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公開番号
2025125208
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-27
出願番号
2024021119
出願日
2024-02-15
発明の名称
インダクタ部品
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
H01F
17/00 20060101AFI20250820BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】コイル導体を外部電極に接続する接続パターンの封止性の低下を抑制することができるインダクタ部品を提供する。
【解決手段】インダクタ部品は、絶縁体で構成された素体と、素体の内部に設けられたコイル導体と、素体の外面に設けられた第1外部電極及び第2外部電極と、を備える。コイル導体は、コイル導体の軸方向に間隔を空けて並ぶ複数の仮想内面の各々に環状の軌道の一部を形成するように設けられた複数の導体パターンを備える。複数の導体パターンの少なくトンもひとつは、第1外部電極または第2外部電極と接続する複数の導体パターンを有する特定導体パターンである。特定導体パターンにおいて、複数の接続パターンの各々の第1幅は、特定導体パターンにおける前記複数の接続パターンを除く部分の第2幅以下である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
絶縁体で構成された素体と、
前記素体の内部に設けられたコイル導体と、
前記素体の外面に設けられた第1外部電極及び第2外部電極と、を備え、
前記コイル導体は、
前記コイル導体の軸方向に間隔を空けて並ぶ複数の仮想内面の各々に環状の軌道の一部を形成するように設けられた複数の導体パターンを備え、
前記複数の導体パターンの少なくともひとつは、前記第1外部電極または前記第2外部電極と接続する複数の接続パターンを有する特定導体パターンであり、
前記特定導体パターンにおいて、前記複数の接続パターンの各々の第1幅は、前記特定導体パターンにおける前記複数の接続パターン以外の部分の第2幅以下である、インダクタ部品。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記複数の接続パターンの各々の前記第1幅の合計は、前記第2幅以上である、請求項1に記載のインダクタ部品。
【請求項3】
前記複数の接続パターンの各々の前記第1幅は、250μm以下である、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
【請求項4】
前記複数の接続パターンの各々の厚みは、30μm以下である、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
【請求項5】
前記複数の接続パターンの各々は、互いに100μm以上離れて前記素体の外部へ引き出されている、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
【請求項6】
前記複数の接続パターンは、前記特定導体パターンの一端部において分岐しており、
前記複数の接続パターンの各々は、前記特定導体パターンの他端部に対して100μm以上離れている、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
【請求項7】
前記複数の接続パターンは、互いに平行または略平行に前記素体の外面へ引き出される、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
【請求項8】
前記複数の接続パターンの各々が前記素体の外面へ引き出される引出方向に沿って見て、前記複数の接続パターンは、前記軸方向及び前記引出方向に対して直交する直交方向において前記特定導体パターンの一端及び他端の間に位置する、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
【請求項9】
前記軸方向に沿って見て、前記複数の導体パターンが前記特定導体パターンから分岐する分岐部は、前記特定導体パターンの環内部から外れた位置にある、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、素体の内部にコイル導体が設けられたインダクタ部品に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、内部にコイルパターンが設けられた積層インダクタが開示されている。積層インダクタでは、電気絶縁層と導体パターンとが交互に積層され、各導体パターンの端部が順次接続される。これにより、各導体パターンが積層方向に重畳したコイルパターンが形成されている。コイルパターンの始端および終端が引き出しパターンを介して外部電極に接続されている。
【0003】
特許文献1に開示された積層インダクタでは、外部電極との接続の信頼性を向上すること及び浮遊容量を小さくすることを目的として、引き出しパターンの幅が、コイルの外側方向に徐々に広くなるように形成されている。これにより、引き出しパターンの幅が、コイルパターンの幅より大きくなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-354324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された積層インダクタのように、引き出しパターンの幅がコイルパターンの幅より大きい場合、引き出しパターンにおける電気抵抗をコイルパターンにおける電気抵抗より小さくすることができる。
【0006】
しかし、引き出しパターンの幅が大きい場合、以下の問題が発生するおそれがある。積層インダクタの製造過程における焼成の際、引き出しパターンと、引き出しパターンを上下から挟んでいる電気絶縁層との収縮差によって、引き出しパターンと電気絶縁層との間に隙間が発生するおそれがある。引き出しパターンの幅が大きい場合、引き出しパターンと電気絶縁層との間の隙間が大きくなる。引き出しパターンと電気絶縁層との間の隙間が大きくなると、積層インダクタにおいて電気絶縁層による引き出しパターンの封止性が低下するおそれがある。
【0007】
本開示は、コイル導体を外部電極に接続する接続パターンの封止性の低下を抑制することができるインダクタ部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様のインダクタ部品は、
絶縁体で構成された素体と、
前記素体の内部に設けられたコイル導体と、
前記素体の外面に設けられた第1外部電極及び第2外部電極と、を備え、
前記コイル導体は、
前記コイル導体の軸方向に間隔を空けて並ぶ複数の仮想内面の各々に環状の軌道の一部を形成するように設けられた複数の導体パターンを備え、
前記複数の導体パターンの少なくともひとつは、前記第1外部電極または前記第2外部電極と接続する複数の接続パターンを有する特定導体パターンであり、
前記特定導体パターンにおいて、前記複数の接続パターンの各々の第1幅は、前記特定導体パターンにおける前記複数の接続パターン以外の部分の第2幅以下である。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、コイル導体を外部電極に接続する接続パターンの封止性の低下を抑制することができるインダクタ部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の一実施形態に係るインダクタ部品の外観斜視図
図1に示すインダクタ部品の分解斜視図
図2に示す6個の絶縁体層のうちの1個の絶縁体層の正面図
図3のIV-IV断面を示す断面図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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