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公開番号2025120710
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015737
出願日2024-02-05
発明の名称混合樹脂の管理方法
出願人野村マイクロ・サイエンス株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類C02F 1/42 20230101AFI20250808BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】混合樹脂を充填した装置の立ち上げを早くする。
【解決手段】混合樹脂の管理方法は、ホウ素吸着性樹脂と、塩基性陰イオン交換樹脂及び酸性陽イオン交換樹脂の少なくとも一方とを混合し、前記混合した後の混合樹脂を湿潤状態で密閉容器に封入し、純水を製造する純水製造装置が配置された現場に前記混合樹脂を封入した前記密閉容器を搬送し、前記純水製造装置に設けられたホウ素吸着性樹脂混合イオン交換装置の使用時に、前記密閉容器の内部の前記混合樹脂を前記ホウ素吸着性樹脂混合イオン交換装置に充填する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ホウ素吸着性樹脂と、塩基性陰イオン交換樹脂及び酸性陽イオン交換樹脂の少なくとも一方とを混合し、
前記混合した後の混合樹脂を湿潤状態で密閉容器に封入し、
純水を製造する純水製造装置が配置された現場に前記混合樹脂を封入した前記密閉容器を搬送し、前記純水製造装置に設けられたホウ素吸着性樹脂混合イオン交換装置の使用時に、前記密閉容器の内部の前記混合樹脂を前記ホウ素吸着性樹脂混合イオン交換装置に充填する、混合樹脂の管理方法。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記密閉容器は、ガスバリア性樹脂又は金属を含むガスバリア層を備えている請求項1に記載の混合樹脂の管理方法。
【請求項3】
前記密閉容器の内部を不活性ガスで置換した状態で、前記混合樹脂を前記密閉容器に封入する請求項1に記載の混合樹脂の管理方法。
【請求項4】
前記ホウ素吸着性樹脂と、前記塩基性陰イオン交換樹脂及び前記酸性陽イオン交換樹脂の少なくとも一方とを、純水に入れた状態で混合し、
混合された前記混合樹脂を前記密閉容器に封入し、前記ホウ素吸着性樹脂混合イオン交換装置の使用時まで前記混合樹脂を湿潤状態で保管する請求項1に記載の混合樹脂の管理方法。
【請求項5】
ホウ素吸着性樹脂と、塩基性陰イオン交換樹脂及び酸性陽イオン交換樹脂の少なくとも一方と、を混合した混合樹脂が密閉容器に封入されている混合樹脂の包装構造。
【請求項6】
前記密閉容器は、ガスバリア性樹脂又は金属を含むガスバリア層を備えている請求項5に記載の混合樹脂の包装構造。
【請求項7】
前記密閉容器の内部を不活性ガスで置換した状態で、前記混合樹脂が前記密閉容器に封入されている請求項5に記載の混合樹脂の包装構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、混合樹脂の管理方法及び混合樹脂の包装構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、純水を製造する純水製造装置が知られている。
【0003】
下記特許文献1には、ホウ素吸着性樹脂と、他の樹脂であるイオン交換樹脂とを混合した混床樹脂塔を用いた純水製造装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6310819号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的に、イオン交換樹脂は納入から使用開始されるまでの間に汚染されることを防ぐため、密封されて販売されている。イオン交換樹脂の一種であるホウ素吸着性樹脂の場合は単体で密封された状態で販売されている。したがって、ホウ素吸着性樹脂と他の樹脂とを混合して充填された混床樹脂塔を使用する場合は、ホウ素吸着性樹脂と他の樹脂をそれぞれ単体で入手し、ホウ素吸着性樹脂と他の樹脂を混合して使用する。
【0006】
一般的にイオン交換樹脂塔は稼働する前に立ち上げ操作が必要となる。ここで立ち上げは、イオン交換樹脂塔に動力を供給して稼働できる状態、すなわち、イオン交換樹脂塔の処理水が十分な水質となり、組み込まれた純水製造システム、もしくは、超純水製造システムで、純水、もしくは、超純水を製造可能とすることをいう。例えば、イオン交換樹脂塔の立ち上げでは、イオン交換樹脂塔に純水を長時間通水することで、充填されているイオン交換樹脂を洗浄する。イオン交換樹脂塔の出口水は、初めは全有機炭素(TOC:Total Organic Carbon)が高いが、時間とともにTOCが減少し、やがてTOCが一定となる。この状態でイオン交換樹脂塔の立ち上げが完了し、イオン交換樹脂塔を稼働することが可能となる。このイオン交換樹脂塔の立ち上げに、数十日を要する場合がある。ここで、全有機炭素(TOC)とは、水中に存在する有機物を構成する炭素の総量であり、「水の汚れ」を示す水質指標のひとつである。
【0007】
特許文献1には、ホウ素吸着性樹脂と他の樹脂の混床樹脂塔が開示されている。しかし、このホウ素吸着性樹脂と他の樹脂の混床樹脂塔はホウ素吸着性樹脂と他の樹脂を混床樹脂塔に充填した後の混床樹脂塔の立ち上げに特に時間がかかるという問題があった。これは、ホウ素吸着性樹脂は不純物を多く含むことが原因と考えられていた。
【0008】
本開示は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、混合樹脂を充填した装置の立ち上げを早くすることができる混合樹脂の管理方法及び混合樹脂の包装構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記問題点を解決するために、第1態様に記載の混合樹脂の管理方法は、ホウ素吸着性樹脂と、塩基性陰イオン交換樹脂及び酸性陽イオン交換樹脂の少なくとも一方とを混合し、前記混合した後の混合樹脂を湿潤状態で密閉容器に封入し、純水を製造する純水製造装置が配置された現場に前記混合樹脂を封入した前記密閉容器を搬送し、前記純水製造装置に設けられたホウ素吸着性樹脂混合イオン交換装置の使用時に、前記密閉容器の内部の前記混合樹脂を前記ホウ素吸着性樹脂混合イオン交換装置に充填する。
【0010】
上記混合樹脂の管理方法において、前記密閉容器は、ガスバリア性樹脂又は金属を含むガスバリア層を備えていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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