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公開番号2025122267
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-21
出願番号2024017567
出願日2024-02-08
発明の名称コネクタユニットおよびワイヤハーネス
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 4/38 20060101AFI20250814BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】適正に端子同士の締結作業を行うことができるコネクタユニットおよびワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】コネクタユニットは、第1コネクタ10と、第2コネクタ20と、締結部材30と、を備え、締結部材30は、ボルト31と、第1接続端子11と当接する締結位置P1と、第1接続端子11と離間する締結解除位置P2と、の間で締結方向Zに沿ってスライド可能に支持されたカラー32と、ボルト31の頭部31aとの間に第1接続端子11および第2接続端子21とカラー32とを挟んだ状態でボルト31の軸部31bが締結されるナット33と、ボルト31に設けられてカラー32と係合し、ボルト31の締結動作に伴ってカラー32を締結解除位置P2から締結位置P1へと移動させると共に、ボルト31の締結解除動作に伴ってカラー32を締結位置P1から締結解除位置P2へと移動させる係合部材34と、を有する。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
第1接続端子を有した第1コネクタと、
前記第1接続端子と電気的に接続される第2接続端子を有し、前記第1コネクタと軸線方向に沿って嵌合される第2コネクタと、
前記第1接続端子と前記第2接続端子とを締結する締結部材と、を備え、
前記締結部材は、
前記軸線方向と交差する締結方向に沿って延在するボルトと、
前記締結方向に沿って並んだ前記第1接続端子および前記第2接続端子のうち一方と当接する締結位置と、前記一方と離間する締結解除位置と、の間で前記締結方向に沿ってスライド可能に支持された導電性を有するカラーと、
前記第1接続端子および前記第2接続端子のうち他方と当接し、前記ボルトの頭部との間に前記第1接続端子および前記第2接続端子と前記カラーとを挟んだ状態で前記ボルトの軸部が締結されるナットと、
前記ボルトに設けられて前記カラーと係合し、前記ボルトの締結動作に伴って当該ボルトと共に前記カラーを前記締結解除位置から前記締結位置へと移動させると共に、前記ボルトの締結解除動作に伴って当該ボルトと共に前記カラーを前記締結位置から前記締結解除位置へと移動させる係合部材と、
を有する、コネクタユニット。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第2コネクタは、前記ボルトおよび前記カラーが前記締結方向に沿って挿入される開口部が設けられた第2ハウジングを有し、
前記カラーは、外周面に前記開口部の内面と当接するシール部材が設けられた大径部と、前記大径部よりも小径に形成され外周面に前記係合部材の係合片が係合される溝部が設けられた小径部と、を有する、
請求項1に記載のコネクタユニット。
【請求項3】
前記第1コネクタは、前記第1接続端子を前記軸線方向に沿って突出させた状態で保持する第1ハウジングと、前記第1ハウジングに対して、前記第1接続端子を覆う閉位置と、前記第1接続端子を露出させる開位置と、の間で前記軸線方向に沿ってスライド可能に支持されたスライドカバーと、を有する、
請求項1または2に記載のコネクタユニット。
【請求項4】
前記スライドカバーは、前記閉位置において前記第1ハウジングと前記軸線方向に沿って係止される片持ちバネ状の係止片を有し、
前記第2コネクタは、前記第1コネクタとの嵌合動作に伴って前記係止片を前記軸線方向および前記締結方向と交差する幅方向に沿って変形させて当該係止片と前記第1ハウジングとの係止を解除する突起部を有する、
請求項3に記載のコネクタユニット。
【請求項5】
前記第2コネクタは、前記第1コネクタとの嵌合動作に伴って前記係止片と前記第1ハウジングとの係止が解除された状態で前記スライドカバーの先端部と当接することにより、当該スライドカバーを前記閉位置から前記開位置へと移動させる当接部を有する、
請求項4に記載のコネクタユニット。
【請求項6】
導電性を有する配索材と、
前記配索材の端末に設けられるコネクタユニットと、
前記コネクタユニットは、
第1接続端子を有した第1コネクタと、
前記第1接続端子と電気的に接続される第2接続端子を有し、前記第1コネクタと軸線方向に沿って嵌合される第2コネクタと、
前記第1接続端子と前記第2接続端子とを締結する締結部材と、を備え、
前記締結部材は、
前記軸線方向と交差する締結方向に沿って延在するボルトと、
前記締結方向に沿って並んだ前記第1接続端子および前記第2接続端子のうち一方と当接する締結位置と、前記一方と離間する締結解除位置と、の間で前記締結方向に沿ってスライド可能に支持された導電性を有するカラーと、
前記第1接続端子および前記第2接続端子のうち他方と当接し、前記ボルトの頭部との間に前記第1接続端子および前記第2接続端子と前記カラーとを挟んだ状態で前記ボルトの軸部が締結されるナットと、
前記ボルトに設けられて前記カラーと係合し、前記ボルトの締結動作に伴って当該ボルトと共に前記カラーを前記締結解除位置から前記締結位置へと移動させると共に、前記ボルトの締結解除動作に伴って当該ボルトと共に前記カラーを前記締結位置から前記締結解除位置へと移動させる係合部材と、
