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公開番号
2025122508
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-21
出願番号
2024018054
出願日
2024-02-08
発明の名称
蓄電装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
10/658 20140101AFI20250814BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】隣り合う蓄電モジュール間にブラケットが配置される場合において、隣り合う蓄電モジュール同士の間における熱伝導を抑制することが可能な蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置100は、複数の蓄電モジュール10と、複数の蓄電モジュール10を収容するケース20と、X方向(所定方向)に並んで配置される2つの蓄電モジュール10の間に配置される連結ブラケット30(ブラケット)とを備える。ケース20は、複数の蓄電モジュール10を上側から覆うアッパーカバー22を含む。連結ブラケット30は、上面33aを含む。連結ブラケット30の上面33aは、アッパーカバー22と面接触する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の蓄電モジュールと、
前記複数の蓄電モジュールを収容するケースと、
前記複数の蓄電モジュールのうち、上下方向と直交する所定方向に並んで配置される2つの蓄電モジュールの間に配置されるブラケットと、を備え、
前記ケースは、前記複数の蓄電モジュールを上側から覆うアッパーカバーを含み、
前記ブラケットは、上面を含み、
前記ブラケットの前記上面は、前記アッパーカバーと面接触している、蓄電装置。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記ブラケットは、前記上面とは反対側の下面を含み、
前記ブラケットの前記下面は、前記2つの蓄電モジュールの各々の上端面よりも下方に位置する、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記ブラケットは、前記上面を構成する断熱材を含む、請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記アッパーカバーは、前記複数の蓄電モジュールと前記上下方向に対向する位置に設けられるカバー上面部を有し、
前記カバー上面部には、前記ブラケットの前記上面に沿って延びているとともに上方に隆起するように形成されているビード部が設けられており、
前記ビード部は、前記ブラケットの前記上面と面接触している、請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記ケースは、前記複数の蓄電モジュールを下方から支持するとともに、前記複数の蓄電モジュールの収容空間が形成されるように前記アッパーカバーと接続されるロアケースを含み、
前記アッパーカバーは、前記ロアケースと接続される接続部分、および、前記カバー上面部と前記接続部分とを連結する連結部を有し、
前記接続部分および前記連結部の少なくとも一方は、前記カバー上面部よりも剛性が低い、請求項4に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記ケースに収容される敷詰材をさらに備え、
前記ケースは、上方から見て、前記複数の蓄電モジュールを取り囲むように設けられる内側面を有し、
前記敷詰材は、前記複数の蓄電モジュールの少なくとも1つと前記内側面との間の空間に配置されている、請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項7】
前記2つの蓄電モジュールの各々は、前記所定方向において前記ブラケットと対向するように設けられる側面を含み、
前記ブラケットは、前記所定方向において、前記2つの蓄電モジュールの各々の前記側面同士の間の距離と略等しい幅を有する、請求項1または2に記載の蓄電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2023-046977号公報(特許文献1)には、上側ケースと、下側ケースと、蓄電モジュールとを備えるバッテリパック構造が開示されている。蓄電モジュールは、排煙口を有する複数の二次電池セルを含んでおり、ケース(上側ケースおよび下側ケース)に収容されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-046977号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1には記載されていないが、隣り合う蓄電モジュール同士の間にブラケットが配置される場合がある。この場合、蓄電モジュールからの発煙に起因して生じたデブリが、ブラケットの上面に堆積されるとともに隣りの蓄電モジュールまで拡散されることが考えられる。このため、堆積されたデブリを通じて隣の蓄電モジュールに熱が伝導される。これに起因して、上記隣の蓄電モジュールでも発煙が生じるため、蓄電モジュール間において発煙が連鎖する場合がある。この場合、発生した煙を通じて隣り合う蓄電モジュール同士が導通し、蓄電装置内において大規模な短絡が生じる。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、隣り合う蓄電モジュール間にブラケットが配置される場合において、隣り合う蓄電モジュール同士の間における熱伝導を抑制することが可能な蓄電装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係る蓄電装置は、複数の蓄電モジュールと、複数の蓄電モジュールを収容するケースと、複数の蓄電モジュールのうち、上下方向と直交する所定方向に並んで配置される2つの蓄電モジュールの間に配置されるブラケットと、を備える。ケースは、複数の蓄電モジュールを上側から覆うアッパーカバーを含む。ブラケットは、上面を含む。ブラケットの上面は、アッパーカバーと面接触している。
【0007】
本開示の一の局面に係る蓄電装置では、上記のように、ブラケットの上面は、アッパーカバーと面接触する。これにより、蓄電モジュールから発生した煙がブラケットとアッパーカバーとの間を通過するのを抑制することができる。その結果、ブラケットの上面にデブリが堆積するのを抑制することができるとともにデブリが拡散されるのを抑制することができる。これにより、デブリを通じて2つの蓄電モジュール同士の間において熱が伝導されるのを抑制することができる。
【0008】
上記一の局面に係る蓄電装置において、好ましくは、ブラケットは、上面とは反対側の下面を含む。ブラケットの下面は、2つの蓄電モジュールの各々の上端面よりも下方に位置する。このように構成すれば、煙がブラケットの下面の下方を通過するのを抑制することができる。その結果、煙が2つの蓄電モジュールを流通することに起因して2つの蓄電モジュール同士の間において熱が伝導されるのを抑制することができる。その結果、隣り合う2つの蓄電モジュール同士の間において発煙が連鎖するのを抑制することができる。
【0009】
上記一の局面に係る蓄電装置において、好ましくは、ブラケットは、上面を構成する断熱材を含む。このように構成すれば、ブラケットのアッパーカバーとの間に僅かにデブリが堆積した場合にも、断熱材により、2つの蓄電モジュール間において熱が伝導されるのをより抑制することができる。
【0010】
上記一の局面に係る蓄電装置において、好ましくは、アッパーカバーは、複数の蓄電モジュールと上下方向に対向する位置に設けられるカバー上面部を有する。カバー上面部には、ブラケットの上面に沿って延びているとともに上方に隆起するように形成されているビード部が設けられている。ビード部は、ブラケットの上面と面接触している。ここで、ビードが設けられる物体は、ビードが設けられていない物体に比べて剛性(曲げ剛性)が高くなる。したがって、上記のように構成することにより、アッパーカバーの剛性を高くしながら、2つの蓄電モジュール間において熱が伝導されるのを抑制することができる。また、上方に隆起するビード部にブラケットの上面が面接触するようにブラケットが配置されることにより、ブラケットをアッパーカバーの下方に配置するスペースを容易に確保することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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