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公開番号
2025126793
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-29
出願番号
2024023207
出願日
2024-02-19
発明の名称
磁気ディスク用アルミニウム合金板、磁気ディスク用アルミニウム合金ブランク、及び磁気ディスク用アルミニウム合金サブストレート
出願人
株式会社神戸製鋼所
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
G11B
5/73 20060101AFI20250822BHJP(情報記憶)
要約
【課題】良好な剛性を有し、且つ、磁性膜スパッタ時の熱変形を抑制できる磁気ディスク用アルミニウム合金板、磁気ディスク用アルミニウム合金板ブランク、及び磁気ディスク用アルミニウム合金板サブストレートを提供する。
【解決手段】Mg:0.1~7.0質量%、Cr:0.005~1.0質量%、Be:3~100質量ppm、Mnを含有し、Ti:100質量ppm以下、Si:0.20質量%以下であって、Fe、Mn及びNiの少なくとも1種以上の合計:0.03~5.9質量%であり、残部がAl及び不純物からなり、アルミニウム母相中のMn固溶量が0.03質量%以上である磁気ディスク用アルミニウム合金板。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
Mg:0.1~7.0質量%、
Cr:0.005~1.0質量%、
Be:3~100質量ppm、
Mnを含有し、
Ti:100質量ppm以下、
Si:0.20質量%以下であって、
Fe、前記Mn及びNiの少なくとも1種以上の合計:0.03~5.9質量%であり、
残部がAl及び不純物からなり、
アルミニウム母相中のMn固溶量が0.03質量%以上である磁気ディスク用アルミニウム合金板。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記Fe:0~1.00質量%、
前記Mn:0.03~1.4質量%、及び
前記Ni:0~3.5質量%のうちの少なくとも1種以上を含有する、請求項1に記載の磁気ディスク用アルミニウム合金板。
【請求項3】
さらに、Cu:1.0質量%以下、及びZn:1.0質量%以下のうちの少なくとも1種以上を含有する、請求項1又は2に記載の磁気ディスク用アルミニウム合金板。
【請求項4】
ヤング率が70GPa以上である、請求項1又は2に記載の磁気ディスク用アルミニウム合金板。
【請求項5】
応力緩和率が90%以下である、請求項1又は2に記載の磁気ディスク用アルミニウム合金板。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の磁気ディスク用アルミニウム合金板から得られる磁気ディスク用アルミニウム合金ブランク。
【請求項7】
請求項6に記載の磁気ディスク用アルミニウム合金ブランクから得られる磁気ディスク用アルミニウム合金サブストレート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気ディスク用アルミニウム合金板、磁気ディスク用アルミニウム合金ブランク、及び磁気ディスク用アルミニウム合金サブストレートに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
情報のデジタル化やインターネットの普及に伴い大量のデジタルデータが取り扱われることから、データセンターを中心にハードディスクドライブ(HDD)の大容量化が求められている。HDDの大容量化のため、HDD一台あたりの磁気ディスクの搭載枚数を増やすことを目的として、磁気ディスクの薄肉化が検討されている。
【0003】
しかしながら、磁気ディスクの回転駆動時において、特に速い回転速度でデータ転送速度を向上しようとすると、磁気ディスクが薄いほど、微細な振動の発生確率が高くなる。
【0004】
このように薄肉化された磁気ディスクの振動抑制手段のひとつに、基板の高剛性化が挙げられる。
例えば、特許文献1、2では、基板の剛性向上を目的として、アルミニウム合金板において、Fe、Mn、及びNiの少なくとも1種を特定量添加した化学組成を採用し、磁気ディスクの基板自体の剛性を高くしている。
【0005】
また、磁気ディスク用の基板に関して、「平坦度」という指標は、当該基板を用いたハードディスクドライブ(HDD)の性能を大きく左右することから、非常に重要な指標である。
基板の生産過程においては、熱歪みによる変形が懸念され、この変形は、基板の平坦度に悪影響を及ぼし、規格外品の発生を招く要因となる。
現在、資源枯渇の観点から、様々なもののリサイクルが進み、多量に消費されている金属のリサイクルも以前から行われている。上記の規格外品もリサイクルを通じて再利用されることが可能であるが、熱歪みを抑制することで、規格外品の発生を抑制することが肝要である。
【0006】
例えば、特許文献3には、特定の化学組成を有し、板厚方向の化合物数勾配が特定値以上である、平坦度に優れた磁気ディスク用アルミニウム合金板が記載されている。
【0007】
ここで、特許文献4に示されているように、磁気ディスク用基板では、磁性膜スパッタ時に生じる熱膨張によって把持部分周りに熱歪みが生じることが知られている。そのため、平坦度に優れた磁気ディスクとするには、磁気ディスク用基板の熱歪みによる変形を抑制することが必要である。
【0008】
熱歪みによる変形を抑制するという観点においては、例えば特許文献5には、特定の化学組成を有し、熱処理前後における圧延平行方向の耐力差が特定値以上であるキャップ用アルミニウム合金板とすることにより、優れた耐応力緩和特性が発揮でき、熱変形が抑制できる旨が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特許第7132289号公報
特許第6684139号公報
特開2023-004878号公報
特開2022-010156号公報
特開2021-011621号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
このように、磁気ディスク用アルミニウム合金板においては、良好な剛性、及び熱変形の抑制はいずれも重要であるが、これらを両立する磁気ディスク用アルミニウム合金板については、検討の余地が残されていた。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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