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公開番号
2025122899
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018630
出願日
2024-02-09
発明の名称
画像生成装置、画像生成方法、及び画像生成プログラム
出願人
スタンレー電気株式会社
代理人
個人
主分類
H04N
23/741 20230101AFI20250815BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】路面描画パターンと周辺領域との明暗差が大きく、HDR機能付きの撮像装置の対応可能なレンジを超えている場合でも、ハレーションが発生しない(又はほとんど発生しない)画像を生成することができる画像生成装置等を提供する。
【解決手段】第1利得範囲で撮像した路面描画パターン及び周辺領域を含む第1画像群、及び、前記第1利得範囲より利得を抑制する方向に一定値シフトされた第2利得範囲で撮像した前記路面描画パターン及び前記周辺領域を含む第2画像群を取得する画像取得部64aと、前記路面描画パターンに対応する輪郭形状を定義する座標群を記憶した記憶部と、前記第1画像群それぞれの前記輪郭形状外側の周辺領域画像部分に基づき第1HDR画像を生成し、かつ、前記第2画像群それぞれの前記輪郭形状内側の路面描画パターン画像部分に基づき第2HDR画像を生成するHDR画像生成部64bと、を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載され、前記車両に搭載された照明装置により路面上に形成される路面描画パターン及び周辺領域を含みかつ前記車両に搭載された表示装置に表示される画像を生成する画像生成装置であって、
前記車両に搭載された撮像装置が第1利得範囲で露出を変えつつ撮像した前記路面描画パターン及び前記周辺領域を含む第1画像群、及び、前記撮像装置が前記第1利得範囲より利得を抑制する方向に一定値シフトされた第2利得範囲で露出を変えつつ撮像した前記路面描画パターン及び前記周辺領域を含む第2画像群を取得する画像取得部と、
前記路面描画パターンに対応する輪郭形状を定義する座標群を記憶した記憶部と、
前記第1画像群それぞれの前記輪郭形状外側の周辺領域画像部分に基づき所定画像処理することにより第1HDR画像を生成し、かつ、前記第2画像群それぞれの前記輪郭形状内側の路面描画パターン画像部分に基づき所定画像処理することにより第2HDR画像を生成するHDR画像生成部と、
前記第2HDR画像の明るさを調整する明るさ調整部と、
前記表示装置に表示される前記画像として、前記第1HDR画像の前記輪郭形状外側の周辺領域画像部分と明るさ調整後の前記第2HDR画像の前記輪郭形状内側の路面描画パターン画像部分とを合成した合成画像を生成する合成画像生成部と、を備える画像生成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記明るさ調整部は、前記第1HDR画像の明るさと同様の明るさとなるように、前記第2HDR画像の明るさを調整する請求項1に記載の画像生成装置。
【請求項3】
前記車両に取り付けられ、前記車両の周囲照度を検出する照度センサにより検出された周囲照度が閾値以下の場合、前記画像取得部は、前記撮像装置から前記第1画像群及び前記第2画像群を取得する請求項1に記載の画像生成装置。
【請求項4】
前記一定値は、前記撮像装置により撮像された画像の前記輪郭形状外側の周辺領域画像部分と前記輪郭形状内側の路面描画パターン画像部分とを比較することにより特定される請求項1に記載の画像生成装置。
【請求項5】
前記座標群により定義される前記輪郭形状は、水平面に対して平行の路面上に形成される前記路面描画パターンの外形より一回り大きい請求項1に記載の画像生成装置。
【請求項6】
前記周辺領域と前記路面描画パターンとの輝度差ごとに前記一定値を予め記憶した記憶部をさらに備え、
前記一定値が必要な場合、前記周辺領域と前記路面描画パターンとの輝度差を算出し、その輝度差が対応する一定値を前記記憶部から読み出す請求項1に記載の画像生成装置。
【請求項7】
車両に搭載され、前記車両に搭載された照明装置により路面上に形成される路面描画パターン及び周辺領域を含みかつ前記車両に搭載された表示装置に表示される画像を生成する画像生成方法であって、
前記車両に搭載された撮像装置が第1利得範囲で露出を変えつつ撮像した前記路面描画パターン及び前記周辺領域を含む第1画像群、及び、前記撮像装置が前記第1利得範囲より利得を抑制する方向に一定値シフトされた第2利得範囲で露出を変えつつ撮像した前記路面描画パターン及び前記周辺領域を含む第2画像群を取得し、
前記第1画像群それぞれの、記憶部に記憶された座標群により定義される輪郭形状外側の周辺領域画像部分に基づき所定画像処理することにより第1HDR画像を生成し、かつ、前記第2画像群それぞれの前記輪郭形状内側の路面描画パターン画像部分に基づき所定画像処理することにより第2HDR画像を生成し、
前記第2HDR画像の明るさを調整し、
前記表示装置に表示される前記画像として、前記第1HDR画像の前記輪郭形状外側の周辺領域画像部分と明るさ調整後の前記第2HDR画像の前記輪郭形状内側の路面描画パターン画像部分とを合成した合成画像を生成する画像生成方法。
【請求項8】
