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公開番号2025125645
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024021699
出願日2024-02-16
発明の名称コイル部品及びこれを備えるワイヤレス電力伝送デバイス
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人
主分類H01F 38/14 20060101AFI20250821BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コイルから生じる輻射ノイズをより効果的にシールドする。
【解決手段】コイル部品1は、平面スパイラル状のコイルC1と、コイルC1の軸方向における一方側に位置する磁性体20と、コイルC1の軸方向における他方側に位置する導電性シート30と、を備える。導電性シート30は、ベタ状の透明導電膜32を含む。ベタ状の透明導電膜32は、不要な輻射ノイズをシールドする役割を果たす。これにより、コイルから生じる輻射ノイズが効果的にシールドされる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
平面スパイラル状のコイルと、
前記コイルの軸方向における一方側に位置する磁性体と、
前記コイルの前記軸方向における他方側に位置する導電性シートと、
を備え、
前記導電性シートは、ベタ状の透明導電膜を含む、
コイル部品。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記透明導電膜がグランドに接地される、
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記透明導電膜は、酸化インジウムスズ(ITO)から構成される、
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記透明導電膜は、第1金属酸化物膜、銀又は銀合金を含む金属膜、及び第2金属酸化物膜がこの順で積層された積層膜から構成される、
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項5】
前記透明導電膜のシート抵抗が10Ω/□以下である、
請求項4に記載のコイル部品。
【請求項6】
前記透明導電膜のシート抵抗が4Ω/□以下である、
請求項5に記載のコイル部品。
【請求項7】
前記透明導電膜のシート抵抗が1Ω/□以上である、
請求項6に記載のコイル部品。
【請求項8】
前記透明導電膜は、本体部を含み、
前記透明導電膜の前記本体部の外周エッジは、前記軸方向から見て、前記コイルの最外周ターンの外周エッジよりも外側に位置し、且つ、前記磁性体の外周エッジよりも内側に位置する、
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項9】
前記透明導電膜をグランドに接続する接続導体をさらに備え、
前記透明導電膜は、前記本体部に接続され、前記磁性体を超えて外側に延在する突出部をさらに含み、
前記接続導体は、導電性接着剤を介して前記透明導電膜の前記突出部に接着される、
請求項8に記載のコイル部品。
【請求項10】
前記透明導電膜にスリットが設けられている、
請求項1に記載のコイル部品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コイル部品及びこれを備えるワイヤレス電力伝送デバイスに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コイルを含むワイヤレス充電モジュールと電子デバイスの間に櫛歯構造のシールド層を設けることによって、ワイヤレス充電モジュールから発生する輻射ノイズをシールドする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-214705号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示においては、コイルから生じる輻射ノイズをより効果的にシールドする技術が説明される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面によるコイル部品は、平面スパイラル状のコイルと、コイルの軸方向における一方側に位置する磁性体と、コイルの軸方向における他方側に位置する導電性シートと、を備え、導電性シートは、ベタ状の透明導電膜を含む。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、コイルから生じる輻射ノイズをより効果的にシールドする技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の一実施形態によるコイル部品1の構造を説明するための略断面図である。
図2は、基材10の一方の表面11に形成された導体パターンの形状を示す略平面図である。
図3は、基材10の他方の表面12に形成された導体パターンの形状を示す略平面図である。
図4は、導電性シート30の構造の第1の例を説明するための模式的な断面図である。
図5は、導電性シート30の構造の第2の例を説明するための模式的な断面図である。
図6は、本実施形態によるコイル部品1をZ方向から見た略平面図である。
図7(a)は図6に示すA-A線に沿った略断面図であり、図7(b)は図6に示すB-B線に沿った略断面図である。
図8は、コイルC1に交流を印加した場合に、図1に示す載置面Sに生じる電界の周波数特性を示すグラフであり、導電性シート30が存在しない場合の特性を示している。
図9は、導電性シート30のシート抵抗とノイズレベルの関係を示すグラフである。
図10は、第1の変形例によるコイル部品1AをZ方向から見た模式的な平面図である。
図11は、第2の変形例によるコイル部品1BをZ方向から見た模式的な平面図である。
図12は、第3の変形例によるコイル部品1CをZ方向から見た模式的な平面図である。
図13は、コイル部品1を用いたワイヤレス電力伝送デバイス60のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照しながら、本開示に係る技術の実施形態について詳細に説明する。
【0009】
図1は、本開示の一実施形態によるコイル部品1の構造を説明するための略断面図である。
【0010】
図1に示すように、本実施形態によるコイル部品1は、コイルC1と、コイルC1を軸方向の一方側に位置する磁性体20と、コイルC1の軸方向における他方側に位置する導電性シート30とを備えている。図1に示す例の場合、磁性体20はコイルC1のほぼ全面を軸方向における一方側から覆い、導電性シート30はコイルC1のほぼ全面を軸方向における他方側から覆っている。コイルC1は、PETフィルムなどからなる基材10の表面11,12にそれぞれ設けられたコイルパターン100,200によって構成されている。図1では、説明の便宜上、コイル部品1を構成する部材同士の間に隙間が存在しているが、これらの構成部材は接着シートを用いて互いに固定されていてもよい。例えば、コイルC1の一方の表面は、図示しない接着シートを介して磁性体20に接着固定され、コイルC1の他方の表面は、図示しない接着シートを介して導電性シート30に接着固定されていても構わない。
(【0011】以降は省略されています)

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