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公開番号2025125655
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024021720
出願日2024-02-16
発明の名称トナーの製造方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 9/08 20060101AFI20250821BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】反応槽壁面や撹拌翼等といった生産装置へのスケール付着が抑制されたトナーの製造方法の提供。
【解決手段】水系媒体中において泡の発生を伴いながら樹脂粒子が形成される粒子形成工程を有するトナーの製造方法であって、
該水系媒体がファインバブルを含有する水系媒体であり、該ファインバブルの個数平均粒径が1.0×101nm以上1.0×105nm以下であり、該ファインバブルの個数濃度が1.00×105個/mL以上であることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
水系媒体中において泡の発生を伴いながら樹脂粒子が形成される粒子形成工程を有するトナーの製造方法であって、
該水系媒体がファインバブルを含有する水系媒体であり、
該ファインバブルの個数平均粒径が1.0×10
1
nm以上1.0×10
5
nm以下であり、該ファインバブルの個数濃度が1.00×10
5
個/mL以上であることを特徴とするトナーの製造方法。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記粒子形成工程が、水系媒体中に分散された液滴粒子中の重合性単量体を、重合開始剤を用いて重合して樹脂粒子を形成する工程であって、発生する前記泡が、重合開始剤の開裂に伴って生じる気体に起因するものである、請求項1に記載のトナーの製造方法。
【請求項3】
前記粒子形成工程が、水系媒体を撹拌しながら行われる工程で、発生する前記泡が、撹拌に伴って生じるものである、請求項1に記載のトナーの製造方法。
【請求項4】
前記粒子形成工程における撹拌機吐出量をQ(L/min)、前記水系媒体の総量をV(L)、
前記水系媒体の温度をT(℃)としたときに以下の関係式(1)
T<500×Q/V+30・・・式(1)
を満たす、請求項1または2に記載のトナーの製造方法。
【請求項5】
前記ファインバブルの個数濃度をA(個/mL)、前記ファインバブルの個数平均粒径をB(nm)としたときに以下の関係式(2)
A/B>1.0×10
3
・・・式(2)
を満たす、請求項1または2に記載のトナーの製造方法。
【請求項6】
前記粒子形成工程が、水系媒体中に分散された液滴粒子中の重合性単量体を、重合開始剤を用いて重合して樹脂粒子を形成する工程であって、
重合開始剤を投入後に昇温する工程を有し、該昇温工程において、0.3℃/min以下の速度で昇温する、請求項1または2に記載のトナーの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真法、静電記録法、トナージェット方式記録法に用いられるトナーの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
トナーの製造方法として、重合性単量体、着色剤、離型剤や結晶性樹脂などの結晶性成分等の混合物を水系媒体中にて分散しトナー粒子を得る懸濁重合法、乳化重合凝集法等が提案されている。上述の水系媒体中でトナーを製造する湿式製法は、離型剤や結晶性樹脂を内包できる特性や形状を制御しやすい等の特性などにより、水系媒体を利用しない乾式での製造方法である粉砕法に比べ、現像性や転写性が優れている。
しかしながら、このような湿式のトナー製造方法では、以下に述べる様な解決すべき問題点も有している。例えば、湿式状況下では、撹拌条件やトナーの処方によっては重合反応中に泡が発生してしまう。その泡は反応槽壁面や撹拌翼の気液界面上に広く接することになる。反応槽壁面や撹拌機と広く接した泡は、熱により溶融若しくは化学反応をおこすことにより硬いスケールとなる。更に連続生産を経てその付着が蓄積していくことにより、反応釜の均一撹拌不良や付着物による温調不良、配管詰まり等の問題が発生する。装置への付着を除去するための清掃作業には、手間と時間を要し、しかも、その間は、該反応槽を用いた反応を休止せざるを得ないため、生産性に問題を生じる。そのため、泡の発生を抑制することが広く求められている。
特許文献1では、連続重合法で反応系内の分散安定剤を自由分散させるなどの工夫によってスケール付着を低減する製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-92184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、生成された泡に関しては、反応槽内に泡が存在する時間を短くすることで一定のスケール付着抑制の効果が期待できるものの、時間を短くしても泡はどうしても発生してしまう。その泡を起因としてスケールは生成されていくため、スケール付着量を抑制させるための更なる改善方法が求められている。
本発明は、反応槽壁面や撹拌翼等といった生産装置へのスケール付着が抑制され、規格外トナー粒子である粗粒の低減も可能なトナーの製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、水系媒体中において泡の発生を伴いながら樹脂粒子が形成される粒子形成工程を有するトナーの製造方法であって、該水系媒体がファインバブルを含有する水系媒体であり、
該ファインバブルの個数平均粒径が1.0×10
1
nm以上1.0×10
5
nm以下であり、該ファインバブルの個数濃度が1.00×10
5
個/mL以上であることを特徴とするトナーの製造方法に関する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、反応槽壁面や撹拌翼等といった生産装置へのスケール付着が抑制され、規格外トナー粒子である粗粒の低減も可能なトナーの製造方法を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本開示において、数値範囲を表す「XX以上YY以下」や「XX~YY」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。
【0008】
〔本発明の特徴〕
本発明のトナーの製造方法は、水系媒体中において泡の発生を伴いながら樹脂粒子が形成される粒子形成工程を有するトナーの製造方法であって、
該水系媒体がファインバブルを含有する水系媒体であり、
該ファインバブルの個数平均粒径が1.0×10
1
nm以上1.0×10
5
nm以下であり、該ファインバブルの個数濃度が1.00×10
5
個/mL以上であることを特徴とするものである。このようなトナーの製造方法により、反応槽壁面や撹拌翼等といった生産装置へのスケールの付着が抑制されたトナー粒子を製造することができる。
【0009】
本発明の効果が発現する理由について、本発明者らは次のように考えている。
【0010】
該粒子形成工程において、該水系媒体に含有される該ファインバブルの個数平均粒径が1.0×10
1
nm~以上1.0×10
5
nm以下であり、水系媒体に含有される該ファインバブルの個数濃度が1.00×10
5
個/mL以上存在することによって、重合反応や撹拌に起因して発生する泡は、よりエネルギー的に有利となりうる該ファインバブルの界面を核として形成される。更に水系媒体中に無数の核となりうるファインバブルが存在することにより、重合反応や撹拌に起因して発生する一つ一つの泡がより小径となっていくことが考えられる。なぜなら、一般的に、発生する泡の表面エネルギーは下記式(A)で表される。
B=4aπr
2
-4/3bπr
3
・・・ 式(A)
B:泡の表面エネルギー
r:泡の半径
a及びb:媒体等により変化する係数
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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