車両に搭載され、前記車両に搭載された照明装置により路面上に形成される路面描画パターン及び周辺領域を含みかつ前記車両に搭載された表示装置に表示される画像を生成する画像生成プログラムであって、
前記車両に搭載された撮像装置が第1利得範囲で露出を変えつつ撮像した前記路面描画パターン及び前記周辺領域を含む第1画像群、及び、前記撮像装置が前記第1利得範囲より利得を抑制する方向に一定値シフトされた第2利得範囲で露出を変えつつ撮像した前記路面描画パターン及び前記周辺領域を含む第2画像群を取得する処理、
前記第1画像群それぞれの、記憶部に記憶された座標群により定義される輪郭形状外側の周辺領域画像部分に基づき所定画像処理することにより第1HDR画像を生成し、かつ、前記第2画像群それぞれの前記輪郭形状内側の路面描画パターン画像部分に基づき所定画像処理することにより第2HDR画像を生成する処理、
前記第2HDR画像の明るさを調整する処理、
前記表示装置に表示される前記画像として、前記第1HDR画像の前記輪郭形状外側の周辺領域画像部分と明るさ調整後の前記第2HDR画像の前記輪郭形状内側の路面描画パターン画像部分とを合成した合成画像を生成する処理をコンピュータに実行させる画像生成プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像生成装置、画像生成方法、及び画像生成プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ギアポジションがバックギアになった場合、撮像装置により撮像され車両後方の路面上に形成された路面描画パターン及び周辺領域(周囲環境)を含む画像(映像)を車載モニタに表示する車両システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
本発明者らは、撮像装置としてHDR(High Dynamic Range)機能付きの撮像装置を用いることを検討した。HDR機能とは、被写体の明るさに応じた(又は被写体に適した)利得範囲で露出を変えつつ複数枚の画像を撮像し、複数の画像に基づきHDR処理することにより、複数の画像を合成しダイナミックレンジを拡大したHDR画像を生成する機能のことである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-108190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、路面描画パターンと周辺領域との明暗差が大きく、HDR機能付きの撮像装置の対応可能なレンジを超えている場合、路面描画パターン及び周辺領域を含む画像(特に、相対的に明るい路面描画パターンに対応する画像部分)にハレーションが発生する場合があるという課題がある。
【0006】
本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであり、路面描画パターンと周辺領域との明暗差が大きく、HDR機能付きの撮像装置の対応可能なレンジを超えている場合でも、ハレーションが発生しない(又はほとんど発生しない)画像を生成することができる画像生成装置、画像生成方法、及び画像生成プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示にかかる画像生成装置は、車両に搭載され、前記車両に搭載された照明装置により路面上に形成される路面描画パターン及び周辺領域を含みかつ前記車両に搭載された表示装置に表示される画像を生成する画像生成装置であって、前記車両に搭載された撮像装置が第1利得範囲で露出を変えつつ撮像した前記路面描画パターン及び前記周辺領域を含む第1画像群、及び、前記撮像装置が前記第1利得範囲より利得を抑制する方向に一定値シフトされた第2利得範囲で露出を変えつつ撮像した前記路面描画パターン及び前記周辺領域を含む第2画像群を取得する画像取得部と、前記路面描画パターンに対応する輪郭形状を定義する座標群を記憶した記憶部と、前記第1画像群それぞれの前記輪郭形状外側の周辺領域画像部分に基づき所定画像処理することにより第1HDR画像を生成し、かつ、前記第2画像群それぞれの前記輪郭形状内側の路面描画パターン画像部分に基づきHDR処理することにより第2HDR画像を生成するHDR画像生成部と、前記第2HDR画像の明るさを調整する明るさ調整部と、前記表示装置に表示される前記画像として、前記第1HDR画像の前記輪郭形状外側の周辺領域画像部分と明るさ調整後の前記第2HDR画像の前記輪郭形状内側の路面描画パターン画像部分とを合成した合成画像を生成する合成画像生成部と、を備える。
【0008】
このような構成により、路面描画パターンと周辺領域との明暗差が大きく、HDR機能付きの撮像装置の対応可能なレンジを超えている場合でも、ハレーションが発生しない(又はほとんど発生しない)画像を生成することができる。
【0009】
また、上記画像生成装置において、前記明るさ調整部は、前記第1HDR画像の明るさと同様の明るさとなるように、前記第2HDR画像の明るさを調整してもよい。
【0010】
また、上記画像生成装置において、前記車両に取り付けられ、前記車両の周囲照度を検出する照度センサにより検出された周囲照度が閾値以下の場合、前記画像取得部は、前記撮像装置から前記第1画像群及び前記第2画像群を取得してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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