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公開番号
2025120359
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2025096821,2020219473
出願日
2025-06-10,2020-12-28
発明の名称
凍結保存液
出願人
イビデン株式会社
代理人
弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類
C12N
1/04 20060101AFI20250807BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】細胞生存率の高い血球系細胞用の凍結保存液および血球系細胞の凍結保存方法を提供することを目的とする。
【解決手段】溶媒中に、3000より大きく、500000以下である粘度平均分子量を有する高分子であって、親水性基を有するモノマーを繰り返し単位として含む高分子またはその塩と、3000以下の粘度平均分子量を有する糖類またはその塩と、多価アルコールとを含む血球系細胞用の凍結保存液、ならびに該凍結保存液を用いた血球系細胞の凍結保存方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
溶媒中に、
3000より大きく、500000以下である粘度平均分子量を有する高分子であって、親水性基を有するモノマーを繰り返し単位として含む高分子またはその塩と、
3000以下の粘度平均分子量を有する糖類またはその塩と、
多価アルコールと
を含む血球系細胞用の凍結保存液。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、凍結保存液、特には血球系細胞用の凍結保存液、および該凍結保存液を用いた血球系細胞の凍結保存法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年の再生医療研究の飛躍的な発展に伴い、ヒトにのみならず獣医分野においても細胞治療などの再生医療が積極的に行われている。生体から採取した骨髄由来間葉系幹細胞や脂肪由来間葉系幹細胞は、採取の後に大量に増やし、上記のような再生医療や再生医療研究に用いられる。この際、余剰に増やした細胞を凍結保存し、適宜使用することが一般的である。また、このような細胞の安定供給に対する需要も高まっている。
【0003】
細胞の凍結保存メカニズムにおいて、凍結および/または解凍の過程で細胞内に氷結晶が成長すると、細胞膜や細胞内構造が損傷を受けたり、細胞のタンパク質が変性したりして細胞が致命的なダメージを受けてしまうことが知られている。
【0004】
このような細胞内における凍結を防ぐため、細胞を凍結保存する際には、高濃度の凍害防御剤を用いて氷晶の形成を防ぐガラス化法や、細胞と凍害防御剤とを含む生理液を遅い速度で冷却することにより凍結させる緩慢凍結法が用いられてきた。
【0005】
凍害防御剤としては、例えば、ジメチルスルホキシドなどが広く用いられている。また、幹細胞の凍結保存に最適化された凍結保存液としては、例えば、緩慢凍結法用のSTEM-CELLBANKER(登録商標)(ゼノアックリソース社製)等が挙げられる。
【0006】
特許文献1には、溶媒中に、3000より大きく、500000以下である粘度平均分子量を有する高分子であって、親水性基を有するモノマーを繰り返し単位として含む高分子またはその塩と、3000以下の粘度平均分子量を有する糖類またはその塩とを含む生体試料用の凍結保存液が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開第2020/166711号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1には、特許文献1の凍結保存液を用いた凍結保存において、従来、凍結保護物質として広く使用されているが細胞毒性や分化誘導性を有することが知られているジメチルスルホキシド等の物質を使わずとも、生体試料が細胞の性状を維持したまま凍結保存され得ることが記載されている。しかしながら、生体試料の種類によっては、十分な凍結保存効果を得ることができない場合があった。
【0009】
特に、生体試料として血球系細胞が用いられた凍結保存の場合、間葉系幹細胞等の凍結保存と比較して解凍後の細胞の生存率が低下してしまうことがある。よって、このような血球系細胞に対しても、高い凍結保存効果を与えることのできる凍結保存液の開発が求められている。
【0010】
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたもので、血球系細胞を適切に凍結保存するための凍結保存液を提供する。特には、ジメチルスルホキシドなどの細胞毒性や分化誘導性を有する凍結保護物質を添加せずとも、血球系細胞を高い細胞生存率を維持しながら安定的に凍結保存することのできる、生体適合性の高い血球系細胞用の凍結保存液を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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