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公開番号2025120714
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015743
出願日2024-02-05
発明の名称情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
出願人株式会社東芝,国立大学法人東海国立大学機構
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F17C 5/06 20060101AFI20250808BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】水素を含む気体を格納する容器をより効率的に管理する。
【解決手段】情報処理装置は、処理部を備える。処理部は、1つ以上の第1容器それぞれに格納される水素を含む気体の圧力を表す1つ以上の第1圧力と、1つ以上の第2容器それぞれに格納される気体の圧力を表す1つ以上の第2圧力と、第2容器それぞれの圧力の目標値である1つ以上の第3圧力と、を用いて、値が小さい第1圧力および値が大きい第3圧力から順に、第1圧力の気体を格納する第1容器から、第3圧力が目標値として設定され、第2圧力の気体を格納する第2容器に対して気体を供給できるか否かを判定する判定処理を実行する。処理部は、判定処理の結果を用いて、1つ以上の第2容器それぞれに対して気体を供給する1つ以上の第1容器を決定するとともに、第1容器から第2容器に対する気体の供給の順序を決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
1つ以上の第1容器それぞれに格納される水素を含む気体の圧力を表す1つ以上の第1圧力と、1つ以上の第2容器それぞれに格納される前記気体の圧力を表す1つ以上の第2圧力と、1つ以上の前記第2容器それぞれに前記気体を供給した後の圧力の目標値である1つ以上の第3圧力と、を用いて、値が小さい前記第1圧力および値が大きい前記第3圧力から順に、前記第1圧力の前記気体を格納する前記第1容器から、前記第3圧力が目標値として設定され、前記第2圧力の前記気体を格納する前記第2容器に対して前記気体を供給できるか否かを判定する判定処理を実行し、
前記判定処理の結果を用いて、1つ以上の前記第2容器それぞれに対して前記気体を供給する1つ以上の前記第1容器を決定するとともに、前記第1容器から前記第2容器に対する前記気体の供給の順序を決定する、
処理部
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記処理部は、
前記判定処理により、前記第2容器に前記気体を供給できると判定された前記第1容器を、前記第2容器に前記気体を供給する前記第1容器として決定するとともに、前記第2容器に前記気体を供給できると判定された順に従って、前記気体の供給の順序を決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記処理部は、
前記第1圧力と、前記第2圧力と、前記第3圧力と、前記第1容器の体積と、前記第2容器の体積と、を用いて、前記第2容器に格納される前記気体が前記第3圧力になるまで前記第1容器から前記第2容器に対して前記気体を供給できるか否かを判定し、
供給できない場合に、前記第1容器と前記第2容器との間で前記気体の圧力が平衡状態となるまで、前記第1容器から前記第2容器に前記気体を供給することを決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記処理部は、
前記平衡状態となるまで前記気体を供給される前記第2容器に対して、前記平衡状態での圧力を新たな第2圧力として、前記判定処理をさらに実行する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記処理部は、
前記第1圧力が前記第2圧力より大きい場合に、前記第1圧力の前記気体を格納する前記第1容器から前記第2圧力の前記気体を格納する前記第2容器に対して前記気体を供給できると判定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記処理部は、
1つ以上の前記第2容器それぞれについて、前記気体を供給する1つ以上の前記第1容器から前記気体を供給する順序を示す出力情報を出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記処理部は、
すべての前記第1容器から前記気体を供給できないと判定された前記第2容器が存在する場合、新たな前記第1容器を、前記判定処理の対象として追加し、
追加された前記第1容器を含む複数の前記第1容器の前記第1圧力と、前記第2圧力と、前記第3圧力と、を用いて、前記判定処理をさらに実行する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記処理部は、
前記第2容器に前記気体を供給できると判定された前記第1容器それぞれについて、前記第1容器が存在する第1拠点と、前記気体を供給する前記第2容器が存在する第2拠点と、が異なる場合に、前記第1拠点から前記第2拠点まで前記第1容器を移動することを示す移動情報を作成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
1つ以上の第1容器それぞれに格納される水素を含む気体の圧力を表す1つ以上の第1圧力と、1つ以上の第2容器それぞれに格納される前記気体の圧力を表す1つ以上の第2圧力と、1つ以上の前記第2容器それぞれに前記気体を供給した後の圧力の目標値である1つ以上の第3圧力と、を用いて、値が小さい前記第1圧力および値が大きい前記第3圧力から順に、前記第1圧力の前記気体を格納する前記第1容器から、前記第3圧力が目標値として設定され、前記第2圧力の前記気体を格納する前記第2容器に対して前記気体を供給できるか否かを判定する判定処理を実行するステップと、
