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公開番号2025120659
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015627
出願日2024-02-05
発明の名称エンジン制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02D 13/02 20060101AFI20250808BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】高負荷・高回転領域でエンジンが運転される場合に、プレイグニッションの発生を抑制できるようにすること。
【解決手段】制御装置80は、水素を燃料とするエンジン10に適用される。制御装置80は、吸気バルブ21及び排気バルブ31のうち少なくとも一方のバルブのバルブタイミングを制御することによってバルブオーバーラップ量を調整する処理回路81を備えている。処理回路81は、エンジン10が高負荷・高回転領域で運転する場合に、そうではない場合と比較してバルブオーバーラップ量を大きくする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水素を燃料とするエンジンに適用され、
吸気バルブ及び排気バルブのうち少なくとも一方のバルブのバルブタイミングを制御することによってバルブオーバーラップ量を調整する処理回路を備え、
前記処理回路は、
前記エンジンが高負荷・高回転領域で運転する場合に、そうではない場合と比較して前記バルブオーバーラップ量を大きくする
エンジン制御装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記処理回路は、前記エンジンが高負荷・高回転領域で運転する場合に、前記吸気バルブの開弁時期を最進角の時期に設定すること、及び、前記排気バルブの開弁時期を最遅角の時期に設定することのうち少なくとも一方を実行することにより、前記バルブオーバーラップ量を大きくする
請求項1に記載のエンジン制御装置。
【請求項3】
前記エンジンは、油圧駆動式のバルブタイミング調整機構を備えるものであり、
前記バルブタイミング調整機構は、
クランク軸と同期して回転する入力回転体と、カム軸と同期して回転する出力回転体と、を備えるとともに、前記入力回転体と前記出力回転体とによって形成された進角室及び遅角室を有しており、
且つ前記進角室及び前記遅角室のオイルの給排によって、前記入力回転体と前記出力回転体との相対的な回転位相である相対回転位相を変更することによりバルブタイミングを変更するものであり、
前記処理回路は、前記相対回転位相を制御することによって、前記バルブオーバーラップ量を調整する
請求項1又は請求項2に記載のエンジン制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水素を燃料とする水素エンジンに適用されるエンジン制御装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、水素を燃料とする水素エンジンに適用される制御装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-182855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
水素は、ガソリンと比較して着火性が高い。そのため、気筒内の温度が高温になる高負荷・高回転領域で水素エンジンを運転させる場合、ガソリンを燃料とするエンジンを高負荷・高回転領域で運転させる場合と比較して、プレイグニッションが発生しやすい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためのエンジン制御装置は、水素を燃料とするエンジンに適用される。当該エンジン制御装置は、吸気バルブ及び排気バルブのうち少なくとも一方のバルブのバルブタイミングを制御することによってバルブオーバーラップ量を調整する処理回路を備えている。前記処理回路は、前記エンジンが高負荷・高回転領域で運転する場合に、そうではない場合と比較して前記バルブオーバーラップ量を大きくする。
【発明の効果】
【0006】
上記エンジン制御装置は、高負荷・高回転領域でエンジンが運転される場合に、プレイグニッションの発生を抑制できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、エンジン制御装置の一実施形態である制御装置と、当該制御装置が適用されるエンジンと、を示す概略構成図である。
図2は、図1のエンジンが備えるバルブタイミング調整機構を示す模式図である。
図3は、吸気バルブが開弁している期間と排気バルブが開弁している期間とが重なっている様子を示す図である。
図4は、図1の制御装置で実行される一連の処理を示すフローチャートである。
図5は、エンジンの運転領域を示すマップである。
図6は、バルブオーバーラップ量を大きくする様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、エンジン制御装置の一実施形態を図1~図6に従って説明する。
図1は、水素を燃料とするエンジン10と、エンジン10に適用される制御装置80と、を図示している。制御装置80が「エンジン制御装置」に対応する。
【0009】
<エンジン>
エンジン10は、複数の気筒11と、吸気通路12と、複数の燃料噴射弁14と、複数の点火装置15と、クランク軸18と、排気通路19と、を備えている。
【0010】
吸気通路12は、複数の気筒11内に導入する空気が流れる通路である。吸気通路12にはスロットルバルブ13が設置されている。スロットルバルブ13の開度であるスロットル開度を調整することにより、吸気通路12を流れる空気の量である吸入空気量が調整される。
(【0011】以降は省略されています)

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