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公開番号2025120700
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015713
出願日2024-02-05
発明の名称圧力リング用線
出願人トクセン工業株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類F02F 5/00 20060101AFI20250808BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】真円度に優れた圧力リングが得られうる、線2の提供。
【解決手段】圧力リング用線2は、上面4、下面6、第一側面8、第二側面10及び丸め面取り12を有している。この線2の、長さ方向に対して垂直な面における輪郭は、その外周側に3の円弧を有している。この線2にコイリング等が施されて、圧力リングが形成される。第一側面8は、圧力リングの外周面に相当する。長さ方向に沿って測定された、第一側面8のろ波中心線うねりWCAは、3.0μm以下である。第一側面8の輪郭と、この輪郭を近似する仮想曲線との、最大ズレDifは、2.8μm以下である。ろ波中心線うねりWCAと最大ズレDifとの和は、5.2μm以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関の圧力リングのための線であって、
上記線の長さ方向に対して垂直な面における輪郭が、その外周側に、3以上の円弧を有しており、
上記長さ方向に沿って測定された、上記圧力リングの外周面に相当する面のろ波中心線うねりWCAが、3.0μm以下である、線。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
上記長さ方向に対して垂直な面における、上記外周面に相当する面の輪郭と、この輪郭を近似する仮想曲線との、最大ズレDifが、2.8μm以下である、請求項1に記載の線。
【請求項3】
上記ろ波中心線うねりWCAと上記最大ズレDifとの和が、5.2μm以下である、請求項2に記載の線。
【請求項4】
その表面粗さRzが3.0μm以下である、請求項1又は2に記載の線。
【請求項5】
そのネジレ角度が3°/m以下である、請求項1又は2に記載の線。
【請求項6】
その巻ソリが15mm/m以下である、請求項1又は2に記載の線。
【請求項7】
その材質が鋼であり、この鋼が
C:0.51質量%以上0.85質量%以下
Si:0.15質量%以上1.60質量%以下
Mn:0.30質量%以上0.90質量%以下
Cr:0.80質量%以下
Ni:0.02質量%以下
P:0.08質量%以下
S:0.05質量%以下
及び
Cu:0.20質量%以下
を含む、請求項1又は2に記載の線。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、内燃機関のピストンに装着される圧力リングのための線を、開示する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関は、シリンダー、ピストン、圧力リング及びオイルリングを有している。圧力リングは、ピストンに装着される。圧力リングは、線にコイリングが施されることで、得られる。圧力リング用線の一例が、特開2008-50649公報に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-50649公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
圧力リングにとって、真円度は重要である。真円度が高い圧力リングを有する内燃機関では、この圧力リングとシリンダーとの間におけるガスの漏れ出しが、少ない。真円度が高い圧力リングは、潤滑油を十分に掻き取りうる。低燃費の観点、及び潤滑油の消費量低減の観点から、真円度の改善が望まれている。
【0005】
圧力リングは、リング状の中間品に皮膜が形成され、かつこの皮膜が研磨されることで、得られうる。皮膜の研磨は、圧力リングの真円度の調整を兼ねる。薄い皮膜を有する中間品の研磨では、研磨代が少ない。薄い皮膜を有する中間品の研磨では、研磨による真円度の調整は、十分ではない。
【0006】
本出願人の意図するところは、真円度に優れた圧力リングが得られうる、線の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書は、内燃機関の圧力リングのための線を開示する。この線の長さ方向に対して垂直な面における輪郭は、その外周側に、3以上の円弧を有する。この線の長さ方向に沿って測定された、圧力リングの外周面に相当する面のろ波中心線うねりWCAは、3.0μm以下である。
【発明の効果】
【0008】
この線から、真円度の高い圧力リングが得られうる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係る圧力リング用線の一部が示された斜視図である。
図2は、図1のII-II線に沿った拡大断面図である。
図3は、図2の断面の一部の輪郭形状の測定結果が示されたチャートである。
図4は、図2の断面の一部の輪郭形状の測定結果が仮想曲線と共に示されたチャートである。
図5は、図4のチャートの一部が示された拡大図である。
図6は、図1の圧力リング用線のネジレ角度の測定に供される試験片が示された正面図である。
図7は、図6の試験片が拡大されて示された右側面図である。
図8は、図1の圧力リング用線の巻ソリの測定方法が示された正面図である。
図9は、図1の圧力リング用線の製造方法が示されたフローチャートである。
図10は、他の実施形態に係る圧力リング用線の一部が示された断面図である。
図11は、さらに他の実施形態に係る圧力リング用線の一部が示された断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態が詳細に説明される。
(【0011】以降は省略されています)

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