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公開番号
2025119929
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024015064
出願日
2024-02-02
発明の名称
給水装置
出願人
株式会社荏原製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F04B
49/10 20060101AFI20250807BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】複数の制御基板を備える給水装置において、制御基板の正常状態においてもバックアップ状態においても利用者に不具合を生じさせず外部装置と無線通信することができる給水装置を提供する。
【解決手段】給水装置では、第1制御基板が正常であるときには、前記第1制御基板が前記ポンプの運転を制御すると共に、通信部は、前記第1制御基板に記憶された情報を前記給水装置の情報として前記外部装置へ送信するための第1通信動作状態となり、前記第1制御基板が異常であるときには、第2制御基板が前記第1制御基板をバックアップして前記ポンプの運転を制御すると共に、前記通信部は、前記第2制御基板に記憶された情報を前記給水装置の情報として前記外部装置へ送信するための第2通信動作状態となる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ポンプにて建物に給水するための給水装置であって、
前記ポンプの運転をそれぞれ単独で制御可能な第1制御基板および第2制御基板と、
外部装置と前記給水装置の情報を無線通信できるように構成された通信部と、
を備え、
前記第1制御基板と前記第2制御基板とは相互に通信監視するように互いに接続されており、
前記第1制御基板が正常であるときには、前記第1制御基板が前記ポンプの運転を制御すると共に、前記通信部は、前記第1制御基板に記憶された情報を前記給水装置の情報として前記外部装置へ送信するための第1通信動作状態となり、前記第1制御基板が異常であるときには、前記第2制御基板が前記第1制御基板をバックアップして前記ポンプの運転を制御すると共に、前記通信部は、前記第2制御基板に記憶された情報を前記給水装置の情報として前記外部装置へ送信するための第2通信動作状態となる、
給水装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記通信部は、前記第1制御基板に対して搭載された第1通信部と、前記第2制御基板に対して搭載された第2通信部と、を備え、
前記第1通信動作状態では、前記第1通信部によって前記給水装置の情報が無線通信され、前記第2通信部による前記給水装置の情報の無線通信が停止され、
前記第2通信動作状態では、前記第1通信部による前記給水装置の情報の無線通信が停止され、前記第2通信部によって前記給水装置の情報が無線通信される、
請求項1に記載の給水装置。
【請求項3】
前記第1通信動作状態では、前記第2通信部による無線通信が停止され、
前記第2通信動作状態では、前記第1通信部による無線通信が停止される、
請求項2に記載の給水装置。
【請求項4】
前記第1通信動作状態では、前記第2通信部は、無線通信情報に前記第1制御基板が正常であることを示すための情報を付加し、
前記第2通信動作状態では、前記第1通信部は、無線通信情報に前記第1制御基板が異常であることを示すための情報を付加する、
請求項2に記載の給水装置。
【請求項5】
前記第1通信動作状態では、前記第2通信部は、アドバタイズ信号に前記第1制御基板が正常であることを示すための情報を付加し、
前記第2通信動作状態では、前記第1通信部は、アドバタイズ信号に前記第1制御基板が異常であることを示すための情報を付加する、
請求項2に記載の給水装置。
【請求項6】
前記通信部は、前記第1制御基板と前記第2制御基板とに通信接続された通信基板で構成され、前記第1通信動作状態では、前記第1制御基板と通信すると共に前記第2制御基板との通信を停止状態とし、前記第2通信動作状態では、前記第1制御基板との通信を停止状態とすると共に前記第2制御基板と通信する、請求項1に記載の給水装置。
【請求項7】
前記通信部は、前記第1制御基板と前記第2制御基板とに通信接続された通信基板で構成され、前記第1制御基板に記憶された情報を記憶するための第1記憶領域と、前記第2制御基板に記憶された情報を記憶するための第2記憶領域と、を有し、前記第1通信動作状態では、前記第1制御基板が正常であることを示す情報を前記第2記憶領域に記憶し、前記第2通信動作状態では、前記第1制御基板が異常であることを示す情報を前記第1記
憶領域に記憶する、請求項1に記載の給水装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、給水装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