を有する、ワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタユニットおよびワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来のワイヤハーネスのコネクタユニットに関する技術として、例えば、特許文献1には、第1接続端子を有した第1コネクタと、第2接続端子を有した第2コネクタと、第1接続端子と第2接続端子とを締結する締結部材と、を備えたコネクタユニットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-96310号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した特許文献1に記載のコネクタユニットでは、例えば、締結部材による第1接続端子と第2接続端子との締結作業を適正に行う点で更なる改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、適正に端子同士の締結作業を行うことができるコネクタユニットおよびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るコネクタユニットは、第1接続端子を有した第1コネクタと、前記第1接続端子と電気的に接続される第2接続端子を有し、前記第1コネクタと軸線方向に沿って嵌合される第2コネクタと、前記第1接続端子と前記第2接続端子とを締結する締結部材と、を備え、前記締結部材は、前記軸線方向と交差する締結方向に沿って延在するボルトと、前記締結方向に沿って並んだ前記第1接続端子および前記第2接続端子のうち一方と当接する締結位置と、前記一方と離間する締結解除位置と、の間で前記締結方向に沿ってスライド可能に支持された導電性を有するカラーと、前記第1接続端子および前記第2接続端子のうち他方と当接し、前記ボルトの頭部との間に前記第1接続端子および前記第2接続端子と前記カラーとを挟んだ状態で前記ボルトの軸部が締結されるナットと、前記ボルトに設けられて前記カラーと係合し、前記ボルトの締結動作に伴って当該ボルトと共に前記カラーを前記締結解除位置から前記締結位置へと移動させると共に、前記ボルトの締結解除動作に伴って当該ボルトと共に前記カラーを前記締結位置から前記締結解除位置へと移動させる係合部材と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るコネクタユニットおよびワイヤハーネスでは、締結部材は、ボルトに設けられてカラーと係合し、ボルトの締結動作に伴って当該ボルトと共にカラーを締結解除位置から締結位置へと移動させると共に、ボルトの締結解除動作に伴って当該ボルトと共にカラーを締結位置から締結解除位置へと移動させる係合部材を有する。この構成により、コネクタユニットおよびワイヤハーネスは、例えば、係合部材によってカラーを締結解除位置から締結位置へと移動させることでカラーと第1接続端子および第2接続端子のうち一方とを当接させることができる一方で、カラーを締結位置から締結解除位置へと移動させることでカラーと第1接続端子および第2接続端子のうち一方とを離間させることができる。この結果、コネクタユニットおよびワイヤハーネスは、適正に端子同士の締結作業を行うことができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るワイヤハーネスに適用されるコネクタユニットの例示的な斜視図である。
図2は、実施形態に係るワイヤハーネスに適用されるコネクタユニットの例示的な分解斜視図である。
図3は、実施形態に係るコネクタユニットの第1コネクタの例示的な分解斜視図である。
図4は、実施形態に係る第1コネクタの例示的な幅方向と直交する断面図である。
図5は、実施形態に係る第1コネクタの例示的な締結方向と直交する断面図である。
図6は、実施形態に係るコネクタユニットの第2コネクタの例示的な斜視図である。
図7は、実施形態に係るコネクタユニットの係止片の近傍の例示的な斜視図(一部断面図)である。
図8は、実施形態に係る第1コネクタの例示的な斜視図であって、スライドカバーが開位置にある状態の図である。
図9は、実施形態に係るコネクタユニットの引き戻し突起の近傍の例示的な断面図である。
図10は、実施形態に係る第2コネクタおよび締結部材の例示的な分解斜視図である。
図11は、実施形態に係るコネクタユニットの例示的な断面図であって、締結部材の締結前の状態が示された図である。
図12は、実施形態に係るコネクタユニットの例示的な断面図であって、締結部材の締結後の状態が示された図である。
図13は、実施形態に係る締結部材のボルトおよび係合部材の例示的な斜視図である。
図14は、実施形態に係る締結部材のカラーの例示的な斜視図である。
図15は、実施形態に係る締結部材の例示的な断面図であって、カラーが締結位置にある状態の図である。
図16は、実施形態に係る締結部材の例示的な断面図であって、カラーが締結解除位置にある状態の図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、下記実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
【0010】
[実施形態]
図1は、実施形態に係るワイヤハーネスWHに適用されるコネクタユニット1の斜視図であり、図2は、コネクタユニット1の分解斜視図である。図1、2に示される本実施形態のコネクタユニット1は、自動車等の車両に配索されるワイヤハーネスWHに組み込まれるものである。ここで、ワイヤハーネスWHは、例えば、車両に搭載される各機器間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる配索材Wを束にして集合部品とし、コネクタ等で配索材Wを各機器に接続するようにしたものである。本実施形態のワイヤハーネスWHは、導電性を有する複数の配索材Wと、複数の配索材Wの端末に設けられるコネクタユニット1と、を備えている。コネクタユニット1は、例えば、配索材W側に設けられる第1コネクタ10と、端子台2側に設けられる第2コネクタ20と、後述する第1コネクタ10の第1接続端子11と第2コネクタ20の第2接続端子21とを締結する締結部材30(図2参照)と、を含んで構成される。なお、ワイヤハーネスWHは、この他、さらに、グロメットや、固定具など種々の構成部品を含んで構成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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