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公開番号
2025122958
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018722
出願日
2024-02-09
発明の名称
鏡面角度調整装置
出願人
サカエ理研工業株式会社
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
B60R
1/072 20060101AFI20250815BHJP(車両一般)
要約
【課題】ミラーの鏡面の角度調整を安定して精度良く行える鏡面角度調整装置を提供すること。
【解決手段】アクチュエータ20で鏡面角度を調整する鏡面角度調整装置1において、アクチュエータ20は、軸方向への推進力を伝達可能にミラーホルダ12に係合するピロボールスクリュー50,80と、これらとともに回転可能に設けられたウォームホイール40,70と、ウォームホイール40,70を回転させるモータ30,60とを有し、ウォームホイール40,70は、軸方向と直交する方向における断面形状が三角形をなし、ピロボールスクリュー50,80を軸方向へ移動可能に配置する配置穴42,72を備え、ピロボールスクリュー50,80は、ミラーホルダ12との係合側とは反対側端部に、配置穴42,72の断面形状と同形状の三角形をなし、ウォームホイール40,70が回転する際、配置穴42,72の内面に線接触する当接部53,83を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ミラーを保持するミラーホルダと、
前記ミラーホルダを傾動させて前記ミラーの鏡面角度を調整するアクチュエータと、を有する鏡面角度調整装置において、
前記アクチュエータは、
ねじ機構により軸方向へ移動可能に設けられ、前記軸方向への推進力を伝達可能に前記ミラーホルダに対して係合するアジャスタと、
前記アジャスタと同軸に配置され、前記アジャスタとともに回転可能に設けられたウォームホイールと、
前記ウォームホイールに備わるギヤ部に噛み合うウォームが回転軸に装着されたモータと、
を有し、
前記ウォームホイールは、前記軸方向と直交する方向における断面形状が多角形をなし、前記アジャスタを前記軸方向へ移動可能に配置する配置穴を備え、
前記アジャスタは、前記ミラーホルダとの係合側とは反対側の端部に、前記配置穴の前記断面形状と同形状の多角形をなし、前記モータにより前記ウォームホイールが回転する際、前記配置穴の内面に線接触する当接部を備えている
ことを特徴とする鏡面角度調整装置。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
請求項1に記載する鏡面角度調整装置において、
前記ウォームホイールの前記ミラー側の端部には、前記配置穴の内側に張り出すように形成された抜け止め部が設けられている
ことを特徴とする鏡面角度調整装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載する鏡面角度調整装置において、
前記ウォームホイールの前記ギヤ部の内側には、空間が形成されている
ことを特徴とする鏡面角度調整装置。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載する鏡面角度調整装置において、
前記アジャスタ、前記ウォームホイール、及び前記モータを収容するためのベースと、カバーとを有し、
前記カバーは、前記アジャスタが移動可能に配置される開口部を備え、
前記開口部には、前記アジャスタと前記開口部との間を気密に保つシール部材が設けられている
ことを特徴とする鏡面角度調整装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ドアミラー等の鏡面の角度を調整するための鏡面角度調整装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば車両のドアミラー等には、ミラーの鏡面の角度をモータ駆動により調整するための鏡面角度調整装置が設けられている。この種の鏡面角度調整装置として、特許文献1に、雄ねじ部材、ナット部材(アジャスタ)、ギヤ部材(ウォームホイール)、及びモータを備える鏡面角度調整装置が開示されている。
【0003】
この鏡面角度調整装置では、ギヤ部材に溝を設けるとともに、ナット部材に突起を設け、ナット部材の突起をギヤ部の溝に嵌合している。これにより、モータの回転駆動によりギヤ部を回転させるとともに、ナット部材の突起を介して回転ナット部を回転させる。そして、回転ナット部が回転すると、雄ねじ部材に螺合するナット部が昇降することにより、ミラーの鏡面の角度を調整することができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6666772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の鏡面角度調整装置では、ギヤ部材(ウォームホイール)の回転力のナット部材(アジャスタ)への伝達が、ナット部材の小さな突起を介して行われている。そのため、ギヤ部材からナット部材に対して大きな回転力が作用すると、突起の根元に大きな力が集中して作用するため、突起が損傷してギヤ部材の回転力をナット部材へうまく伝達できなくなるおそれがある。そして、ギヤ部材の回転力をナット部材へうまく伝達できなくなると、ナット部材の昇降が安定しなくなるため、ミラーの鏡面角度の調整精度が低下してしまう。
【0006】
そこで、本開示は上記した問題点を解決するためになされたものであり、ミラーの鏡面の角度調整を安定して精度良く行うことができる鏡面角度調整装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するためになされた本開示の一形態は、
ミラーを保持するミラーホルダと、
前記ミラーホルダを傾動させて前記ミラーの鏡面角度を調整するアクチュエータと、を有する鏡面角度調整装置において、
前記アクチュエータは、
ねじ機構により軸方向へ移動可能に設けられ、前記軸方向への推進力を伝達可能に前記ミラーホルダに対して係合するアジャスタと、
前記アジャスタと同軸に配置され、前記アジャスタとともに回転可能に設けられたウォームホイールと、
前記ウォームホイールに備わるギヤ部に噛み合うウォームが回転軸に装着されたモータと、
を有し、
前記ウォームホイールは、前記軸方向と直交する方向における断面形状が多角形をなし、前記アジャスタを前記軸方向へ移動可能に配置する配置穴を備え、
前記アジャスタは、前記ミラーホルダとの係合側とは反対側の端部に、前記配置穴の前記断面形状と同形状の多角形をなし、前記モータにより前記ウォームホイールが回転する際、前記配置穴の内面に線接触する当接部を備えていることを特徴とする。
【0008】
この鏡面角度調整装置では、モータが回転駆動するとウォームホイールが回転し、このウォームホイールの回転に伴ってアジャスタも一体で回転する。アジャスタは回転すると、ねじ機構により、軸方向へ移動して昇降(前進/後退)する。このアジャスタの昇降に伴って、ミラーホルダが傾動するため、ミラーの鏡面角度を調節することができる。
【0009】
ここで、ウォームホイールの回転力は、アジャスタの当接部を介して、アジャスタへ伝達される。そして、ウォームホイールにおける配置穴の断面形状が多角形をなすとともに、アジャスタの当接部がウォームホイールの配置穴と同形状をなしているため、アジャスタの当接部が配置穴の内面に線接触した状態で、アジャスタはウォームホイールとともに回転する。そのため、ウォームホイールからアジャスタに対して大きな回転力が作用したとしても、接触面積が大きく、断面二次モーメントが大きいため、当接部において分散されて伝達される。
【0010】
従って、ウォームホイールの回転力を、精度良くかつ安定してアジャスタへ伝達することができる。これにより、アジャスタの昇降を正確かつスムーズに行うことができるため、ミラーの鏡面の角度調整を安定して精度良く行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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