム原料の有効活用、廃棄物の削減、更にはコストの削減等が可能となる。
【0007】
本開示は、上記を鑑みてなされたものであって、繰り返し再生可能なポリウレタンフォームを製造する方法、及び、繰り返し再利用可能なポリウレタンフォームを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための手段には、以下の態様が含まれる。
【0009】
本開示の第1の態様は、熱圧縮成形で成形したポリウレタンフォームを加熱して、前記熱圧縮成形前の形状に戻す加熱再生工程を備え、前記ポリウレタンフォームのポリウレタン反応組成物は、ポリマーポリオールを10wt%以上含む、ポリウレタンフォームの製造方法である。
【0010】
本開示の第2の態様は、熱圧縮成形により成形し加熱再生により前記熱圧縮成形前の形状に戻すサイクルを、少なくとも5回繰り返すことができる、ポリウレタンフォームである。
(【0011】以降は省略されています)

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