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公開番号2025124412
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020451
出願日2024-02-14
発明の名称情報処理装置、車両、及びMaaS提供方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G01C 21/36 20060101AFI20250819BHJP(測定;試験)
要約【課題】車両のドアの開閉の障害となる物体の動画像解析による検出精度を高めつつ、車両の運転者の該物体に対する監視負担を軽減することを目的とする。
【解決手段】情報処理装置の制御部は、車両のドアよりも内側に設定される所定のエリアであって、ドアの開閉の障害となる物体の動画像解析による検出処理の対象である所定のエリアへの、車両外からの光の差し込みに関連するパラメータ値を取得する。情報処理装置の制御部は、パラメータ値が、所定のエリアへの光の差し込みによる検出処理の誤検出の増加が見込まれる所定条件を満たすか否かの判定処理を実行する。そして、制御部は、パラメータ値が所定条件を満たさないと判定した場合、検出処理を実行する。また、制御部は、パラメータ値が所定条件を満たすと判定した場合、検出処理の実行を禁止し、車両の運転者に対する、検出処理の実行の禁止についての通知情報を出力する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
車両のドアよりも内側に設定される所定のエリアであって、前記ドアの開閉の障害となる物体の動画像解析による検出処理の対象である所定のエリアへの、前記車両外からの光の差し込みに関連するパラメータ値を取得することと、
前記パラメータ値が、前記所定のエリアへの光の差し込みによる前記検出処理の誤検出の増加が見込まれる所定条件を満たすか否かの判定処理を実行することと、
前記パラメータ値が前記所定条件を満たさないと判定した場合、前記検出処理を実行し、
前記パラメータ値が前記所定条件を満たすと判定した場合、
前記検出処理の実行を禁止することと、
前記車両の運転者に対する、前記検出処理の実行の禁止についての通知情報を出力することと、
を実行するように構成される制御部を備える、
情報処理装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記パラメータ値は、前記車両の位置、前記車両の向き及び太陽の位置の各値を含み、
前記判定処理を実行することは、前記車両の位置、前記車両の向き及び前記太陽の位置の各値が前記所定条件を満たすか否かを判定することを含む、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記パラメータ値は、前記車両外における照度を更に含み、
前記判定処理を実行することは、前記照度、前記車両の位置、前記車両の向き、及び前記太陽の位置の各値が前記所定条件を満たすか否かを判定することを含む、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記パラメータ値が前記所定条件を満たすと判定した場合には、前記パラメータ値が前記所定条件を満たさないと判定した場合よりも、前記ドアの開閉速度を遅くなるように設定することと、
設定した前記開閉速度で前記ドアの開閉処理を実行することと、
を更に実行するように構成される、
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記車両においては、中央部分よりも下方に窓が設けられている、
請求項1に記載の情報処理装置を用いる、
車両。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理装置を用いた、
MaaS(Mobility as a Service)提供方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、車両、及びMaaS提供方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、監視システムが開示されている。監視システムにおいては、複数の移動体の各々の客室を撮影する撮影部によって撮影された撮影画像が取得される。監視システムにおいては、取得した撮影画像に基づいて、複数の移動体の各々の客室に存在する乗客の移動量が取得される。監視システムにおいては、取得した移動量に基づいて、乗客を監視する必要性の度合いを示す優先度が計算される。そして、監視システムにおいては、複数の移動体の各々の客室を表示切替時期に順次切り替えて表示する表示デバイスへの表示対象が、優先度に基づいて決定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-94724号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、車両のドアの開閉の障害となる物体の動画像解析による検出精度を高めつつ、車両の運転者の該物体に対する監視負担を軽減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に係る情報処理装置は、
車両のドアよりも内側に設定される所定のエリアであって、前記ドアの開閉の障害となる物体の動画像解析による検出処理の対象である所定のエリアへの、前記車両外からの光の差し込みに関連するパラメータ値を取得することと、
前記パラメータ値が、前記所定のエリアへの光の差し込みによる前記検出処理の誤検出の増加が見込まれる所定条件を満たすか否かの判定処理を実行することと、
前記パラメータ値が前記所定条件を満たさないと判定した場合、前記検出処理を実行し、
前記パラメータ値が前記所定条件を満たすと判定した場合、
前記検出処理の実行を禁止することと、
前記車両の運転者に対する、前記検出処理の実行の禁止についての通知情報を出力することと、
を実行するように構成される制御部を備える。
【発明の効果】
【0006】
本開示により、車両のドアの開閉の障害となる物体の動画像解析による検出精度を高めつつ、車両の運転者の該物体に対する監視負担を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、監視システムの概略構成を示す図である。
図2は、車両の側面における窓の配置の一例である。
図3は、車載装置の機能構成の一例を概略的に示すブロック図である。
図4は、太陽情報データベースに保持される太陽情報のテーブル構成の一例を示す図である。
図5は、条件情報データベースに保持される条件情報のテーブル構成の一例を示す図である。
図6は、制御部によって実行される処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
車両内において、ドアの付近に物体(人や物)が存在していると、該物体がドアの開閉の障害となる場合がある。そこで、車両内に設けられたカメラが撮像した動画像の解析によって、ドアの付近に物体が存在するか否かの判定が行われる。一方、ドアの付近に光が差し込む場合がある。このとき、動画像解析において差し込んでくる光が物体であると誤認される場合がある。そうすると、実際には存在しないにも関わらず、ドアの開閉の障害となる物体がドアの付近に存在していると判定されてしまう。
【0009】
そこで、本開示に係る情報処理装置の制御部は、所定のエリアへの車両外からの光の差し込みに関連するパラメータ値を取得する。ここで、所定のエリアは、車両のドアよりも内側に設定されるエリアであって、ドアの開閉の障害となる物体の動画像解析による検出処理の対象であるエリアである。情報処理装置の制御部は、パラメータ値が、所定のエリアへの光の差し込みによる検出処理の誤検出の増加が見込まれる所定条件を満たすか否かの判定処理を実行する。
【0010】
そして、制御部は、パラメータ値が所定条件を満たさないと判定した場合に、検出処理を実行する。また、制御部は、パラメータ値が所定条件を満たすと判定した場合に、検出処理の実行を禁止する。また、この場合において、制御部は、車両の運転者に対する、検出処理の実行の禁止についての通知情報を出力する。
(【0011】以降は省略されています)

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