給水装置は、一般に建物等の機械室や建物のすぐ傍の屋外に設置され、建物等の給水対象に水道水を供給するために広く使用されている。給水装置としては、近年、携帯機器などの外部端末(外部装置)にて、操作したり給水装置の情報を確認したりすることができるものが提案されている。例えば、特許文献1に記載の装置では、赤外線を用いた通信手段を給水装置に設け、外部の管理装置から赤外線リモコンによって給水装置に指令を送信することができる。これにより、特許文献1の給水装置では、ポンプのカバーを開けることなく、給水装置の運転設定と、給水装置の運転情報を確認することができる。また、特許文献2には、外部装置と無線通信が可能な無線通信ボードがキャビネット内に収容される給水装置が開示されている。
【0003】
また、給水装置としては、複数のポンプを複数のインバータを用いて制御するものが知られている(例えば特許文献3参照)。特許文献3の給水装置では、それぞれが複数のインバータを単独で制御可能な複数の制御基板が備えられている。そして、メインの制御基板に異常が生じたときには、他の制御基板でバックアップしてインバータを制御することで、給水装置の運転を継続することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-201051号公報
特開2017-150403号公報
特開2005-351267号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献3に記載の給水装置のように複数の制御基板が設けられている場合、外部装置による給水装置の操作および情報の確認に不具合が生じることが考えられる。例えば、複数の制御基板のそれぞれに無線通信基板を搭載することで、各制御基板に記憶された情報を外部装置で確認することができる。しかしながら、給水装置に複数の無線通信基板があることで、外部装置による通信接続が煩雑となると共に、誤った制御基板に通信接続することなどが生じ得る。また、1つの通信部から各制御基板に記憶された情報をすべて外部装置に送信することも考えられるが、利用者が複数の情報のうち必要な情報を判別する必要があると共に、特にスマートフォンなどの小さな画面においては各制御基板に記憶された情報を確認する作業が煩雑となり得る。さらに、メインの制御基板のみが外部装置と無線通信するように構成した場合、メインの制御基板に異常が生じたときには、給水装置の運転が継続されていても外部装置と給水装置との無線通信ができなくなる。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、複数の制御基板を備える給水装置において、制御基板の正常状態においてもバックアップ状態においても利用者に不具合を生じさせず外部装置と無線通信することができる給水装置を提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一形態によれば、ポンプにて建物に給水するための給水装置が提案され、前記
給水装置は、前記ポンプの運転をそれぞれ単独で制御可能な第1制御基板および第2制御基板と、外部装置と前記給水装置の情報を無線通信できるように構成された通信部と、を備え、前記第1制御基板と前記第2制御基板とは相互に通信監視するように互いに接続されており、前記第1制御基板が正常であるときには、前記第1制御基板が前記ポンプの運転を制御すると共に、前記通信部は、前記第1制御基板に記憶された情報を前記給水装置の情報として前記外部装置へ送信するための第1通信動作状態となり、前記第1制御基板が異常であるときには、前記第2制御基板が前記第1制御基板をバックアップして前記ポンプの運転を制御すると共に、前記通信部は、前記第2制御基板に記憶された情報を前記給水装置の情報として前記外部装置へ送信するための第2通信動作状態となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る給水装置の構成の一例を示す図である。
第1実施形態における制御部の構成の一例を概略的に示す図である。
第1実施形態における給水装置による無線通信接続方法の一例(第1例)を示すフローチャートである。
第2実施形態における制御部の構成の一例を概略的に示す図である。
第2実施形態における給水装置による無線通信接続方法の一例(第2例)を示すフローチャートである。
第2実施形態における給水装置による無線通信接続方法の別の一例(第3例)を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、図面では同一または相当する構成要素には同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
【0010】
<第1実施形態>
図1は、一実施形態に係る給水装置の構成の一例を示す図である。給水装置は、戸建て、マンション、オフィスビル、商業施設、工場、又は、学校等の建物にポンプ44によって水を供給するための装置として使用される。図1では、給水装置10が直結給水方式で使用されており、給水装置10の吸込口102は、導入管105を介して水道管(水道本管)104に接続されている。ただし、給水装置10は、給水装置10の上流側の図示しない受水槽を介して水道管104の水を供給する受水槽方式で使用されてもよい。給水装置10の吐出し口103には給水管107が接続されており、この給水管107は、各建物の給水栓(例えば蛇口)に連通している。給水装置10は、水道管104(または受水槽)からの水を増圧または加圧し、建物の各給水栓に水を供給する。
(【0011】以降は省略されています)
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