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公開番号2025119428
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024014310
出願日2024-02-01
発明の名称情報処理装置及び情報処理装置の制御方法
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250806BHJP(電気通信技術)
要約【課題】設定画面を適切なタイミングにて適切な内容で表示可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】制御部、表示部及び操作部を備える情報処理装置。制御部は、初回起動時に、設定値の設定を受け付けるためのウィザード形式の設定画面を表示部に表示して、設定値を設定するための操作を操作部を介して受け付ける初期設定処理と、初回起動後の予め定められた条件に合致する場合、設定画面を表示部に表示して、設定値を更新するための操作を操作部を介して受け付ける更新設定処理とを実行する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
制御部、表示部及び操作部を備え、前記制御部は、
初回起動時に、設定値の設定を受け付けるためのウィザード形式の設定画面を前記表示部に表示して、前記設定値を設定するための操作を、前記操作部を介して受け付ける初期設定処理と、
前記初回起動後の予め定められた条件に合致する場合、前記設定画面を前記表示部に表示して、前記設定値を更新するための操作を、前記操作部を介して受け付ける更新設定処理と
を実行する、情報処理装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
複数のセキュリティモードのうちの何れかのセキュリティモードに従って動作し、
前記条件は、セキュリティモードの変更に係る、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
ファームウェアを記憶する記憶部を更に備え、
前記条件は、前記記憶部に記憶された前記ファームウェアの更新に係る、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記条件は、予め定められた設定値の更新に係る、請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記更新設定処理において、前記初回起動後の予め定められた複数の条件に合致する場合、前記設定画面を前記表示部に表示して、前記設定値を更新するための操作を、前記操作部を介して受け付ける、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記更新設定処理において前記設定画面を前記表示部に表示する場合、前記設定画面を表示済みであるか否かを示す全体表示フラグを記憶する記憶部を更に備え、
前記制御部は、前記全体表示フラグの値に基づいて、前記設定画面を表示するか否かを判定する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記設定画面は、Ｎ枚（Ｎは自然数）のページからなり、
前記記憶部は、前記Ｎ枚のページのページ毎に、当該ページを表示したか否かを示すページ別フラグを更に記憶し、
前記制御部は、前記更新設定処理において前記設定画面を前記表示部に表示する場合、前記全体表示フラグ及び前記ページ別フラグの値に基づいて、前記Ｎ枚のページのそれぞれについて表示するか否かを判定する、
請求項６に記載の情報処理装置。
【請求項８】
前記初回起動後の予め定められた条件に合致するとき、前記制御部は、前記更新設定処理において前記設定画面を前記表示部に表示する前に、前記設定画面の表示を予告するための事前通知画面を前記表示部に表示する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項９】
初回起動時に、設定値の設定を受け付けるためのウィザード形式の設定画面を表示部に表示して、前記設定値を設定するための操作を受け付ける初期設定処理と、
前記初回起動後の予め定められた条件に合致する場合、前記設定画面を表示して、前記設定値を更新するための操作を受け付ける更新設定処理と
を含む、情報処理装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は情報処理装置等に関する。
続きを表示（約 2,500 文字）【背景技術】
【０００２】
いわゆる複合機（Multi-Function Printer, MFP）、画像形成装置等の情報処理装置には、工場出荷状態から初めて電源をオンにしたときに初期設定画面を表示するものがある。この種の初期設定画面にはウィザード形式のものがある。ウィザード形式の設定画面とは、オペレーターに対し、対話形式で設定項目を提示して、その設定項目に対する設定値の入力を促す設定画面である。以下、ウィザード形式の初期設定画面を初期設定ウィザードと呼ぶ。
【０００３】