前記判定処理の結果を用いて、1つ以上の前記第2容器それぞれに対して前記気体を供給する1つ以上の前記第1容器を決定するとともに、前記第1容器から前記第2容器に対する前記気体の供給の順序を決定するステップと、
を含む情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
1つ以上の第1容器それぞれに格納される水素を含む気体の圧力を表す1つ以上の第1圧力と、1つ以上の第2容器それぞれに格納される前記気体の圧力を表す1つ以上の第2圧力と、1つ以上の前記第2容器それぞれに前記気体を供給した後の圧力の目標値である1つ以上の第3圧力と、を用いて、値が小さい前記第1圧力および値が大きい前記第2圧力から順に、前記第1圧力の前記気体を格納する前記第1容器から、前記第3圧力が目標値として設定され、前記第2圧力の前記気体を格納する前記第2容器に対して前記気体を供給できるか否かを判定する判定処理を実行するステップと、
前記判定処理の結果を用いて、1つ以上の前記第2容器それぞれに対して前記気体を供給する1つ以上の前記第1容器を決定するとともに、前記第1容器から前記第2容器に対する前記気体の供給の順序を決定するステップと、
を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
脱炭素化に向けて水素エネルギーが注目されている。脱炭素化に向けた水素の利活用では、利用のみではなく、水素の製造、配送、および、貯蔵も含めた水素サプライチェーンが注目されている。水素サプライチェーンにおける水素の配送では、水素の製造拠点で作られた水素を容器(以下、水素容器)に格納して水素の需要拠点へ運ぶ必要がある。このとき、配送する水素容器、配送方法、および、配送ルート等を効率的に管理することが望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-067827号公報
特開2023-053516号公報
特開2021-157750号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、水素を含む気体を格納する容器をより効率的に管理することができる情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の情報処理装置は、処理部を備える。処理部は、1つ以上の第1容器それぞれに格納される水素を含む気体の圧力を表す1つ以上の第1圧力と、1つ以上の第2容器それぞれに格納される気体の圧力を表す1つ以上の第2圧力と、第2容器それぞれの圧力の目標値である1つ以上の第3圧力と、を用いて、値が小さい第1圧力および値が大きい第3圧力から順に、第1圧力の気体を格納する第1容器から、第3圧力が目標値として設定され、第2圧力の気体を格納する第2容器に対して気体を供給できるか否かを判定する判定処理を実行する。処理部は、判定処理の結果を用いて、1つ以上の第2容器それぞれに対して気体を供給する1つ以上の第1容器を決定するとともに、第1容器から第2容器に対する気体の供給の順序を決定する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1の実施形態の情報処理システムのブロック図。
記憶部に記憶されるデータの例を示す図。
第1の実施形態における情報処理のフローチャート。
ソートした後の入力データの例を示す図。
ソートした後の入力データの例を示す図。
最初にJ[j]>I[i]が満たされると判定される例を説明する図。
次にJ[j]>I[i]が満たされると判定される例を説明する図。
処理結果(出力情報)の例を示す図。
第2の実施形態の情報処理システムのブロック図。
第2の実施形態における情報処理のフローチャート。
第2の実施形態で用いられる入力データの例を示す図。
ソートした後の入力データの例を示す図。
最初にJ[j]>I[i]が満たされると判定される例を説明する図。
次にJ[j]>I[i]が満たされると判定される例を説明する図。
出力情報の例を示す図。
要素を追加した後の入力データの例を示す図。
第3の実施形態での各拠点の関係の例を示す図。
第3の実施形態の情報処理システムのブロック図。
第3の実施形態における情報処理のフローチャート。
第3の実施形態で用いられる入力データの例を示す図。
ソートした後の入力データの例を示す図。
第3の実施形態により得られる出力情報の例を示す図。
実施形態の装置のハードウェア構成図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報処理装置の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、以下では、水素を含む気体を格納する容器として、水素を格納する水素容器を用いる例を主に説明する。
【0008】
水素は、供給元の水素容器内の水素の圧力と供給先の水素容器内の水素の圧力との差を利用して、供給先の水素容器に供給される。従って、水素容器の配送方法などを検討するときには、供給元の水素容器内の水素の圧力が、供給先の水素容器内の水素の圧力より大きいという条件を考慮する必要がある。
【0009】
水素の配送に関する技術としては、例えば、水素の配送時に水素容器内の圧力を考慮しつつ総移動距離をなるべく抑えるように、水素容器の割当てスケジュールを作成する技術が提案されている。一方、水素のサプライチェーンを最適化する上では、水素容器の内部圧力を考慮して、複数の水素容器の使用順序を指定することが望ましい。
【0010】
また、配送する水素を最小化するためには、水素の製造拠点から運ぶ水素だけではなく、既に需要拠点に配送された水素容器内の水素(一部が使用済でもよい)も含めて効率よく水素が使用されることが望ましい。例えば、1つ以上の供給対象に対する水素を供給する1つ以上の水素容器の割り当て、および、供給する順序が、より効率的に水素を使用できるように最適化されることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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