従来の初期設定ウィザードは、工場出荷状態で初めて電源をオンにしたときに一度だけ表示される。例えば特許文献１には、ユーザーが容易かつ漏れなく設定を行うことができるように、装置の初回起動時に設定を行うことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１５－１５６２０６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本開示は、例えば、設定画面を適切なタイミングにて適切な内容で表示可能な情報処理装置等を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示は、制御部、表示部及び操作部を備え、前記制御部は、初回起動時に、設定値の設定を受け付けるためのウィザード形式の設定画面を前記表示部に表示して、前記設定値を設定するための操作を、前記操作部を介して受け付ける初期設定処理と、前記初回起動後の予め定められた条件に合致する場合、前記設定画面を前記表示部に表示して、前記設定値を更新するための操作を、前記操作部を介して受け付ける更新設定処理とを実行する、情報処理装置を提供する。
【０００７】
また、本開示は、初回起動時に、設定値の設定を受け付けるためのウィザード形式の設定画面を前記表示部に表示して、前記設定値を設定するための操作を受け付ける初期設定処理と、前記初回起動後の予め定められた条件に合致する場合、前記設定画面を表示して、前記設定値を更新するための操作を受け付ける更新設定処理とを含む、情報処理装置の制御方法を提供する。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、初期設定ウィザードを、工場出荷状態から初めて電源をオンにしたとき以外のタイミングでも表示可能な情報処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本開示の第１実施形態に係る複合機の外観斜視図である。
本開示の第１実施形態に係る複合機のブロック図である。
本開示の第１実施形態で用いる状態管理テーブルの初期状態の例について説明するための図である。
本開示の第１実施形態で用いる表示管理テーブルの初期状態の例について説明するための図である。
本開示の第１実施形態で用いる表示管理テーブルの表示済み状態の例について説明するための図である。
本開示の第１実施形態に係る複合機において選択可能な本体セキュリティモードについて説明するための図である。
本開示の第１実施形態に係る複合機によって実行される、初期設定ウィザード表示処理について説明するためのフローチャートである。
本開示の第１実施形態に係る複合機の本体起動時（電源オンのとき／再起動のとき）に実行される動作について説明するためのフローチャートである。
本開示の第１実施形態に係る複合機によって実行される、初期設定ウィザード初期化処理について説明するためのフローチャートである。
本開示の第１実施形態に係る複合機によって実行される、本体ファームウェア更新処理について説明するためのフローチャートである。
本開示の第２実施形態に係る複合機によって実行される、特定の設定の初期化に応じて初期設定ウィザードを初期化する動作について説明するためのフローチャートである。
本開示の第３実施形態に係る複合機によって実行される、本体セキュリティ―モードの変更に応じて初期設定ウィザードを初期化する動作について説明するためのフローチャートである。
本開示の第４実施形態に係る複合機によって実行される、本体セキュリティ―モードが変更されたときの動作について説明するためのフローチャートである。
本開示の第４実施形態に係る複合機によって実行される、特定の設定が初期化されたときの動作について説明するためのフローチャートである。
本開示の第５実施形態に係る複合機によって実行される、初期設定ウィザード初期化処理について説明するためのフローチャートである。
本開示の第５実施形態に係る複合機において表示される、初期設定ウィザードの画面構成を説明するための図である。
本開示の第５実施形態に係る複合機において用いられる表示管理テーブルの状態の例であり、工場出荷後に初めて電源がオンされて、初期設定ウィザードが表示された後の表示管理テーブルの状態を示す図である。
本開示の第５実施形態に係る複合機において用いられる表示管理テーブルの状態の例であり、図１５の初期設定ウィザード初期化処理を実行した後の表示管理テーブルの状態を示す図である。
本開示の第６実施形態に係る複合機によって実行される、本体ファームウェア更新処理について説明するためのフローチャートである。
本開示の第６実施形態に係る複合機によって表示される、初期設定ウィザード事前通知画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
一般的な情報処理装置において、出荷後の装置をユーザーが使い始めるにあたり、メーカーとしては装置の使用前に設定を実施してもらいたい、もしくは、初期値を確認してもらいたい設定項目（以下、初期設定項目）がある。
（【００１１】以降は省略されています）

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